獣の柱(シアタートラム 5/19)、終わりのない(世田谷パブリックシアター 11/2) [観劇メモ(ヅカ以外)]
だいぶ前なのに感想を書いていない感想がある。
それは5月のイキウメ公演「獣の柱」。
じつは、これを観た前の日に、猫が天国に行ってしまったのだ。
チケットあるけど、猫の看病で行けないな、と思っていて、
だけどちょうど前日に。。
(詳細はここに書きました)
獣の柱は再演で、前のとはだいぶ変わってた。
謎の柱が天から降ってきて人間に災いをもたらすんだけど、
なぜ降ってくるか、気象現象なのか、神のようなものなのか、宇宙人なのか、、、
再演で少しそれを明らかにしつつ、謎は深まる、という。
猫を看取るのは初めてで、
死というのはどういうことなのか、ものすごく考えさせられていた。
息をしているけど心臓は動いていない、みたいな状態が最期にあって。
生と死の間ははっきりとは分かれていないのではないか? とか、
そんなことを考えていたのと、
イキウメとは、あまりにもマッチする。
夫と観劇後、三茶をうろうろしながら、
涙目でうるうるしながら、ずっとそんなことを話した。
なので、公演の細部をあまり覚えていないんですよね。
初演のDVDはあるので、再演のDVDを買っておさらいしないとね。
(イキウメの過去公演のDVD、ほぼコンプリートしております!)
で、次のイキウメは11月の「終わりのない」。
これまた偶然なんだけど、この公演を観た翌日に、
新しい猫がやってきたんです。
しばらくは喪に服すつもりだったんだけど、
友人の友人宅のガレージで野良猫が子猫を産んだとのことで。
「イキウメ」と猫がリンクするのは、つくづく象徴的だと思う。
猫は、人間が制御できない自然や、時間や、生命を、
私に教えてくれる存在。
「イキウメ」は、時間や生命の不思議を、オカルトっぽく、哲学っぽく提示してくれる。
「終わりのない」は「イリアス」をモチーフに、量子力学をからめ、
今ココ、とパラレルにある別の今ココに主人公が飛んだり、
過去? や未来? に飛んだりすることで、「意識」とは何なのかを考える話。
主役の山田裕貴、かわいい顔立ちなのに声がしっかりしていて、
すごく舞台向きでいい。
この演技で何かの賞をとってましたね。
印象的だったのが、未来の宇宙船の中で、
人間型のAI端末が、マザーコンピューターから切り離されたところで、
「個人」としての「意識」を持ち出すところ。
鳥肌が立った。
つくづく、浜田信也のロボット感が、
「イキウメ」のSFにリアリティを与えているんだよなあ。
というわけで、今は生後4か月の子猫二匹が家の中を走り回っております。
まったく、制御できません(笑)。
それは5月のイキウメ公演「獣の柱」。
じつは、これを観た前の日に、猫が天国に行ってしまったのだ。
チケットあるけど、猫の看病で行けないな、と思っていて、
だけどちょうど前日に。。
(詳細はここに書きました)
獣の柱は再演で、前のとはだいぶ変わってた。
謎の柱が天から降ってきて人間に災いをもたらすんだけど、
なぜ降ってくるか、気象現象なのか、神のようなものなのか、宇宙人なのか、、、
再演で少しそれを明らかにしつつ、謎は深まる、という。
猫を看取るのは初めてで、
死というのはどういうことなのか、ものすごく考えさせられていた。
息をしているけど心臓は動いていない、みたいな状態が最期にあって。
生と死の間ははっきりとは分かれていないのではないか? とか、
そんなことを考えていたのと、
イキウメとは、あまりにもマッチする。
夫と観劇後、三茶をうろうろしながら、
涙目でうるうるしながら、ずっとそんなことを話した。
なので、公演の細部をあまり覚えていないんですよね。
初演のDVDはあるので、再演のDVDを買っておさらいしないとね。
(イキウメの過去公演のDVD、ほぼコンプリートしております!)
