SSブログ

宝塚花の踊り絵巻(東京宝塚劇場 12/15 18:30) [観劇メモ]

澄夫ちゃん健在! 日本ものショー万歳!

澄夫ちゃんの作品って、なんか色気があるのよね〜。芝居も脚本はアレだけど、色気はあるのよね〜。

そのうえ、ショー作家としてのツボを心得てる。

特に中詰めの佐渡おけさは楽しい楽しい。ここで盛り上がってほしいというところでちゃんと盛り上がる、ここで人いっぱい出てきてほしいというところでちゃんと出てくる、ここでジャジャンと見得切ってほしいところでちゃんと見得切る。生理的に気持ちいい。

あと、驟雨って場面。敵に追われたレオンが、戦いながら、馴染みの遊女ねねと逃げる。ストーリーがドラマチックだし、とうのたった(失礼)遊女たちが色っぽいし、赤い格子やはしごの使い方も上手いし、最後に船で盆回って暗転するときのポーズの美しいこと!

思えばわたくし、ヅカファンになってから観た日本もののショーというと、すべて春の公演だったんですよ。今回はじめて秋のおどりを観たわけで。紅葉や菊、雪、きれいだわねええ。

あ、しかし、松本先生の菊の童の場面はちと眠かった。そして怖かった。設定さっぱりわからず。後からパンフ読んで、少年のまま不老不死になったと書いてあって、また怖かった(笑)。ピッタリでんがな。

日本もののショーは、都をどりなどの芸者さんの踊りの発表会から来ているという。都をどりは、明治5年の京都博覧会のために考えられたという。今となっては、演歌ショーと、数少ないレビュー劇団にしか残っていない、これらの血筋。劇団も、少なくとも年に一回はやらねばと思っているらしく、昨年は石田で、一昨年は谷で上演した。

けどねー。石田はやっぱり余興っぽかったし、谷のは全然印象に残ってないなあ。日本ものの滲み出るような色気を、誰か受け継げる作家はいないのか。…オギーで観てみたかった気もします。



nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

愛と青春の旅立ち(東京宝塚劇場 12/15 18:30) [観劇メモ]

タカラヅカで婚活は扱わないでほしい。

私、古いですか? ロマンチックラブイデオロギーに毒されてますか? でもタカラヅカってそういうもんでしょ?

むしろ、リネットみたいにはっきり「婚活のために男選びしてます」って公言するほうが、まだ潔い。2番手娘役だからっていうのもある。でも、ポーラはひどいやろ。婚活のために男選びしてるのはリネットと全然変わらないのに、終始、本当の愛とか、傷つく覚悟とか、それこそ「めんどくさい」ことを言う。しかもトップ娘役。

生活のために恋愛を利用するなーーー。タカラヅカの中では、純粋な恋愛だけが見たいんじゃーーー。

『仮面のロマネスク』とか、『ダルレークの恋』みたいな「駆け引き」は、それはそれでいいんです。生活かかってないし。駆け引きと言いつつ、じつは本当にラブだし。駆け引きのふりしてラブ、はかっこいい。でも、ラブのふりして生活のため、は最低。

あっ、ひょっとして、ポーラが最初の婚活からだんだん本当の愛に目覚めるっていう話だったのかしら、これ!? だったらOK。

でも全然そうは見えなかった。下ネタよりも何よりも、そこが気になりました。

ザックの変化は、ポーラに比べれば、表現されていたような気もする。仲間を見捨てて一番になった最初の障害物競争から、仲間を助けたせいで記録更新できなかったけどすがすがしい顔してるっていう、このエピソードが感動的だからね。主人公だから書き込み多いし。

あと、マッチョな場面が多いのも、あんまりピンときませんでした。男子はこういうの楽しいのかなあ…。思えば、私のヅカ2回目の観劇は『誠の群像』by石田で、「なんで男の人が楽しい内容を、女性ばかりの劇団でやらされているんだろう」と思ったものです。

もとの映画を知らないのですが、ベトナム戦争で傷ついたアメリカが、マッチョな訓練で精神叩き直して、再び強いアメリカになるぞーって主旨なんだろうね。。。。その根底思想が私のメンタリティとは相容れないのであった。

もう一個苦言。

鬼軍曹が全然鬼に見えない。あれ、ギャグですか? 余興ですか? なんであの台詞回しでOKが出るのですか? ソルーナさんと接するときのびしっとした感じはいいんだけど、しごきの場面での口調が、「おうきかなめさんが余興で怖い人を演じている」もしくは「おうきかなめさんがゲームのアテレコで悪役キャラを面白おかしく演じている」のどちらかにしか見えないのだ! Noォォォ! 仕方ないので、タータンで置き換えて観ていました(なぜかタータン。無意識にタータン。でも嫌味な感じとか、ピッタリかも)。

