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花組全国ツアー@大館の報告(大館市民文化会館公演 11/6 12:00) [観劇メモ]

普段入らないところで拍手が入る。笑いが入る。うーん、新鮮。

客席降りに、どよめきが起きる。羽にいたってはもう、歓声があがってる。

いいですねえ、地方公演。

わりと小さな劇場で、二階がなくて、一階にかなり傾斜があるタイプ。駐車場にはツアーで観劇に来たバスが何台も。もちろんチケットは完売。

町は、秋田県で2位(市町村合併後4位)という大きな市の中心部なのに、商店街のシャッターはほとんど下りているし、ご飯食べるところもなかなかない。そもそも、若者の姿をあまり見かけない。

これから冬が来る、気分がめいるねえ、とタクシーの運転手さんは言う。

でも、というか、だから、というか、客席の反応が熱いです。

帰り、駅で隣り合わせた夫婦。夫が観劇後の妻を迎えに来たらしい。「パンフ買ったの? 見せて」「パンフ見てもこの感動伝わらないから!!」

翌日、観光地のレストランで隣り合わせたグループ。「宝塚ってかっこいい!」「もう一度観たい!」「女役がトップじゃないんだね」って、まずはそこから。

いいですねえ、地方公演。

(…こういう人たちが、ネットで検索して、組織の腐敗を知ったら、悲しいだろうな……)

以下、アドリブや変化など。

仙台で被災地訪問した次の公演であるせいなのか、「外神田からこっち…」と焼け跡を見渡す場面が、みんなしてウルウルしていたような気がした。

蘭とむ客席降りでいじられてた1列センターの女性は花純風香さんに見えたのですが…? 上手にくるまれてました。

それから、さお太さんの女装オチは、チークをおてもやんにして、鬼の角つけて、だいもんにナマハゲのおもちゃを渡してました。(相模大野ではウサギの耳。素じゃきれいすぎるので、「女装」になるよう工夫しているのだなあ。ツアーの途中で大変だろうに、進化していてすごい。)

だいもんのアドリブは「きりたんぽ!」「曲げわっぱ!」あと一個はわかんなかった。

くろのアドリブは「きりたんぽの食べすぎだっつーの」(あー、わし、きりたんぽ食べそこねた…)

みつる、二番手らしくなってきた! 目線とか、手とか、なんか「二番手さん」って感じよ! この人も進化している。ああ、是非、文芸ものでバウ主演を。(しかし、アシナヨでなんであんなウルウルしてるの???)

子役たちが子供にしか見えなくなってきて、ショーでは、じっぺいが、市がロケットしてる! と思ってしまう。菊二がおゆうさんに誘惑されてる、とか。そうそう、ふじぴーの声ががらがらになってたのは、少し良くなってたかな。叫ぶことが多いから大変だね。

あとは週末の北海道ですね。被災地訪問もして、実り多い全国ツアーだったのではないでしょうかね。こちらも、少ししか観れなかったけど、楽しい公演でした。うん。いい作品に、ぴったりのキャスト、いいものはやっぱりいい。

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カナリア(日本青年館 11/8 18:30) [観劇メモ]

すごく心に残るっていうわけでもない。ストーリーとかすぐ忘れてしまいそう。軽〜いお話。

だけど、けっこう笑って、スターさんの素敵な面をいっぱい見れて、楽しかった。

ハリーにもこういう時代があったのだなあ。手すさびに書いたけど、まあまあよく出来たじゃん、的な。

そもそも、悪魔が人間を不幸にする、それが卒業試験、という設定、よく見るよね。宝塚じゃなくて、少女漫画とかで。これの元ってなんなんだろうなあ。あと、ホームレスがじつは善い神であったっていうのも、よくあるよねえ。これはすごく古いような気がするぞ。じつは天使との戦いになってたってのも、あるある。神父さんがお金に飛び着いちゃったりするのも、あるある。不幸にしなきゃいけない人間が、ものすごい不幸で、これ以上どうやって不幸にすればいいのか困るっていうのも、あるある。

まあ、そういう類型をそのまま使っているわけです。

でも、どれも楽しいんだな。会話のテンポが面白いの。吉本なのかな? これって。あ、そういえば、関西弁でお稽古したって言ってたね、トークショーで。やっぱりそうだ、ハリーの会話のテンポって、吉本っぽい気がするのは、私が関西人じゃないからそう思うのかなあ。

壮さんの硬質な印象が、チャーリーとかぶる。ああ、こういう悪魔いるわ、って思う(悪魔に会ったことないけど、そう思う)。それに、スーツのときのあの細さ。ウエストのすとーんとした感じ。ああ、男役さんて美しい…って思う。

みりおんは、思ったよりもはじけててよかった。最初のソロがもっとドスがきいていればいいけど、研3では立派なものだ。顔立ちが大鳥れいに似ているね、こうして見ると。

みわっちはもうかわいくてかわいくて。昭和で大好き。

せんなさんもスターさんだったなあ。コメディエンヌとして華開いてほしいです。

まいてぃーは前評判ほど悪くなかった。成長しているのかな。ややつたないところも、「子分」だからなんだな、と思える。

小悪魔ちゃんたちは豪華ね。真鳳つぐみちゃんのダンスがいまいちでちょっと残念。きらりやマキシムと一緒だとどうしてもね。

一花ちゃんが前人未到の道を歩いている気がする(昔ならこういうスターさんはいっぱいいたのかもしれないが)。まりんさんと一花ちゃんが性別チェンジなのもわかる。ティアロッサミは軽妙で、パシャはどっしりした持ち味が必要ってことなんだよね? 一花ちゃんに輪っかのドレス着せたかっただけかもしれないけど。(マヤさんのときはどうだったっけ?)

さあやはメランコリックジゴロと同じキャラだね。ハリーはこういうさあやが好きなのね。

春花きららちゃんが悪魔学校の先生? でイイ声を披露していた。芝居もよくなってきた感じ。もっと使われてほしいなあ。ゴージャスな役で見たいよ。

よっちーーー。飼いたい。誰もが思うだろうが、よっちを飼いたい。

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