で、次のイキウメは11月の「終わりのない」。
これまた偶然なんだけど、この公演を観た翌日に、
新しい猫がやってきたんです。
しばらくは喪に服すつもりだったんだけど、
友人の友人宅のガレージで野良猫が子猫を産んだとのことで。
「イキウメ」と猫がリンクするのは、つくづく象徴的だと思う。
猫は、人間が制御できない自然や、時間や、生命を、
私に教えてくれる存在。
「イキウメ」は、時間や生命の不思議を、オカルトっぽく、哲学っぽく提示してくれる。
「終わりのない」は「イリアス」をモチーフに、量子力学をからめ、
今ココ、とパラレルにある別の今ココに主人公が飛んだり、
過去? や未来? に飛んだりすることで、「意識」とは何なのかを考える話。
主役の山田裕貴、かわいい顔立ちなのに声がしっかりしていて、
すごく舞台向きでいい。
この演技で何かの賞をとってましたね。
印象的だったのが、未来の宇宙船の中で、
人間型のAI端末が、マザーコンピューターから切り離されたところで、
「個人」としての「意識」を持ち出すところ。
鳥肌が立った。
つくづく、浜田信也のロボット感が、
「イキウメ」のSFにリアリティを与えているんだよなあ。
というわけで、今は生後4か月の子猫二匹が家の中を走り回っております。
まったく、制御できません(笑)。
私たちは何も知らない(東京芸術劇場シアターウエスト 12/6 18:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]
永井愛が青踏を題材にした! 観ないわけにはいかないです。
私は事実婚なのですが、
なんでそうしたのか訊かれる場合は、
平塚らいてうに憧れてたからです、と答えることにしています。
まあ、たいていは「??」という顔をされるんですがね。
らいてうが奥村博と同棲するときに両親にあてた手紙っつーのがかっこよくて、
これを真似したい! と思ったんですよー。
という程度には青踏に思い入れがあるので、
あー、これってこういうことだったんだー、とか、
こんなぴったりのキャスティングすごい! とか、
終始楽しく、興奮しながら観ました。
たくさんいる青踏メンバーの中で、数人だけのセレクション、
これがなかなか絶妙。
しかもキャスティングがほんと素晴らしい。
らいてう役の朝倉あきは、「書く女」の一葉の妹役だね。
伊藤野枝役の藤野涼子は、今時こんな田舎っぽい人、よく見つけたな、と。
岩野清役の大西礼芳、「民衆の敵」の長女役だったのか、
声といい顔といい、岩下志麻じゃないですか、素晴らしい。
奥村博役は「いだてん」で国旗マニアで登場した人。
ハンサムなんだけど声が高くて、とにかく不思議ちゃん。
ああ、奥村博ってほんと、こういう感じだったんだろうなあ、と。
それぞれのファッションも、現代の服なんだけど、個性に合ってる。
らいてうが国粋主義みたいになっちゃうのとか、どーすんだろうなあ、と思ってたけど、
最後に、未来を予見する、という形で挿入される。
これは今の我々への警告。
しかし…、
もともとあまり興味のない人(たとえば、女優さん目当てとか)からしたら、
どうだったんだろうなあ。
青踏のことは知らないけど、現代の女性差別には意識的、という人も、
どんなふうに観たんだろうなあ。
「ああ、こういう人たちがいたから、今があるんだ」って思ったかな?
「今も昔も同じなんだ、同志よ!」って思ったかな??
自分には、客観的に判断することができない。
私は事実婚なのですが、
なんでそうしたのか訊かれる場合は、
平塚らいてうに憧れてたからです、と答えることにしています。
まあ、たいていは「??」という顔をされるんですがね。
らいてうが奥村博と同棲するときに両親にあてた手紙っつーのがかっこよくて、
これを真似したい! と思ったんですよー。
という程度には青踏に思い入れがあるので、
あー、これってこういうことだったんだー、とか、
こんなぴったりのキャスティングすごい! とか、
終始楽しく、興奮しながら観ました。
たくさんいる青踏メンバーの中で、数人だけのセレクション、
これがなかなか絶妙。
しかもキャスティングがほんと素晴らしい。
らいてう役の朝倉あきは、「書く女」の一葉の妹役だね。
伊藤野枝役の藤野涼子は、今時こんな田舎っぽい人、よく見つけたな、と。
岩野清役の大西礼芳、「民衆の敵」の長女役だったのか、
声といい顔といい、岩下志麻じゃないですか、素晴らしい。
奥村博役は「いだてん」で国旗マニアで登場した人。
ハンサムなんだけど声が高くて、とにかく不思議ちゃん。
ああ、奥村博ってほんと、こういう感じだったんだろうなあ、と。
それぞれのファッションも、現代の服なんだけど、個性に合ってる。
らいてうが国粋主義みたいになっちゃうのとか、どーすんだろうなあ、と思ってたけど、
最後に、未来を予見する、という形で挿入される。
これは今の我々への警告。
しかし…、
もともとあまり興味のない人(たとえば、女優さん目当てとか)からしたら、
どうだったんだろうなあ。
青踏のことは知らないけど、現代の女性差別には意識的、という人も、
どんなふうに観たんだろうなあ。
「ああ、こういう人たちがいたから、今があるんだ」って思ったかな?
