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映画『麗しのサブリナ』を見ました [観劇メモ]

予習活動はやめません^^

★これって、オードリー・ヘップバーンかわいい! っていう映画なのね。話とかは、わりとどうでもいいというか(笑)。そんなタイトルロールをやる蘭はなはすごい。

★ちょっとしたことで恋に落ちちゃって、安易に自殺しようと思っちゃったりして、料理学校でも上の空で、つまりちょっとおばか。でもすっごくかわいい。ボケボケなこういう女の子って、なんて形容したらいいのかなあ。蘭はなに合ってるね、きっと。

★でも私は、ボギーかっこいい! とも思ったよ。だって、ボートの上でニコリともしないで、突然口説きモードに入るんだもん。何あれ、何あれ、ときめくわ。まとびさんはまた柄違いかもしれんが、でも上手くやりとげるだろう。

★兄と弟のキャラの違いがポイントなのね。ずほの遊び人な弟キャラは、これは容易に想像できる。楽しみ。

★サブリナパンツってちょっとしか出て来ないんだね。しかも別れの場面なんだ。

★兄の会社で最新の商品がプラスチックだというのが、時代を感じる。燃やしても燃えない、乗っても割れない(100人乗ってもだいじょーぶ!みたいな)。今は、あっても当然、むしろチープな素材なのにね。

★パリ前とパリ後と、そんなに変わらないんですが、サブリナ(笑)。元からかわいいもん。パリって、すごーく「憧れの地」「美の象徴」なのね。

★後ろのほうに、ぬぼーっといるおじさんが、ふみかちゃんがやる執事なのかな? 

★それにしても、役少ないねええええ。みんな一生懸命、膨らませるのかな。サブリナのお父さん(はっちさん)は優しそう。ララビー家の両親(まりんちゃん&えりさん)は尊大で演じるの楽しそう。弟の婚約者とか元彼女(あまちゃき&じゅりあ)はいかにもアメリカンなセクシー美女って感じ? 使用人たちは小芝居に期待。秘書(まっつ&一花ちゃん)も遊べそう。料理学校の先生(みわっち)が大げさでおかしい。あとは、サブリナを貴婦人らしくする男爵(王子)がおいしいね。

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娘役トップを固定しないメリットって? [ヅカ的近況]

『宝塚の誘惑』(川崎賢子・渡辺美和子編 1991年)を読み返していたら、「トップが固定しその相手娘役が固定しているために多様な娘役の存在が生かされないことにたいする危惧」という一文があり、あらためて驚きました。ついこないだだったような90年代、娘役トップが固定されることがイレギュラーだという感覚が、まだ存在していたんだ、と。

「トップスター以前の系譜」でお勉強したときに、娘役トップが固定されたのは1980年代だということがわかりましたが、それより後でも、まだまだ固定されてしまう弊害を感じていたんですねー。

「多様な娘役の存在」、わかります。主演者がいろいろのほうが、そりゃー作品の幅は広がります。

でも、今回の雪組人事はそういう意図なのかなあ? 昔の良い点をリバイバルしようってことなのかなあ?

違うに決まってるじゃん。

だって、1980年代以前だったら、娘役が主役みたいな公演だって多数存在してるんだよ。今後そうなるわけ? ならないでしょう。

2008年の「月組で娘役トップ固定しません」ってときは、なんでだろ〜? って素朴に思ったけど、あけてみれば、カチャ様特出と若返り政策、と言えば聞こえはいいが、これまでトップ確実だと思われていた娘役のはしごを突然はずす政策。

だから、「柔軟に」とか「オーディションで」とか言うのは言い訳だということは容易に想像がつきます。作品の質を向上させるためなんかじゃないことは、月組の『エリザベート』でじゅうぶんわかりました。

なのに「柔軟に」とか、まるで作品の質を向上させるため、みたいに言ってることが、ほんと嘘つきだよね。

だから、作品の質が向上してなかったら、ちゃんと「柔軟にした意味、なかったですね」「ほんとにオーディションしたんですか?」「もっときれいな子いるよね?」と言わなくちゃいけない。向こうが公言してるんだから、実現されなかったら指摘するべき。

でもきっと劇団は、「これ、嘘なのに、どうして嘘ってわかってくれないの? 大人の嘘なんだから、つついちゃダメでしょ〜?」とか言うんだろうな。「清く正しく美しくなんて大人の事情で、嘘ってわかってるでしょ? わかっててお金払ってたんじゃないの?」って。

…猜疑心の塊ですな、自分。

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まっつ異動は、栄転なのだと思う。進路変更なのかもしれないけど、でも栄転。それを受け入れた(んだろう)まっつさんを、私はえらいと思う。ファンの方は複雑だろうけど……


