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ドリームジャンボ宝ぶね(青山劇場 1/6 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

ときは明治。伊藤博文や大久保利通らが総理大臣の座を争い。山では妖怪が神様の仲間入りを狙い。座敷わらしが人間たちに薬草を飲ませ。真夏の夜の夢のパロディであるという。??

何がなんだかさっぱりわからないけど、リカちゃんが出るので見に行った。演出の板垣恭一って聞いたことあるな…、『愛と青春の宝塚』の兵隊さん矢崎広も出るんだ、彼、戦国鍋TVで活躍してるよね…

戦国鍋TVの舞台でした。どっひゃー。劇場入ってグッズ売り場を見てやっと気付いた次第。

戦国鍋TVはわりと見てるんだけど、舞台は舞台のネタがあるらしく、ファンの喚声が上がる(文字通り「キャー」と言う)ポイントがわからない。TVで見た人だ!とわかる人が、そんなにいない。大丈夫かな、自分。隣のリカファンのおば様、完全に固まってるし。

と思いきや、30分ぐらいで馴染みました(笑)。かなり良くできてました。明治の名士たちのキャラのいじり具合も面白いし、真夏の夜の夢のリンク具合がすごい。随所に真夏の夜の夢のセリフがちりばめられてる。座敷わらしがパックって!!しかも左とん平って!!

みなさん、コント的場面も立ち回りもお上手。TVの人かと思ってたけど、舞台でもいけるんだね〜。矢崎広は相変わらず熱血な芝居。滝口幸広は客席をなめる目線がまるで宝塚のトップスター。なぜか真飛聖さんを思わせる(あ、タムドクみたいな格好だからか)。小豆洗いと油ふらしの二人のコント、面白かったなあ。

突然コントになったり、寸劇になったり(わた鬼が始まったりする)、ノリがギャグ漫画。そして最後収拾つかなくなったらチャンバラ、これまたノリが少年漫画。でも腐女子向けネタもしっかり用意してある。(少年になりたかった女子…ということは、ジャニーズと同じファン層なのかなあ?)それらがテンポよく進んでいくので、飽きない。

リカちゃんは篤姫…なんだけど、よーするにヘレナの役どころです。タカビーで勘違いしてるところが笑える、リュータンさん的キャラで私は大好き。宝塚を茶化すやりとりも私は大好き。そうそう、芝居がかった声に一瞬笑いが起きそうになってたけど、ギャグじゃないです、デフォルトなんです。

座長の植草かっちゃんは、戦国鍋TVの大半がジャニーズのパロディだからか、めちゃくちゃ違和感なかったですね〜。最後のライブ場面での少年隊ナンバーは、すごい盛り上がり!しかし、パロディ元を呼んじゃうなんて、すごいよなあ。そして、鍋ファンの若いお嬢さんたちはリアルタイムの少年隊を知らなくて盛り上がってるんだよね?不思議だなあ。

久野さんは演歌のパロディを披露。ほんと、パロディって、センスと実力ないとできないよね。

というわけで、今年の観劇始めは、ドタバタしてるけどセンス良くて勢いのある舞台でした。

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