「今も昔も同じなんだ、同志よ!」って思ったかな??
自分には、客観的に判断することができない。
鎌塚氏、舞い散る(本多劇場 11/30 14:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
ヘッズアップとかの脚本家倉持裕が、
ずっと三宅弘城を主役にしてやっているシリーズらしい。
ゆうひさんが貴族の未亡人役ででるので、友人に誘われて観た。
現代だけど貴族制度がある、
執事は残業200時間超えても気にならない、
とか、最初はなんだそれ、と思って入り込めなかったんだけど、
片桐仁と玉置孝匡のドタバタ場面で、
あ、これはコントなんだ、と理解したら、もんのすごく面白かった。
コントとしてよくできている。
そのうえ、三宅さんとともさかりえの、相思相愛なんだけど永遠にすれ違う、
っていうやつが、切なくて切なくて。
荒唐無稽な笑いは、リアリティのある脚本と演技の上にしか、成り立たない。
ともさかりえ、ほんといい女優さんになった。
小柳友くんも、でかい図体で情けない役で登場。
ゆうひさんは切ない恋心を秘めた未亡人役。
コント場面も頑張ってました。
ずっと三宅弘城を主役にしてやっているシリーズらしい。
ゆうひさんが貴族の未亡人役ででるので、友人に誘われて観た。
現代だけど貴族制度がある、
執事は残業200時間超えても気にならない、
とか、最初はなんだそれ、と思って入り込めなかったんだけど、
片桐仁と玉置孝匡のドタバタ場面で、
あ、これはコントなんだ、と理解したら、もんのすごく面白かった。
コントとしてよくできている。
そのうえ、三宅さんとともさかりえの、相思相愛なんだけど永遠にすれ違う、
っていうやつが、切なくて切なくて。
荒唐無稽な笑いは、リアリティのある脚本と演技の上にしか、成り立たない。
ともさかりえ、ほんといい女優さんになった。
小柳友くんも、でかい図体で情けない役で登場。
ゆうひさんは切ない恋心を秘めた未亡人役。
コント場面も頑張ってました。
怪人と探偵(KAAT 9/28 18:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
KAATがHEAD' UPに続いて? オリジナルミュージカルを作った。
よくできてるよー。
娯楽作品として最初から最後まで楽しめた。
伏線とか、なんでこのナンバーあるんだ? ってのが最後全部回収されたのがすごい。
深いことは特になんにもないんだけど。
まあ、中川あっきー主演でないと成立しないかもな。
怪人二十面相が、どこぞのお坊ちゃんにばけている、
というのが最初から観客にはわかっているんだけど、
そのお坊ちゃんの言動と、怪人としての行動が、
いつ合体するのか、それってすごい矛盾しないのか、
すごくハラハラしてた。
それを、ぐわあーーっとまとめて納得させてしまう、あっきーの狂気。
セリフが文学的なのがとてもとても良かった。
古き良き時代の空気があって、
でもテンポがいい。
時代設定もちゃんと明確で、
「北北西に針路を取れ」が公開されているとのことだから、1959年。
ということは、背景にある東京タワーは前の年にできたもの。
この時代が「怪奇」と思われるぐらい、時がたったのねー。
華族制度が崩壊して、元華族が困っている、という設定と、
乱歩の子ども向け二十面相シリーズが書かれていた最後の時期、ということだね。
しかし、この時代に「大東亜博物館」なんて名前の博物館はあっただろうか?
「大東亜」は忌避しそうだけど。
(https://www.tobunken.go.jp/materials/nenshi/5393.html
戦前に計画はあったらしい。)
ほかの出演者も豪華豪華。
じゅりぴょん、今さん、しっかり笑いをとってありがたい存在。
水田さん、ほんと色っぽい。
明智探偵役の加藤和樹、はじめて見たけど、テニミュ系?