だから、どうしてみんなが「フォーリーに負けてたまるか」と言っているのが全くわからない。最後に「あいつのせいだ! 辞めてやる!」となるのも、目が点。体格も細いので、レオンと一騎打ちの場面が、どうみてもレオンのほうが強い。そこを、台詞まわしや動作でなんとかするのが、演技というものではないのでしょうか。

オッサンみたいな路線スターって、もう出ないのかなぁぁぁ(T T) びっくりするほど黒くてかっこいい二番手さんって、もう出ないのかなぁぁぁ(T T) 

その他感想
・プロローグの段取りとか、石田にしてはスムーズでわくわくしました。
・すずみさんのベリーショート金髪に黒い肌が予想外にかっこよかったです。
・ベニー爆上げにいまさらながらに驚きました。
・石田の水輝涼への愛に感動しました。

nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

紫峰七海 お茶会(12/6) [お茶会報告]

忙しくてまとめる時間がなく、忘れてしまったことが多々あり。すみません、すぐ書かないとダメですね。

Q.好きな場面はどこですか。
A.椅子の場面ももちろんなんですが、最初に登場した場面で、一花さんがびくびくしてるのが、たまりませんね!
(その発想がもうめちゃくちゃ悪い人だと思います)

「しほうななみはいい人だ」ってサブリミナルで入ってる、リラクゼーションのテープを流さないといけないと思うんです。
(ますます悪い人の発想だと思います)

嘘かほんとかを当てるゲーム。「生牡蠣は食べられますか?」とか、用意された質問に、ふみかちゃんが「好きですねー」とか答えて、その答えが嘘かほんとかを当てる。ある程度、ふみかちゃんが考えたらしい。NOW ONとかで散々「いい人です」って言ってたのが、じつは嘘でしたーってところから来ているわけですが、なかなかおもしろかった。

けっこうわからんのですよ。なんか照れ笑い的に答えていて、「こりゃ絶対嘘だな」というときもあるけど、まんまとだまされるときもある。役者だのー。(ちなみに、生牡蠣は食べられないそうです。だまされた。)

そこから発展して、黒燕尾はそんなに好きじゃないという話がありました。タキシードのほうがいいけど、タキシードも一番好きってわけじゃないのだそうです。(たしかに、黒燕尾よりタキシードのほうがお似合いだと思います。)

好きなのは、ベスト系。上着脱いでベスト! ってのが「萌え〜〜」なんです! (萌えってそういうとき使うのかな?笑) あとラテン系。サッシュベルトだけとか。本当の意味でスタイルが試されるじゃないですか!(またまた力説)

Q.具体的にはどういう…?
『カサブランカ』のゆうひさんとかー(わかるわかる! 私も大好き!)『アデューマルセイユ』の立さんとオサさんの「訓練はじめるぞ」っていう場面とかー

Q.ご自分の着こなしはいかがですか
私なりにけっこうイケてると思います!! (客席拍手〜)(イケてると思います。黒燕尾よりは(笑))

あと面白かったのは芸名の由来の詳細。

リカさんのファンだったので、あと、入りたいって思ったのが紫苑さんの舞台を見たときだったので、紫は絶対使いたかったんですけど。さらに、おとめに、リカさんと数年でいいから並びたかったんです! だから紫峰を考えたんですが、同期で、字は違うけど「しほう」を希望したのが3人もいたんですよ。で、下の名前はふみかで出したら却下され、大きい感じで、山と来たら海だねってことで適当に考えた七海がOKで、もう「しほう」が使えるなら下はなんでもいいという感じで。(かわいそうな「ななみちゃん」)あ、でも今では下の名前も好きですよ。中国の人に言わせると、すごーくおめでたい名前なんだそうです。しほうななみって。(そうでしょうね、とにかくでっかいですからね。)

…たしかにおとめで並んでました。名前。私がリカファンやってた間に、水面下で、こんなことが行われていたとは! つゆ知らず! 布石が打たれていたとは、おぬしも悪よのう〜。(あ、悪じゃないです、すみません、つい)

(しかし、芸名って一体誰がチェックするんだ? そんなに規制があるなんて、よほどセンスあるやつらなんだろうな?>劇団)(劇団に対して100%懐疑的)

nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。