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お前はもういないのか [ヅカ的近況]

無事、駆け抜けることができました。
(仕事はミス連発でしたが(;´Д`)



ムラの楽のあとは、望外の幸せに驚くのと、
一方で、じゃあ、なんで辞めるんだよ、という感情で「混乱」していました。

東京公演は、ご本人も挨拶で言っていましたが、
何をしても「最後の」がついて、さみしさが募りました。
最後のお茶会、最後の夜公演、最後の(通常の)出待ち…
キラキラした電飾と白いレースで飾られた、華々しいそれらを、
一気に全力で駆け抜け、
特に東京のフェアウェルはムラと違って二回公演だから全然時間がなくて、
どわわわーーーっと走って、ゴールして、アーチをくぐったら、



そこは、
何も無い空間だった。

「さみしいを通り越して怖い」(これもご本人の弁)
の正体はこれだった。



目の前に広がる、茫漠とした喪失感。




「最後の~」の次には、
「もう~しないんだ」が来る。

劇場の前を通れば「もう出待ちしないんだ」と思い、
家のポストをあければ「もうふみかちゃんから年賀状来ないんだ、
会からの公演案内も来ないんだ」と思う。
和気あいあいとした羊仲間と、牧場で一緒にいることもないんだ、と思う。


感謝やさみしさといった混乱した感情は、
なんとか風呂敷に詰め込んで、ある程度まとまりをつけ、
でも手のひらには、「あの人でこんな役が観たかった」という
若干の「もったいない」が残りつつ、でもそれは手のひらサイズで、
全身に、羊(笑)として愛された幸せ感をまとい、


でも目の前には何も無いという。



アンドレ、お前はもういないのか……


あ、違った違った、アンドレじゃなくてふみかだった。


フェアウェルで配られたものを、ぽけーっと何度も見返してばかりいます。
感想を、出待ちなどで語り合いたい!
お手紙書いて渡したい!
…でももうそういうことはないんだなあ。



ファン仲間ももちろんだけど、
ご本人様もきっと、
もうタカラジェンヌである自分が存在しないことを実感されていると思うので…



お前が耐えた苦しみなら、私も耐えよう。



ですね。



そして最後には「幸せだったなあ」という感情だけが残るのだと思います。





今まで読んでくださって本当にありがとうございました。
これからも、たまには何か書くかもしれません。
宝塚とは適度に距離を取りながら、
何もない空間に何かが芽生えてくるのを待つことにします。



(あ、最初にお茶会に一緒に行ってくれたUさん、
あのときは新沼謙治(笑)のお茶会につきあってくださり、
ありがとうございました←私信)



そうだ。楽でポリスが最後にくみちゃんに壁ドンチューして、
その瞬間、「私、成仏できるかも」と思いましたですよ(笑)


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