身体の動きがすごくきれい。
例の咲良さんが出ているので観ましたが、
今まで出た中で一番メジャーかも。
ところで、私の勤め先の名前が登場してました。
1959年ということは、永田町はまだできてなくて赤坂。
5時で閉館って言ってたけど、1954年の閲覧案内を見たところ4時半まででしたので、
この1959年も4時半までだった可能性が高いです。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2934288/16
(ご自宅からは見られず、「図書館送信」に参加している図書館でのみ閲覧可)
以上、重箱の隅でした…。
まあ、台詞としては「5時」のほうが言いやすいですね。
よくできてたし、スターさんの見せ場もいっぱいあるから、
東京のACTあたりで再演するといいんじゃないかなあ。
よくできてるよー。
娯楽作品として最初から最後まで楽しめた。
伏線とか、なんでこのナンバーあるんだ? ってのが最後全部回収されたのがすごい。
深いことは特になんにもないんだけど。
まあ、中川あっきー主演でないと成立しないかもな。
怪人二十面相が、どこぞのお坊ちゃんにばけている、
というのが最初から観客にはわかっているんだけど、
そのお坊ちゃんの言動と、怪人としての行動が、
いつ合体するのか、それってすごい矛盾しないのか、
すごくハラハラしてた。
それを、ぐわあーーっとまとめて納得させてしまう、あっきーの狂気。
セリフが文学的なのがとてもとても良かった。
古き良き時代の空気があって、
でもテンポがいい。
時代設定もちゃんと明確で、
「北北西に針路を取れ」が公開されているとのことだから、1959年。
ということは、背景にある東京タワーは前の年にできたもの。
この時代が「怪奇」と思われるぐらい、時がたったのねー。
華族制度が崩壊して、元華族が困っている、という設定と、
乱歩の子ども向け二十面相シリーズが書かれていた最後の時期、ということだね。
しかし、この時代に「大東亜博物館」なんて名前の博物館はあっただろうか?
「大東亜」は忌避しそうだけど。
(https://www.tobunken.go.jp/materials/nenshi/5393.html
戦前に計画はあったらしい。)
ほかの出演者も豪華豪華。
じゅりぴょん、今さん、しっかり笑いをとってありがたい存在。
水田さん、ほんと色っぽい。
明智探偵役の加藤和樹、はじめて見たけど、テニミュ系?
身体の動きがすごくきれい。
例の咲良さんが出ているので観ましたが、
今まで出た中で一番メジャーかも。
ところで、私の勤め先の名前が登場してました。
1959年ということは、永田町はまだできてなくて赤坂。
5時で閉館って言ってたけど、1954年の閲覧案内を見たところ4時半まででしたので、
この1959年も4時半までだった可能性が高いです。
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2934288/16
(ご自宅からは見られず、「図書館送信」に参加している図書館でのみ閲覧可)
以上、重箱の隅でした…。
まあ、台詞としては「5時」のほうが言いやすいですね。
よくできてたし、スターさんの見せ場もいっぱいあるから、
東京のACTあたりで再演するといいんじゃないかなあ。
カリソメノカタビラ(浅草九劇 9/14 18:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
オギー作、水さん主演。
浅草九劇ってはじめて行った。すごく小さい劇場。
素晴らしい作品でした。
フランス革命の時代、女装してスパイをしていた、ボーモンという実在の人物。
これを、性同一性障害の女性(心は男性)という話に置き換えた。
水さんの生真面目さがいきたね。
色気と才覚で生きているけど、すごく真面目で、アイデンティティに悩んでいる。
自分が納得できる生き方がしたい。その葛藤に涙涙。
音楽もよくて、斉藤恒芳。
彼女を見出して王様に紹介する、劇作家として名を残した実業家ボーマルシェと、
紛れ込んできたイタリア人青年(カリオストロ伯爵と名乗る)。
二人とも、水さんのことを好きなんだけど、それは絶対かなわない。
三人での楽しい時間がまた切ない。
水さん的には、愛する女性との時間があり、最後は忠義を果たすために…
うう、泣ける。
女性が男性と同じように活躍できる世の中になるかも?
女性はやっぱり花に過ぎない?
今、我々が、こういう女性差別がなくならないかな、と思っていることが、
いろんな形で提示されている。
実際の当時はもっとすごかっただろう。
歴史的な事実や人物がうまく絡んでるのがいいよねー。
王様とか女王様とか次から次へと変幻自在の
植本純米(植本純さんが改名されたのね)、うますぎ、かわいすぎ!
マリーアントワネットなどを演じた笠松はる、遠野あすかみたいだな。
話もいいし、みなさん上手だから、
ソロを熱唱する横で、花びらを扇風機で飛ばす、
なんて演出が、笑いながらも感動できる。いやー、上質上質。
浅草ならではの見せ物感を意識してるのかな?