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トラファルガー / ファンキーサンシャイン(東京宝塚劇場 7/18 16:00) [観劇メモ]

ユウヒがパパだった! 僥倖! 愛月ひかるのつたない演技も、義理の息子ゆえの頑な感が出てていい。思わずウルウルしちゃった。そして最後、れーれになって、ユウヒさんのあの大きな肩幅にとびこみたーい。(捨て場面じゃないの? という声が聞こえてくるけど、気にしなーい)

主役二人が不倫でも、私は別にOKです。小悪魔ではすっぱなすみかと、武骨でシャイなユウヒの組合わせに、めっちゃときめく。この二人が惹かれあうのは、理解できる。

でも、みっちゃんがいい人でかっこよすぎるし、アリスがかわいすぎて、二人の行動を「おいおい」と思ってしまうのは確かだ。タカラヅカの不倫ものでは、一応、夫も浮気してるとか(グレートギャツビー)、夫チョー情けないけど最終的には夫のもとに戻るとか(ベルサイユのばら)、夫登場しないとか(ガラスの風景)、それなりに情状酌量の余地があったんだけど、今回はそれがないから、主役二人の行動がただのわがままに見えがち。もっとそれぞれの配偶者を悪くしておけばいいのになあ。でもスターさんに役をふると、どうしてもこうなっちゃうんだろうなあ。これは、タカラヅカの限界なのかも。美風舞良のお母さん役は、すみか親子が下品なお育ちだって示してて、いいんだけどね。

そして、「私たち似た者同士」っていうのが全く理解できない。あとで友人に「二人とも仮面をかぶって生きているって意味なんだよ」と言われたが、それは全く読みとれなかった…! 二人とも、自分の世界でイキイキしているように見えたよ? 性格の正反対なもの同士惹かれあってるように見えたよ?

「ぬくもりー♪」が肉欲の比喩だとも教えてもらって、それも全く読みとれなかった…! それなら、もっとそれぞれの夫婦関係が冷めきっていてさみしい、っていうふうにしないと、わからないよ? 

それにしても、装置がしょぼすぎる。トラファルガーの海戦がどんなにかっこいいのかと思ったら、何もないじゃーん。エルアルコンのほうがまだ屋台崩しみたいなのあったよね? よっぽどお金ないの??? かなしい。これじゃあ、タカラヅカ以外の舞台とさして変わらないぢゃないか。せめて、ショー作家なんだから、人の出入りでなんとかかっこよく見せられないのかサイトー君。オーレリーがネルソンを殺すとこ、どんだけ遠くから撃つのかと思ったら、あの階段かよ!

悠未ひろの情けない役、案外いいね。でかい図体でへろへろしてるのが、好感もてる。みー、無駄にたくらんで、ちー、無駄に怨念メラメラで、だい、無駄に美しい、この無駄なキャラ立ちがさすがサイトー君。カチャ様がちょっと男役らしい動きができてた。外ハネ髪型だと、一瞬(一瞬だけよ)リカちゃんに見えたよ…!(でも衣装はゆかりちゃん)鳳樹いち、風羽玲亜、天玲美音あたりの役って、歴史上の人物? 知らなーい、でもみんなにそこそこ役ついてていい感じ。月映樹茉ちゃん、最初の銀橋での台詞もっとがんばれー、芝居心があるのだから、がんばってほしいなりー。ダブルトリオに入っててうれしい。

音楽なかなかいいね。ラブソングでうっとりする。(と思ったら、寺嶋さんじゃなくて、太田先生なのか。すごいなー、デビューしてまだ5年ぐらいなのに)

ナポレオンがちゃんとナポレオンで、すごいね(何言ってるんだかよくわからん)。らんとむって、徳川慶喜といい、どうしてこう、位が高いけどちょっと笑っちゃうような役を、大真面目に成立できるんだろう。五峰さんのジョゼフィーヌもねー、もうねー、無駄に色気むんむんで面白すぎる。ただ、ナポレオンの衣装は豪華だったが、ジョゼフィーヌの衣装が2着しかないって、どういうことですか。

ストーリーとしては適度にわかりやすく、適度に複雑で、『エルアルコン』みたいにとっちらかってなくてよかった。ネルソンが死ぬのが結末ってのがわかってるしね。テンポはやくて、飽きない。だけど、ずーっとテンション高いまんまで疲れる。逆にメリハリがない。まあ、これが斉藤クオリティだ。

