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ロミオ&ジュリエット(赤坂ACTシアター 9/8 18:30)

死(大貫勇輔)がすげえ。「僕は怖い」で、いっくんの甘い声を聞きながら死をガン見。まるでアレだ、「マラケシュ」でオサが歌ってるときの蛇(すずかけさん)。死が宙吊りになって、初夜の床に舞い降りたりするの。なんて痺れる演出!

さて。いろいろ物議を醸してる今回のロミジュリですが。

いまいちだったこと。

携帯が出てきたこと。現代にするんなら、ウエストサイドみたいに意味のあることにしないと。携帯とかパソコンが普及してもコミュニケーションは万全じゃないよって言いたかった?んなわけない。ただの小池のオイタだろう。演出でもてはやされていても、オリジナルのセンスは変だもんなあ。

しかし、なんで舞台にテクノロジーが登場すると興ざめなんだろう。「宝塚アカデミア」で誰かが、レビューは人力で出来てる部分が多いから、映像を使ってほしくないって書いてたけど、それと同じかな。

ロミオの襟巻きトカゲ衣装。衣装全般いまいちだった。キャピュレットが豹柄、モンタギューが爬虫類柄ってのは面白いけど。

ジュリエット(フランク莉奈)がいまいち、可愛くない…。元は可愛いんだろうけど、歌っているとき、しゃべっているときが可愛くない…。全くの新人だという。もう少し経験を積んで、見せ方を知ってからのほうが良かったのでは…。歌もかなり緊張気味。スタイルはすごくいい。しかし、それがいっくんと合わない…。←ヅカファンはいちいち見た目にうるさいのう。

驚いたこと。

ティボルト(上原理生)がキタロウくんそっくり!お兄さんじゃないの?お兄さんにしちゃ、歌が上手いが(笑)。「本当の俺じゃない」のサビで息切れしてて、「最初から飛ばしちゃいかん」というハマコのキタロウくんへのアドバイスを思いだした。ハマコ先生、お兄さんにも指導よろしく~

ハマコの乳母はもちろん上手い。やや軽薄で、パリスに乗り換えろと言い出すのも納得。しかし、例のソロで高音との切り替えが大変そうだった。ハマコが大変ならコマが苦労するのは当たり前だ。

ジュリエットはキャピュレット夫人の不義の子だった!!

よかったこと。

モンタギューの男子三人の個性がそれぞれかなり違ってた。宝塚だと、どうしてもスターの規格が厳しいから、似通ってしまう。道化マキューシオ(石井一彰)、優しく見守るベンボーリオ(浦井健治)、ロマンチストのロミオ。

かなめさんのキャピュレット夫人が、ぴったりすぎる…(私生活を考えちゃいけないんだろうけど)

大公が大公っていうより、怖いサーカス団長みたいだったな。

幕が降りて、舞台から、すごい叫び声が。みんな仲良しっぽいのは、いい感じ。

いっくんの甘い声はロミオにぴったりだ。ずっと聞いていたい(男役は低い声が好きだけど、男性の声は高いほうが好きなんだよなあ、不思議)。次から次へと女と付き合い、すぐに結婚しようなんて言い出すノリに妙に説得力を与えてる声だよね(笑)。

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