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私たちは何も知らない(東京芸術劇場シアターウエスト 12/6 18:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

永井愛が青踏を題材にした! 観ないわけにはいかないです。

私は事実婚なのですが、
なんでそうしたのか訊かれる場合は、
平塚らいてうに憧れてたからです、と答えることにしています。
まあ、たいていは「??」という顔をされるんですがね。
らいてうが奥村博と同棲するときに両親にあてた手紙っつーのがかっこよくて、
これを真似したい! と思ったんですよー。

という程度には青踏に思い入れがあるので、
あー、これってこういうことだったんだー、とか、
こんなぴったりのキャスティングすごい! とか、
終始楽しく、興奮しながら観ました。

たくさんいる青踏メンバーの中で、数人だけのセレクション、
これがなかなか絶妙。
しかもキャスティングがほんと素晴らしい。
らいてう役の朝倉あきは、「書く女」の一葉の妹役だね。
伊藤野枝役の藤野涼子は、今時こんな田舎っぽい人、よく見つけたな、と。
岩野清役の大西礼芳、「民衆の敵」の長女役だったのか、
声といい顔といい、岩下志麻じゃないですか、素晴らしい。
奥村博役は「いだてん」で国旗マニアで登場した人。
ハンサムなんだけど声が高くて、とにかく不思議ちゃん。
ああ、奥村博ってほんと、こういう感じだったんだろうなあ、と。
それぞれのファッションも、現代の服なんだけど、個性に合ってる。

らいてうが国粋主義みたいになっちゃうのとか、どーすんだろうなあ、と思ってたけど、
最後に、未来を予見する、という形で挿入される。
これは今の我々への警告。

しかし…、
もともとあまり興味のない人(たとえば、女優さん目当てとか)からしたら、
どうだったんだろうなあ。
青踏のことは知らないけど、現代の女性差別には意識的、という人も、
どんなふうに観たんだろうなあ。
「ああ、こういう人たちがいたから、今があるんだ」って思ったかな?
「今も昔も同じなんだ、同志よ!」って思ったかな??
自分には、客観的に判断することができない。

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