ただ。斉藤作品がキャラだけで出来ててテーマが無いのはわかりきってる。そこに無理やり「愛するもののために闘う」とか言い訳を持ちこむのはおかしいと思う。そんなん、アメリカが戦争に使うようなこと言いだして、興ざめ以外の何ものでもない。戦いは戦いだろう。愛を戦いの言い訳に使うな。こういう詭弁には本当に腹が立つ。今思うと、カラマゾフは原作に深いテーマがあったから、斉藤君テイストとあいまって、面白かったんだよね。そうでないなら、無理にテーマを設定しなくていいよ。

石田のショーはゆるい。曲のテンポが、もう実務的に遅すぎる。昭和テイストの曲でも、テンポは今のテンポで演奏してほしい。

太陽をテーマにした曲ばかりを集めるっていうのは、なかなかいいと思う。ただ、ユウヒに太陽はやっぱり似合わないね…。ディナーショーだったらいいかもしれないけど、ショー一本は意外性だけでは成り立たない。やっぱり陰の人でしょ、どう考えても。長いかどうかわからない任期、もっと耽美なショーをやらせてあげたい。

らんとむのダンスはすごすぎる。あの人の肩の関節ってどうなってるんだろう。みっちゃんの歌謡ショー素敵すぎる。癒される。もっと聴きたい。

中詰めのフォークロアな衣装がいまどきの流行りっぽくて、よかった。あと、どの場面だったか、後ろの太陽の模様がきれいだったな。

また思いついたら追記します、とりいそぎ。。。

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信仰を失いかけた信者の毎日(4) [音楽学校裁判]

裁判終結後、初の東京宝塚劇場。ちょっと居心地が悪い。まるで、ディープなヅカファンになる前の、年に1〜2回観ていたころのような感じ。興味深いことが行われているんだけど、自分とは関係ない、と感じてしまう。でも、当時と違うのは、私はこの舞台をけっこう知っているということ。花影アリスが退団することも知っているし、研2の生徒だって見分けられる。でももう、私の居場所ではないのかも。さみしー。

こんな気分の私の頭の中に響く台詞は、

「私のイザベラも死んだ…!」 byフェルナンド@バレンシアの熱い花

いや、イザベラ生きてますが(笑)と客席全員が突っ込んだあの台詞。復讐が終わり、黒い天使という仮の姿をやめるとき、身分違いの恋もあきらめなければいけない。だから、抽象的な意味で「死んだ」って言ってるんだよね。生きてるけど、自分のイザベラはもういないの。そこで上演されてるけど、私のタカラヅカはもうないの。かなしすぎる。

でも、めそめそして負のオーラをまき散らすのもよくないから、なんとか元気にならないとね。

こんな気分の私の頭の中に響く歌は、(←悲劇のヒロインごっこ)

「顎で受け止めて、ニヤリとしてからー、スマーイル」byサリー@Me and My Girl

大好きなビルと一緒にいたいけど、ヘアフォード家に自分の居場所はない。邪魔ものなんだって。世界が違い過ぎる。タカラヅカを観たいけど、価値観が違い過ぎる、世界が違い過ぎる、最初っからわかってたのに。

ただ、サリーは上流階級の常識を身につけてハッピーエンドになるけど、私はタカラヅカの常識を身につけようなんて、じつはこれっぽっちも思っちゃいない。タカラヅカの<組織>が、企業として当然の一般常識を身につけるべきだと思うから。

こんな気分の私の頭の中に響く台詞は、(←まだ続く、悲劇のヒロインごっこ)

「私は誰も裏切らなかった、人の裏もかかなかった」by項羽@虞美人

いや、まあ、ズルしたり、なまけものだったり、自分、相当ダメ人間ですが、でも、少なくともネット上で96期生を口汚くののしったりはしていない。悪いことしたら謝る。なのに。。。「誰も〜、何も〜、しんじーられないー」ですよ。銀橋の上手で「生き残った者こそ、哀れ、か…」とつぶやくのは、のちのち反省した96期生ってところか?

だから、私には、もうできることなぞないのだが。

「祈ることよ」byアイーダ@王家に捧ぐ歌

「ひとつだけできることがあるわ、祈ることよ。」そうだね、それぐらいしかないね、できることは。愛し合うものが死ななくてもいいように。無実の生徒が退学しなくてもいいように。清く正しく美しい世界がいつか実現するように。

そして、あの<組織>に属している、心ある人が、少しでも幸せでいられますように。

私が本格的にヅカファンになったのは、2002年、1作トップでもけなげに笑顔で頑張るブンちゃんと、あんなに上手いのに、「ソロ一曲まるまる歌えてうれしいです」とけなげに語る専科の方々のエンカレッジコンサートのおかげなんです。この2つがなかったら、自分、ここまではまってなかった。キーワードは「けなげ」です。(今回の事件で、一番けなげだったのは原告ですが)

