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雨に唄えば(赤坂ACTシアター 6/27 18:30) [観劇メモ]

初演の頃を思い出して懐かしく観ました。
アナウンサー?の役は藤京子だったなとか、
トモダチ!って言ってたのは五峰さんだったなとか、
ああ、あそこに、みらんちゃん、ゆかりちゃん、あかしくんがいたいた!
早口言葉のポットくん!

今回、みやるりのコズモがすごく良かった。
重い演技が大好きなみやるり、、コメディアンの役はちょっと不安だったんだけど、
全然! ああ、コズモってこういう役なのかと理解できた。
軽妙で、かわいいのね。
ぺらぺら~っと動いて、「だよお」とか語尾もかわいくて。
ちょっとすねたり。
でも、基本、相手を思いやっての笑いだから、すごく優しい人なんだなと。
(未沙のえるさんの笑いもそういう笑いだったなあ)
「目指せコメディアン」のナンバーが楽しくてもう一回観たい!

たまきちドンは誠実すぎて(この人のいいところ)、
もうちょっとチャラさがほしい…
ベンチで口説いている場面、何をしているのか最初わからなかった(笑)。

ヒロインも落ち着きがあって、
映画なんか観ない、高尚な舞台役者なんだと言い張りつつも
ケーキから飛び出してくるのが意味不明に感じてしまった。
歌も芝居も全部上手いんだけどね。

それにしても、本当に、つくづく、今はトップ娘役(候補)は
歌が上手いことが条件なんだなあ。

リナちゃんは、真飛さんの演技を踏襲してる感じ(北翔さんのほうではなく)。
輝月ゆうまくん、私好みの顔だけあって、女性の姿もチャーミング!
歌が上手いのも大きいよねえ。
でも、背が高いのがちょっと違和感。
デカイ女=美女ではない、的なお笑い要素を狙っている?
だったら、人前でしゃべるだけじゃなくて、
人前でドンと並ぶのも避ける…?それは日本的発想??

冒頭の幕とか、現代的なかわいらしさで描かれた1920年代であって、
違和感を感じつつも、そっちのほうが受けるというのも理解しつつ。



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天は赤い河のほとり/シトラスの風(東京宝塚劇場 6/7 18:30) [観劇メモ]

話がめまぐるしく進むので飽きない。
予定調和で全然OK。
ただ、深く楽しんだりはできない感じ。

原作読んでいないので、
王家の紋章そっくりな設定にちょっと驚く。
(よくよく考えると、ものすごく古いタイプの少女マンガストーリーなのに、
タイムスリップっていうSF概念があるのが面白いな。70年代だなー。)

ヒロインが、ただ若いとか綺麗とか未来からやってきたとかじゃなくて、
無鉄砲とか、戦の才覚とか? で才能を発揮するのは、良いことだ。

王子様や、二番手チャラ軍人とか、黒い感じの三番手とか、
甘い感じの弟キャラとか、
今度は「はいからさんが通る」を思わせる配置。

その一方で、
せーこちゃんがやってた王妃様と、
あっきーがやってた王妃様が、
どちらも政略結婚で苦悩して、最後に解放されるという
女のドラマが際立って物語っぽくて、
すごく良かった。
けど、アンバランス(笑)。

あっきーの演技が、ダントツで良かった。
一人、文芸の世界だった。
(顔もそうだけど、声が、退団してからのユウヒさんにそっくりやね)

現代の場面でお墓掘ってる人が、スタイルいいし頭の形が好み、
キキちゃんの二役? いや、早変わり間に合わないしな、
と思ったら、
友人から「ふみかちゃんに似てる希峰かなたくん、注目してね」
と言われてたその希峰かなたくんだと判明。
なるほど~(笑)

シトラスの風は、ヅカのゴスペル場面が苦手だし、
岡田敬二ののんびりレビューは眠たくなってしまうので、
全く期待していなかった。
が、
それほど寝なかった。むしろ楽しかったかも。
なんでだろう?

全体的に曲をアップテンポにしてませんか??

あと、あのパステルカラーふりふりで、
なぜか元気良く踊るっていうのが、
うっとりなんだけど元気、
良くも悪くも少女の明るさってこういうことよね、
昭和初期にレビューを見た人もこんな感じだったのかな、
と思ったんだよねー。
一周回って新しいというか。

すっしーさん主役のミスターボージャングルの場面、
初演にもあったのかしら?
素晴らしい。何度でも見たい。

最後の「サンライズ」場面も
真風さんの陰鬱なんだけどスター性があるってのに、
なんだか合ってたなあ。

私、特にショーの真風さんが好きだわ。
なんか、粘り腰なんだよね。
粘り腰。
優雅で、ねっとりした動き。
たまりません。

そうそう、星風まどかとの組み合わせは、
WSS同様、今回も別人種ということで、良かった。
けど、基本、合ってないとは思う。
もっと大人っぽい人と組んだら、自分好みだったのにな、と、、
はっ、これって、リカくらに対する、多くのリカファンの弁にそっくりだ!
(当時、自分は新参者だったからそこまでわかっていなかった)

若くて元気いっぱいの子と一緒にいるからこそ、
お父さんぽい包容力は出るけど(それはそれで好き)、
色気はちょっと損しちゃう感じ。

あ、真風さんのキスシーンはちゃんとしてた、よしよし。

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