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男役と女形は対照じゃないー女らしさアピール [ヅカってなんだ?的記事]

MISSという雑誌に花組スターさんが載っているということでチェック。うれしかったのは、まとびさんがご愛用のサンタマリアノヴェッラのボディミルクが、私が何本もリピートしてるものだったこと! わーいわーい、私もあんな美肌になるかしら〜。ライナス様もあの薔薇とクチナシの香りに包まれているのね〜。

ん? ライナスおじさんが? 薔薇とクチナシって、いかにもレディースな香りを使うってか? 変くない?

ヅカファンになってはや10年。やっぱり慣れません。男役という第三のジェンダーに。

だって、男役芸を極める! と言いつつ、オフでは女らしさをアピールするんだもん。わかんないな〜。「女子トイレに入って驚かれました」的発言も、結局は女の子ですアピール。ましてや、まとびさんは入り出もけっこう女っぽい。料理の腕も自慢する。男の料理じゃなくて、普通に女子の料理。そして我々も、「オフでは綺麗なお姉さんだよね」というのを誉め言葉として使う。

昔に比べたらずっとオフでも男らしくなったと言いますが。(スカート履かなくなったし)でもやっぱり、基本、きれいな女性であることアピールが多いですよね。

じゃあ、女形はどうなんだ。玉三郎や篠井英介さんが、「オフでは男らしいんです」アピールする? 男らしいアピールってなんだろう、えっと、バイクでツーリングします、とか? すね毛もじゃもじゃなんです、とか? しないよなー。全然、しない。絶対、しない。篠井さん、スタジオパークとか徹子の部屋で、愛用化粧品を披露してたもん。むしろ女らしいほうをアピールするよなあ。

ってことは、男役も女形も、結局は女らしさをアピールしてるってこと? なんでだ? そもそも、男役にしろ女形にしろ、異性装はすべて反主流=反男らしさ、ってことなのかな?

うーん、わからん。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::

女形は「じつはおっさんアピール」がけっこうあるらしい! コメント欄から教えていただきました。引き続き勉強します…

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july

こんばんわ。
宝塚と縁とゆかりもないながら、愛読させていただいている者です。
以前一度だけ、本家サイトのことでメールを送らせていただきましたが、基本的に読者に徹しておりましたけれど、歌舞伎系の話が出ましたのでちらっと参考書の紹介など。(といっても、私も歌舞伎に詳しいわけではないのですが)
渡辺保「女形の運命」(岩波現代文庫)はもしまだご存知でないのなら、こういったことに興味のある竜眼さまにお勧めしたい本です。歌舞伎の専門的な知識がなくても、多少本を読みなれている方には問題なく読み解ける内容ですし、メインに取り上げられている役者さんを含め、明治以降の三人のそれぞれ世代の違う高名な女形の役者さんについて書かれていて、異性を演じる役者と時代の変遷を考える上で興味深く読めるかと思います。
図書館にもありそうな本ですし、現在流通しているのは文庫本なので買ってもそれほど負担にならないところも、お勧めしやすいところです。

突然出しゃばってすみません。
更新を楽しみにしておりますが、残暑の中どうぞお気をつけてお過ごしくださいませ。
by july (2010-09-08 01:14) 

はるすかえ☆

完全にセルフプロデュースの問題ですよね。
マニッシュな女性が世間にあふれて、
カッコイイ女性への免疫が出来上がっている今の私たちには、
男役であるジェンヌさんが、どこにその男役らしさのラインを引くか、
見極めが昔よりはるかに難しくなってると思います。
そういう線引きにおいて、私はまとびん王子に共感できないんですよ。
それは芸名の彼女ではなく本名の彼女が見え隠れするからだと思います。
なかなか説明するには難しい、好みやニュアンスの問題だから、
一概にどうとは言えないけど…。
イメージ戦略の業界だから、女性らしさのアピールは紙一重ですよね。
アピールしたあとでさらっとはぐらかされると、それで帳消しになったり。
あとは歌舞伎の歴史が400年ならヅカはその1/4弱という、
歴史と伝統の重みなのかしら…(っつーかそれしか逃げ場がない?)

by はるすかえ☆ (2010-09-08 21:40) 

おじゃまします

歌舞伎ファン歴が長いものですが、ちょいと反証しますと。

いまの女形さんは一般的に、「実はおっさんアピール」を普通にしてますね。
楽屋ではあぐらかいて競馬新聞読んでる、とか。すね毛・わき毛処理の話もよく聞くし。 
玉三郎さんも、かなり以前から「ももひき愛用」とか「実はアウトドア派でスキューバダイバー」など、そこそこ言い散らしてます。 長時間の舞台でのウンコ漏らしの恐怖とかも話してるし。

歌舞伎スターのそういうパーソナルな部分を公表しているものは、竜眼さん個人的な興味において宝塚よりかなり低いために、目に止まってこなかったのでは?と感じている次第です。

そして、歌舞伎の女形さんにはオッサン度高い人~低い人ありという事実を、ファンがすでに消化してしまっているため、あまり問題にされてないのかもしれません。 言ってみれば、女形の「公的にされている」プライベートな部分に、舞台の姿を投影するような「期待」をしてないんですよ。

だから、私には竜眼さんがおっしゃる「男役と女形は対照じゃない」は、役者のあり方でなく、ファンの舞台上の存在に対する期待の内容のように感じます。
by おじゃまします (2010-09-10 03:59) 

竜眼

julyさま、ありがとうございます!
渡辺保は学生時代になんか一冊読まされたような…
そして全然身に付いていないという…
早速「女形の運命」読んでみます! 
高名な女形さん、、、まずそこから勉強しなければ、ですが^^;
またいろいろ教えてくださいませ。
by 竜眼 (2010-09-10 22:06) 

竜眼

はるすかえ☆さま、そうそうそうなんです、
私もまとびさんの女っぽさは、じつは全然そそられません。
入り出の人数が少ないのは絶対そのせいだと思ふの。
ユウヒさんみたく、見るからに男!
(とは言ってもワタルさんほどじゃない)ぐらいが、好きかも。
ナチュラルな男役が増えている昨今、これからどういうあり方が
人気が出るのか、ますますわからないですね。
by 竜眼 (2010-09-10 22:09) 

竜眼

おじゃまします様、貴重なコメントをありがとうございます!!
いやはや、おっさんアピールは全く知りませんでした。
それで「ギャップが素敵ー」というわけでもない。ほほ〜。
適当なこと書いちゃいけないですね、ほんとに(汗汗汗)。
たしかに、女形は結婚している人も多いけど、
男役はタカラヅカの特性として、結婚してないですしね。
ファンが夢を持っちゃってますよねえええ。
うーん、面白いです。もっと勉強しなければいかんです。
by 竜眼 (2010-09-10 22:13) 

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