腐った組織の中で、今回の件に心をいため、それでもけなげに頑張る人たちはいると思う。という私は懲りないバカなのかな。いや、そんなことはないはず。辞めたほうが懸命かもしれないけど、まだ今は在団してる、けなげな生徒さんや、先生たち、スタッフの方々もいくばくかはいると思う。そんな人たちが、ひどいめにあわずに、少しでも幸せであってほしいと思う。生徒さんを心から応援して通っているファンの方々も、ひどいめにあわずに、少しでも幸せであってほしいと思う。

…虐げられてる生徒さんを応援するっていうこの手の心理、昔からよくある、これまた幻想かもしれない立ち位置ではあるけど、そこしか着地点はない、かも…自分の中で。

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キャラクター(東京芸術劇場 7/15 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

言葉遊びならぬ漢字遊びが次々でてきて、それが伏線になってて、パシパシはまっていくのが面白い。

一見関係なさそうなギリシャ神話が、ジグソーパズルみたいにどんどんあいた穴にはまっていくのも面白い。

漢字、文字、言葉を盲信?過剰に読み取る?ことを揶揄した内容だけど、それってもろに自己批判?

ギリシャ神話とか古典しらなきゃ、楽しさ半減ではあるだろう。もちろん、オウム真理教も。天使三人がなんの比喩かと思ったらそれかよっていう。

ありとあらゆるセリフに意味、暗喩がある。パンドラがそこつながるか。時計とクロノスね。めちゃくちゃ頭いいー。だから無駄がなくて濃厚。でも、嫌味じゃない。むしろ可愛い。

古田新太、野田女装はもちろん、橋爪功がかなり面白い。宮沢りえは喉つぶしちゃったのか、ダミ声で残念。

ドタバタと動き回り(でもすごい訓練されてる?)早口でしゃべり、固定ファンらしき人たちが、まだ温まってない客席で一生懸命笑ってたりするのが、最初は「大学にたくさんあった劇団みたい」と思ってしまった。すみません、そんな私は野田秀樹初体験。

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ファンへの絶縁状 [音楽学校裁判]

戦前の『歌劇』を読んでいると、ファンと劇団、生徒、スタッフが一体となってタカラヅカを作っていることがわかります。

よく小林一三はファンからの手紙を載せ、「それはデマです、安心してください」とか「そういった生徒は厳重注意します」などと答えていました。生徒監が答えることもあります。

今ヅカファンが、まるで自分たちが大株主でもあるかのように、演目や人事に口をはさみたがり、タカラヅカの将来を心配するのは、創立時からの伝統なのです。そして、<組織>もそれにある程度こたえて一緒にタカラヅカ<文化>を作ってきたのが、一三時代からの由緒ある伝統なのです。

でも、その伝統も終わったみたいです。

音楽学校裁判の和解は、原告の身分は保証されたが、それ以外の和解内容は、被告側の要求により非公表。マスコミへのコメントやHPでは、「良心に従って証言をした生徒たちがネットで中傷されて遺憾」。

あの〜、謝罪はないんですか? 原告の退学を取り消す=万引きは捏造と認めた。公表しない=後ろめたい=自分たちが悪いとわかってる。和解を持ちかけた=敗訴するとわかってる=自分たちが悪いとわかってる。なのに、謝罪しない。「良心に従って」って、誰が見てもいじめだとわかるあの証言が「良心」? しかもコメント出してるのが、讒言を真に受けた事務長←なんで更迭されてないの?

そしてファンの「膿みを出して清く正しくなってほしい」という願いを「中傷」呼ばわりですよ。。。

タカラヅカは家庭的で、ファンも生徒も劇団と一体となった面白い<文化>。その特色を、<組織>自らが踏みにじったということでしょうね。

純粋に原告の勝利(条件つきではあるが)を祝うべきところを、勝手なことに、ファンがないがしろにされたこと、<組織>がとことん清くなかったことにショックを受けてしまいました。一週間前の私の記事はあまりに楽観的すぎましたね…。

「あきらめてはいないが、絶望しているのです」@虞美人、「すべての希望は、消えた」@王家に捧ぐ歌、ここでついヅカの台詞が出てしまうのが、哀しい。(しかもどっちもキムシンだ!)