カリオストロ役の溝口琢矢、見たことあるような、と思ったら、
ヒストリーボーイズのアンダースタディ…ってつまり見てないってことか(笑)
ボーマルシェ役の坂元健児、安心のさかけん、
さかけんが出てればつまらないということはない。
そういえば、音楽がベルばらへのオマージュっぽく、
宝塚版もアニメ版も、ちょっとメロディー使ったりしてたな。
話自体も、オスカルの存在を、もっと深く今風にしたらこうなった、
と言えなくもない。
ラストのアントワネットの牢獄を訪ねる場面もね。
衣装がちょっとちゃちいが、最後には気にならなかった。
DVDも申し込んだぞ~。
オギーは最近、こういう小さな劇場で、少人数で、
ちょっとショーっぽい要素もある芝居、ってのが、いいなあ。
浅草九劇ってはじめて行った。すごく小さい劇場。
素晴らしい作品でした。
フランス革命の時代、女装してスパイをしていた、ボーモンという実在の人物。
これを、性同一性障害の女性(心は男性)という話に置き換えた。
水さんの生真面目さがいきたね。
色気と才覚で生きているけど、すごく真面目で、アイデンティティに悩んでいる。
自分が納得できる生き方がしたい。その葛藤に涙涙。
音楽もよくて、斉藤恒芳。
彼女を見出して王様に紹介する、劇作家として名を残した実業家ボーマルシェと、
紛れ込んできたイタリア人青年(カリオストロ伯爵と名乗る)。
二人とも、水さんのことを好きなんだけど、それは絶対かなわない。
三人での楽しい時間がまた切ない。
水さん的には、愛する女性との時間があり、最後は忠義を果たすために…
うう、泣ける。
女性が男性と同じように活躍できる世の中になるかも?
女性はやっぱり花に過ぎない?
今、我々が、こういう女性差別がなくならないかな、と思っていることが、
いろんな形で提示されている。
実際の当時はもっとすごかっただろう。
歴史的な事実や人物がうまく絡んでるのがいいよねー。
王様とか女王様とか次から次へと変幻自在の
植本純米(植本純さんが改名されたのね)、うますぎ、かわいすぎ!
マリーアントワネットなどを演じた笠松はる、遠野あすかみたいだな。
話もいいし、みなさん上手だから、
ソロを熱唱する横で、花びらを扇風機で飛ばす、
なんて演出が、笑いながらも感動できる。いやー、上質上質。
浅草ならではの見せ物感を意識してるのかな?
カリオストロ役の溝口琢矢、見たことあるような、と思ったら、
ヒストリーボーイズのアンダースタディ…ってつまり見てないってことか(笑)
ボーマルシェ役の坂元健児、安心のさかけん、
さかけんが出てればつまらないということはない。
そういえば、音楽がベルばらへのオマージュっぽく、
宝塚版もアニメ版も、ちょっとメロディー使ったりしてたな。
話自体も、オスカルの存在を、もっと深く今風にしたらこうなった、
と言えなくもない。
ラストのアントワネットの牢獄を訪ねる場面もね。
衣装がちょっとちゃちいが、最後には気にならなかった。
DVDも申し込んだぞ~。
オギーは最近、こういう小さな劇場で、少人数で、
ちょっとショーっぽい要素もある芝居、ってのが、いいなあ。
御披楽喜(本多劇場 9/14 14:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
柿喰う客で今まで見た中で、一番わからなかった。
ここまでわからないと、ちょっとつらい。
美術大学の同窓生が、恩師の13回忌に集まるという話。
美大あるあるなエピソードが、柿らしくグロテスクに誇張されていて、
それぞれは面白い。
芸術ってなんだろう的な(ごめん、陳腐な言い方しかできん)
深いテーマも垣間見える。
漫画家になった人と、版画家になった人が、
漫画で描かれる架空の同窓生たちの未来と、現実とで、
戦っているのかな?? で、結局美術館はどうなったの?
わからない。ううう。
アフタートークで、
分かりすぎるセリフは削っている、
理解に追い付かれないよう、走っている、と言っていて、
うまい表現だなと思った。
その疾走感が柿のいいところだ。
しかし、全く追い付けないと、つらいよ~。
田中穂先の存在感がますます増していた。
玉置は、才能ないからこそ美大に残って生き残ることにした、こずるい役で、
あまり似合う見せ場がなかったように思う。残念。
ここまでわからないと、ちょっとつらい。
美術大学の同窓生が、恩師の13回忌に集まるという話。
美大あるあるなエピソードが、柿らしくグロテスクに誇張されていて、
それぞれは面白い。
芸術ってなんだろう的な(ごめん、陳腐な言い方しかできん)
深いテーマも垣間見える。
漫画家になった人と、版画家になった人が、
漫画で描かれる架空の同窓生たちの未来と、現実とで、
戦っているのかな?? で、結局美術館はどうなったの?
