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オネーギン 追記

訂正。額縁はペテルブルグのときだけ出てくるそーです。失礼しました。

ニーナ(リサ)が再会のとき言う台詞も、意味があったんだね。「悪い男につかまって人生損したって思ってるか」と聞かれて、「あのときは一生懸命だったから、すべてが愛おしいわ」と言うの。大人ー。存分に生きたからこそ、大人な発言ができるんだよね。自分もかくありたい。

この作品のオネーギンと「ある革命思想家」って、原作のオネーギンと原作者プーシキンを足してシャッフルして、2で割ったような存在だよね。混ざり合ってる。だから、ラスト、オネーギンがプーシキンあての手紙を読み上げるとき、「アレクサンドル・プーシキンへ」って言ったあと、プーシキンの声がかぶさって、二人で年月日を読み上げ、最後はプーシキンだけが「エフゲニイ・オネーギン」と読み上げるところで、二人のキャラクターが交錯する。二人ともが、オネーギンでもありプーシキンでもあるんだよ、とでも言うような。いやぁ、トドキタ(キタトドか?)、いいですよ。
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