SSブログ

ボクは、十二単に恋をする(銀河劇場 10/28 19:00)

これは一体……

ある意味必見のトンデモ話。

光ちゃん(光源氏)は朱雀銀行頭取(桐壺氏)の次男。ラメやスカジャンみたいな刺繍の平安時代の衣装アレンジに茶髪。妻は財務次官の娘の葵、政略結婚。藤原商事のOL朧月夜(パンツスーツ)とアバンチュール。掃除のオバサンは末摘花。社史編纂室に花散里(なぜかオカマ)。六条が葵を殺すのは2ちゃんに「××」って書いたから。須磨支店に左遷…「須磨海岸なう…って電波ねーよ!!」

っていう話なわけ。なんじゃこりゃー!笑っていいの?いいんだよね?なら、もっと徹底して笑いを追求して! かろうじて駒田さんと朧月夜役の人が笑いのを実現できてた。いやあ、すごいもん観ちゃった。

しかし、曲がすべて大黒摩季なんです。合わないなあ。漢語(尊敬、努力、束縛…)で、しかも応援ソングは源氏物語に全く合わない。

リカちゃんはかっこよかったです。ひたすら。プレイボーイでキンキラキンの衣装でウルウルお目目で女の子たちを見つめる図に、笑いながらも、ときめいてしまった。その上、ラスト近くで泣いておられた。この話でそこまで入り込めるって、すごい。さすがだ。

びばり、もとい大月さゆちゃんは朱雀銀行のOLで頭中将の彼女(だからその設定は何…)という役どころでイキイキしてました。タカラヅカにいるときは元気なイメージだったけど、外に出るとクラシカルだね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

エリザベート(帝国劇場 10/23 17:30)

そういえば、土曜にエリザを観てきたのでした。

お目当ては石丸トートと杜ゾフィ。

石丸トートはお歌が上手かった。当たり前なんだけどさ。歌ウマトートって、何年ぶりだろう…オサ以来か…。オサ、サエコ、ミズ、アサコ…、うっちー、武田真治…。上手すぎて、心地よくて、寝る……。オサだって好き勝手歌ってたからなぁ、へー、トートってこんなメロディー歌ってたんだ~(すやすや)。

優等生的トートでした。さすがに歌上手くて、世界全体を包んでました。ちゃんと石丸トートの世界でした。でも、全然怖くなかった。まがまがしくなかった。むしろ優しげ。優等生。えー、それってトートなのかなあ…、うーん。

カーテンコールで「にこっ」と笑った石丸さんを見て、そうそう、こういうチャーミングさがいかせる役のほうがいいよ、と思ってしまった。。。

杜ゾフィは男前だった。今まで観た東宝ゾフィ、みんな好きだけど、気品のカン様、威厳のいーちゃんさん、そしてカリンチョさんは男前だった。とってもわかりやすかった。

そんな中、コムシシィがこんな姑と合わないのはよくわかるし、優しげなトートになんですぐなびかないのか、よっぽどこいつ頑固だよな、って感じで、コムシシィの特徴が際立った配役と言えなくもない。
フランツは石川禅。この人、昔は「冴えないなあ」と思ってたけど、あの高くて頭良さそうなテノールはフランツ役にピッタリだし、頭いいのにお母さんのいいなりってのが、なんかすごく合ってた。年相応になってきたということかしら。ヒゲと言えば、今ヒゲに飢えてる私(サブリナの執事はなぜヒゲじゃなかったのだろーか)、村井マックスに釘付け。あー、ほんと村井さん好きだわ。ルドルフは浦井くん。浦井くんと石丸トートの「闇が広がる」…この曲ってこんな歌詞でこんなメロディーだったんだ!! などと思ってしまったです。ほんと、歌ウマに縁のないワタクシです。

演出にいろいろ変更があったような気もするのですが、だんだんわからなくなってきた。。。

そして、タカラヅカの一期一会ってやっぱりいいな、とか思ってしまった。オペラとかミュージカルの、人気演目を何度もキャスト変えて上演してその違いを楽しむ、っていう観方は確かにあると思うのですが、自分はそういった観方にはあまり魅力を感じていないのだ。といまさら気付く。

タカラヅカの、新作で、宛書きで、次どんな作品なんだろう、どんな役なんだろう、というあのドキドキ感。大失敗も含めて愛おしい。そして短いジェンヌ人生を一回一回の舞台に賭ける、あの有り方。…あー、タカラヅカが観たいなあ、と思ってしまった。

でも今、タカラヅカは新作や宛書きが極端に減っている。名作映画のリメイクか、再演、海外ミュージカルばっかり。そのうえ…。つまんねー!!
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。