わからない。ううう。
アフタートークで、
分かりすぎるセリフは削っている、
理解に追い付かれないよう、走っている、と言っていて、
うまい表現だなと思った。
その疾走感が柿のいいところだ。
しかし、全く追い付けないと、つらいよ~。
田中穂先の存在感がますます増していた。
玉置は、才能ないからこそ美大に残って生き残ることにした、こずるい役で、
あまり似合う見せ場がなかったように思う。残念。
今日もわからないうちに(シアタートラム 8/30 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
ゆうひさんが専業主婦をやっている。意外。
BSでやってた『在庫に限りはありますが』と同じ「た組」の作品。
テーマは似ている。
一見うまくいっている夫婦の不和。
すばやくかわされる、自然なようでいてかえって不自然な会話。
しれっと登場する暴力。
家だけを忘れてしまう専業主婦。
浮気していた夫も、反抗していた娘も、サポートに回る。
専業主婦の父親ってのが、お金をたかるしょうもないやつで、
女性を持ちものだと思っているようなやつ。
串田和美なんだけど、ほんとに反吐が出るような役作りですごかった。
娘の役の池田朱那、テンション高くて勢いがある。
この子の存在が、話を前向きにしていた。
夫役の鈴木浩介、ひょうひょうとした感じも、怖くて面白い。
ゆうひさんが主婦なんて似合わないような気もしたけど、
だんだん記憶をなくしていって呆然としたり、
しれーっとお父さんを見ていたりするその「冷たさ」が、
ああ、ゆうひさんらしいなと思った。
BSでやってた『在庫に限りはありますが』と同じ「た組」の作品。
テーマは似ている。
一見うまくいっている夫婦の不和。
すばやくかわされる、自然なようでいてかえって不自然な会話。
しれっと登場する暴力。
家だけを忘れてしまう専業主婦。
浮気していた夫も、反抗していた娘も、サポートに回る。
専業主婦の父親ってのが、お金をたかるしょうもないやつで、
女性を持ちものだと思っているようなやつ。
串田和美なんだけど、ほんとに反吐が出るような役作りですごかった。
娘の役の池田朱那、テンション高くて勢いがある。
この子の存在が、話を前向きにしていた。
夫役の鈴木浩介、ひょうひょうとした感じも、怖くて面白い。
ゆうひさんが主婦なんて似合わないような気もしたけど、
だんだん記憶をなくしていって呆然としたり、
しれーっとお父さんを見ていたりするその「冷たさ」が、
ああ、ゆうひさんらしいなと思った。
人形の家part2(紀伊国屋サザンシアター 8/17 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
あの人形の家の続編を、ごく最近書いたもの。
よくできてる。
当時のノルウェーの女性は、自分からは離婚できなかったんだって!
しかも、自分ひとりでは仕事の契約をしてはいけないんだって!
家出をしたあと、夫が離婚の手続きをしていなかったと知らず、
ひとりで仕事をしてきたノラが、
そうした法律違反で訴えられそうになり、
久々に家に戻って、夫に離婚してくれるよう頼む、という話。
ノラはあのあとどうしたんだろう、と誰もが思うよね。
このお話では、作家になっているのだ。
そして女性たちの共感を得ていると。
でもやっぱり制度の足かせ、世間の目がある。
登場人物はほかに、乳母と夫と娘。
それぞれとの会話がどれも面白い。
特に娘。
娘は、いわゆる普通の結婚をしようとしている。
だって私は家族がほしかった、母親がいなかったから!
となじられると、ノラも言い返せない。
この娘の役の人がうまかった。
那須凛というそうだ。
低くてよく響く声が、得体の知れなさを感じる。
夫の山崎一がけっこう素敵で、
ああ、そういえば、前に見た人形の家ではあっくんがやってて、
それまたある意味素敵だったわよね…としみじみ。
暴力もふるわないし、浮気もしない、基本いい人、
でもでもでもでも、なのよねえ。
夫が最後折れて離婚してくれるんだが、
上から目線でほんとムカつく、そこがミソ。
肝心のノラ役の永作博美が、噛みつくような発声と、
いかり肩っぽい姿勢が気になり、
セリフがなかなか頭に入ってこなかった。
ノラが外に出て頑張ってきた結果こうなったのだろう、と思えなくもないが、
もう少し、緩急のある芝居で見たかった。
よくできてる。
当時のノルウェーの女性は、自分からは離婚できなかったんだって!
しかも、自分ひとりでは仕事の契約をしてはいけないんだって!
