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男役の美学#2 吉田優子・壮一帆〜男役の声の歴史メモ [ヅカ的近況]

#1で藍エリナ先生の爆裂支離滅裂トークに唖然として、どういうコンセプトなのかわからず、失敗作かと思いましたが。

#2で初めてわかりました。これって、先生のキャラを楽しむ番組なんですね!?

「男役の声に求めるものは?」という質問に「甘さ?」と言いながら、めっちゃ照れてる優子先生。かわいい!

わたし的に大変興味深い、男役の声の歴史についてのお話があったので、メモメモ。

・戦前は男役もソプラノで歌っていた。
・よっちゃんも、芝居の声は低めだけど歌はソプラノ。
・デュエットもソプラノ同士。
(CD聞くとみんな高い声で、これって…と思っていたのですが、ソプラノだと断定してもらえてうれしい)
・戦後、越路吹雪は低めだが、今よりは2〜3度高い。
・真帆しぶきあたりから今の音域。
・海外ミュージカルが入ってきたのが大きい。オクラホマは男役と女役ではっきり音域がわかれている。
・ウエストサイドストーリーのトゥナイトはまるっきり男と女のデュエット。トニー役の古城都がかなり低いところが出る人だった。だからウエストサイドストーリーが出来た。
(男並みのダンスができた、とかいう文脈で語られることが多いウエストサイドだけど、音域も重要だったんですね!!)
・今の男役の音域は下がE♭(五線譜で一番したの線のミ)、上がB♭(ハイツェーの下)。
(これはアカデミアで読んだことあるような)
・女役より譜面上は1オクターブ下なのに、男役の声を極めると、上のように聞こえる。
(このお話は難しかった。絶対音感の人でないとわからないのかなー。)
・全体的に、最近はお客も低い声を求める。

今後も、先生のキャラと同時に、先生にしかわからないお話が聞きたいです。

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