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うっとりしたい [近況]

タカラヅカ観劇回数が減っている。

ヒマだから、ほかのお芝居でも観ようかな〜、と思う。『エネミイ』面白そう? 井上ひさしのとか? うーん、でもすごいテンションあがるってわけでもなく、チケットをとり忘れたりする。

私は、うっとりしたいんです。タカラヅカはうっとりするんです。普通のお芝居は、「すごい!」とか「考えさせられるー」はあっても、そこから「うっとり」には行かないんです。役者さんにうっとり、脚本のすごさにうっとりはしても、全体として「うっとり」ではない。考えさせられるのも大好きだけど、うっとりもほしい。

で、ふと気づくと香水をやたらめったら買っている。4月以降。露骨だなー、自分。裁判以降じゃん。タカラヅカで得られにくくなってしまった「うっとり」を、なんとかして別のものから得たいんだな。

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お酒とか、美食とかに走るのもアリかも。買い物しまくるとか。その瞬間はうっとりだし。

はあ…。つくづく、「依存」だよね…。
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和解! [音楽学校裁判]

(わかりにくかったのと、希望的観測ばかりだったので、改訂しました)

7/14に音楽学校裁判の和解調停が開かれ、その後報告会も行われると、原告側弁護士から支援者に連絡があったそうです。

(和解はもうあり得ないと思って、こないだ劇団や阪急に呪詛の手紙、もとい、「控訴なんて絶対しないでちゃんと謝罪すべし」手紙を書いたところでした…ちょっと間抜けな私。)

当然、原告の主張が通らないと和解しないよね? ってことは、「いじめありました」「万引きはねつ造でした」って音楽学校が認めたってことだよね? 認めて謝ったほうが、敗訴になってマスコミに散々取り上げられるよりはマシだっていう、判断なんだよね?

もしそうなら、まだちょっと安心としたというか…。敗訴→控訴、よりは救いがある。

で、でも、それならなんでもっと早くにそうしておかなかったのか!? 96期生に初舞台は絶対に踏ませる。夢華メモちゃんには絶対に新公ヒロインをやらせる。ってのがどうしても必要だった。ってこと??? 

それとも、とりあえず退学処分取り消すからいいでしょ的な、うやむやな和解なのかなあ…。

あ~、7/14の報告が待ち遠しいです。

それに、和解だとインパクト弱いから、謝ったとしても、ただ謝ってそれだけ、にしてしまう恐れが大いにある。音楽学校のあり方がちゃんと改善されなかったら、腐敗していく一方だ。もちろん、さすがに多少の危機感は持っただろうけど。

大塩平八郎の乱のあと、幕府の腐敗はなんら改善されず、開国(幕府崩壊)まで30年を要したわけで…。

この茫漠とした不信感たるや。決して拭い去れるものではない。

「研1だけの場面があるのよ、ロジェに。マヤさんとかしゃべってる後ろの通行人が全員研1なのよ。悪印象持ってたら、そんな場面作らないよね???」…興味なかったはずの緑豆が、語気を荒くしている。「あんた、96期生が抜擢されてもなんとも思ってなかったんじゃないの?」「だってさー」「ハリーに裏切られた、って思ってるってこと?」「うーん…」「深い意味があるんじゃないの? その場面に」「いやー、ないよ…」

今度遠征したときには、裁判の記録を閲覧しに行くつもりです。

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夢の世界と現実とをつなぐ細くて透明な糸 [ヅカってなんだ?的記事]

ヅカファンの知り合いの方が亡くなった。まだまだ若いのに。

お葬式に行った人の報告によると、応援していた生徒さんからお花が来ていたそうだ。生徒さんはその日、入り出で黒い服を着ていたそうだ。

亡くなったことを聞いてからずっとショックで今も胃が痛いけど、その報告を聞いて初めて泣いた。

タカラジェンヌはフェアリーで、夢の世界の人なのに。人の死という、おそろしいほど強制的に起こる現実の地平に、降りてきてくれるんだ。変な言い方だけど。

ファンがジェンヌを応援してるのは、架空の世界の人に勝手に憧れてるもののような気がしてた。いや、そりゃ、ジェンヌさんだって、本名のときは現実の人間なんだけど。でも、ファンの前では芸名じゃないですか。ただの芸能人よりもっと究極の架空の存在。

でも、その芸名の人からお葬式に花が来るんだ。なんか不思議。夢の世界の人と、現実の人間との間に、糸がつながってるんだ。思いは通じてるんだ。ヅカファン以外の人からは見えないかもしれないけど、夢の世界と現実とをつなぐ、細くて透明な糸が、ちゃんと存在してるんだ。

もちろん、こういうときの慣習みたいなものがあるのかもしれないけど。その方のお人柄とか、生徒さんのお人柄とかもあるんだろうけど。

きっとその方は、天国で「なんで○○さんからお花来てんのー、逆やないのー」って突っ込んでたんだろうな。

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