家出をしたあと、夫が離婚の手続きをしていなかったと知らず、
ひとりで仕事をしてきたノラが、
そうした法律違反で訴えられそうになり、
久々に家に戻って、夫に離婚してくれるよう頼む、という話。
ノラはあのあとどうしたんだろう、と誰もが思うよね。
このお話では、作家になっているのだ。
そして女性たちの共感を得ていると。
でもやっぱり制度の足かせ、世間の目がある。
登場人物はほかに、乳母と夫と娘。
それぞれとの会話がどれも面白い。
特に娘。
娘は、いわゆる普通の結婚をしようとしている。
だって私は家族がほしかった、母親がいなかったから!
となじられると、ノラも言い返せない。
この娘の役の人がうまかった。
那須凛というそうだ。
低くてよく響く声が、得体の知れなさを感じる。
夫の山崎一がけっこう素敵で、
ああ、そういえば、前に見た人形の家ではあっくんがやってて、
それまたある意味素敵だったわよね…としみじみ。
暴力もふるわないし、浮気もしない、基本いい人、
でもでもでもでも、なのよねえ。
夫が最後折れて離婚してくれるんだが、
上から目線でほんとムカつく、そこがミソ。
肝心のノラ役の永作博美が、噛みつくような発声と、
いかり肩っぽい姿勢が気になり、
セリフがなかなか頭に入ってこなかった。
ノラが外に出て頑張ってきた結果こうなったのだろう、と思えなくもないが、
もう少し、緩急のある芝居で見たかった。
魍魎の匣(銀河劇場 6/28 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
原作の京極堂シリーズは15年ぐらい前に読んだきり。
シリーズ中で、これが一番完成度が高いと思った記憶があるので、
舞台化は納得。
しかし、私は当時、木場を湖月わたるで、榎木津を紫吹淳で観たかったのよー!!
この好み、わかってくれる人がどれだけいるかなあ~。
なんとまあ、ヒロイン役で出るとはね。
長い原作をぎゅっと縮めて、しかも2時間15分という短さ。
スピード感があって、しかもちゃんとまとまってた。
まあ、原作が完成度高いってのもあるんだけども。
舞台装置が「箱」を重ねたような感じで、
部屋や駅のホームも「箱」を動かすことで表現。
最初そっけなく感じたけど、案外面白いのかも。
登場人物も(すごい思い入れあるわけではないので)、
どれも、まあまあイメージ通りだな~、と合格点。
主役の橘ケンチというのはEXILEの人らしい。
ちょっと早口が気になったけど、最後の言い負かす迫力が良かった。
木場役の内田朝陽がすごくいい声。
関口役の人が、頭抜けて上手かった。
深い演技をしている。
役に入り込んでいるんだけど、客観性もあって、笑いも取れる。
声もすごくいい。誰だ、これ。
高橋良輔というらしい。私、観たことないかしら?
関口って、原作だと、陰気な印象しか残ってないんだけど、
舞台でいろんな登場人物がしっちゃかめっちゃかに登場するのを、
「語り手」として、彼が見て彼が感じた物語だと見せることに、
ちゃんと機能している。
リカちゃんは演技は悪くない。
突拍子もない設定も、こういう浮世離れした人ならしょうがないかな、という。
ただ、見た目が、ちょっとかわいく作りすぎでは…?
帰り道、「やっぱり宝塚の人は華がすごいね!」「足きれい!」
という声を複数聞いたので、ファンの目は厳しすぎますかね(笑)。
しかし、演目によってはガラガラの銀河劇場が、
立ち見も出る盛り上がりよう。
アイドルとかテレビの中の人ではなく、
舞台に出てる若い役者さんを追っかけている人がけっこういるんだなあ。
脚本、演出の人も、ゲームが元になった舞台とかを作っているらしく、
全然知らない人だった。
自分の知らないところで、生の舞台のニーズがちゃんとあるようで、
それはうれしく感じた。
あと、原作ファンらしき会話をしている若い人もけっこういて、
読み継がれているんだなあ、と驚きました。(二次創作とかもあるのかも?)
シリーズ中で、これが一番完成度が高いと思った記憶があるので、
舞台化は納得。
しかし、私は当時、木場を湖月わたるで、榎木津を紫吹淳で観たかったのよー!!
