SSブログ

心中 恋の大和路(日本青年館 4/17 18:30)

ええ話やった。映像でしか見たことなかったので、生で見れて良かった。

壮さん忠兵衛が想像以上にダメな人だった。あゆっちは仁のとき花魁がいまいちだったけど、今回はとても可愛かった。まっつが、ちょっと意地悪入った八右衛門で、それがまた切なかった。

よくできた話だよね〜。封印切りのきっかけ、かもん太夫の身請けとの対比、与平の恋との対比、大和路の風景と心象風景との重なり合い。どこか幻想的で、ロックぽい曲が合ってる。一方で、大阪のにぎやかな商店の様子は微笑ましく。

下級生まで歌える人が多いのも今時(笑)すごいね。がおりの貫禄、歌い出したらショースターのあす君、芝居巧者のホタテ、天舞音さらのコメディエンヌぶり、女将の舞園るりもイイ女やし、せしこの悲しい美しさたるや、いやはや豪華豪華。

最後の雪山は生だと鳥肌もの。文楽だとどうやって終わるんだろ? しかし、心中するなら凍死が一番綺麗よね。バカな二人だけど、いや、だからこそ共感してしまうし、綺麗に二人だけで死ぬカタルシスには、うっとりもしてしまう。

名作は、合う人がいるときにはどんどん再演してたもれ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:moblog

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。