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春野寿美礼を語る [ヅカ的近況]

あのクネクネぶりが面白かった。あのナルシストぶりが面白かった。あの濁音ゼリフが面白かった。とにかく、オサって面白い人だった。トップになった当初は、二階席をなかなか見てくれなくって、んも~、と憤りすら感じた。鏡を見つめてウットリしてるみたいなオサが、じれったくて、だけど面白かった。目が離せなかった。

「それってどうなの」で小さい頃の写真を見て、その存在感の無さにビックリしたと同時に、なんか納得した。この人、ほんまもんのスターさんなんだ。舞台の上だけで輝く人なんだ。みんなに「オサ様」って崇められてはじめて、あの人間じゃないようなオーラが出るんだ。そうでなかったら、こんなに影のうす~い人なんだ…。ますます「面白い」度が高まった。

極めつけは『エンター・ザ・レビュー』の女装スミレちゃん。スミレちゃんのあのキモさ! インパクト! そして、なぜかキュート! 願わくばサヨナラショーでやってもらいたいぐらいのはまり役。『TAKARAZUKA舞夢!』のゼウスもよかった。浮気しまくりでご機嫌なゼウス、戦闘風景を眺めながら涙して歌う陶酔ゼウス。ああ、オサってほんと面白い。

相手役が変わってからは演技にも変化があり、もちろんだいぶ前から二階席もばっちり見てくれるし、何か解き放たれたようで、『TUXEDO JAZZ』での歌いっぷりは本当に人外魔境とでも言うべき素晴らしいものだった。

退団会見で、トップになって最初のうちは足りないものを身につけようと必死だったが、最近はこそげおとすようになった、という内容があって、なるほど、私が感じていたのはそれだったのか、と思った。

発表が遅くて、てっきりアデューじゃないのかと思ってたけど、やっぱりアデューだったのですね。ファンのみなさんは生殺し状態で大変だったのでは。願わくば、イケコ作品が駄作でありませんように………南無南無……

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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