この好み、わかってくれる人がどれだけいるかなあ~。
なんとまあ、ヒロイン役で出るとはね。
長い原作をぎゅっと縮めて、しかも2時間15分という短さ。
スピード感があって、しかもちゃんとまとまってた。
まあ、原作が完成度高いってのもあるんだけども。
舞台装置が「箱」を重ねたような感じで、
部屋や駅のホームも「箱」を動かすことで表現。
最初そっけなく感じたけど、案外面白いのかも。
登場人物も(すごい思い入れあるわけではないので)、
どれも、まあまあイメージ通りだな~、と合格点。
主役の橘ケンチというのはEXILEの人らしい。
ちょっと早口が気になったけど、最後の言い負かす迫力が良かった。
木場役の内田朝陽がすごくいい声。
関口役の人が、頭抜けて上手かった。
深い演技をしている。
役に入り込んでいるんだけど、客観性もあって、笑いも取れる。
声もすごくいい。誰だ、これ。
高橋良輔というらしい。私、観たことないかしら?
関口って、原作だと、陰気な印象しか残ってないんだけど、
舞台でいろんな登場人物がしっちゃかめっちゃかに登場するのを、
「語り手」として、彼が見て彼が感じた物語だと見せることに、
ちゃんと機能している。
リカちゃんは演技は悪くない。
突拍子もない設定も、こういう浮世離れした人ならしょうがないかな、という。
ただ、見た目が、ちょっとかわいく作りすぎでは…?
帰り道、「やっぱり宝塚の人は華がすごいね!」「足きれい!」
という声を複数聞いたので、ファンの目は厳しすぎますかね(笑)。
しかし、演目によってはガラガラの銀河劇場が、
立ち見も出る盛り上がりよう。
アイドルとかテレビの中の人ではなく、
舞台に出てる若い役者さんを追っかけている人がけっこういるんだなあ。
脚本、演出の人も、ゲームが元になった舞台とかを作っているらしく、
全然知らない人だった。
自分の知らないところで、生の舞台のニーズがちゃんとあるようで、
それはうれしく感じた。
あと、原作ファンらしき会話をしている若い人もけっこういて、
読み継がれているんだなあ、と驚きました。(二次創作とかもあるのかも?)
夜の蝶(三越劇場 6/8 15:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]
新派を初めて見た!
ヅカファンには馴染みやすい世界だわ。
様式美と予定調和。
女形が主役。篠井さんがライバル役で客演。
でも男性役の男性も、女性役の女性もいるのがちょっと不思議。
内容的にはけっこうドロドロ。
新装開店のバーに、ライバル店のマダムがわざと割れたグラスをプレゼントする。
こっわ~!!
客席から笑いが起きるぐらいだった。
最後は(原作とは違って)人情でハッピーエンド。
いいぞ、楽しいぞ。
市川段治郎、月乃助あらため喜多村 緑郎、超かっこいい!
かっこよすぎて、ずっとキメの演技で、ちょっと疲れた(笑)
でも好きなんだよね~。
友人に、ふみか様を見せたとき、「段治郎の演技好きでしょ」と言われた、
ああ、そうだよ、そういう芝居が好きなんだよー。
よく考えたら、この芝居では、
仕事も裏切られて、女にも二股かけられて、最後は置いてけぼりで、
いいとこなしの役なのだが、言われるまで気づかなかった。
出演者がやたら多くて、一瞬しか出ない人がいた。。
下級生ってこと?
あと、昭和30年代の話とはいえ、
アルサロ(アルバイトサロン)とか、わからない人が多いのでは?
いや、年配のお客さんばかりだから大丈夫なのかな?
三越劇場もなんと初めて。ゴージャスでいいね~。
ヅカファンには馴染みやすい世界だわ。
様式美と予定調和。
女形が主役。篠井さんがライバル役で客演。
でも男性役の男性も、女性役の女性もいるのがちょっと不思議。
内容的にはけっこうドロドロ。
新装開店のバーに、ライバル店のマダムがわざと割れたグラスをプレゼントする。
こっわ~!!
客席から笑いが起きるぐらいだった。
最後は(原作とは違って)人情でハッピーエンド。
いいぞ、楽しいぞ。
市川段治郎、月乃助あらため喜多村 緑郎、超かっこいい!
かっこよすぎて、ずっとキメの演技で、ちょっと疲れた(笑)
でも好きなんだよね~。
友人に、ふみか様を見せたとき、「段治郎の演技好きでしょ」と言われた、
ああ、そうだよ、そういう芝居が好きなんだよー。
よく考えたら、この芝居では、
仕事も裏切られて、女にも二股かけられて、最後は置いてけぼりで、
いいとこなしの役なのだが、言われるまで気づかなかった。
出演者がやたら多くて、一瞬しか出ない人がいた。。
下級生ってこと?
あと、昭和30年代の話とはいえ、
アルサロ(アルバイトサロン)とか、わからない人が多いのでは?
いや、年配のお客さんばかりだから大丈夫なのかな?
三越劇場もなんと初めて。ゴージャスでいいね~。

