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ME AND MY GIRL(梅田芸術劇場 7/11 16:30) [観劇メモ]

まとぶん(真飛聖)ビルは、下町の、陽気でかわいくて、品のない青年(将来おっちゃん)。でも全然OK。そもそも、セリフが前回の月組と少し違う? 上院でのスピーチ練習の冒頭、「貴族のみなさん、貴金属のみなさん、自己満足のみなさん」って言ってたところが、「坊ちゃん、嬢ちゃん、よってらっしゃい見てらっしゃい」みたいな言い方になってるよね? ひょっとして今回、下層階級の行商人っぽさを、強調しようとしてる? いや、単に自分が勉強したからそう思うだけなのか? 貴族との差が出て、これはこれでいいと思うな。

ただ、緩急の「緩」がないのが残念。まやさん(未沙のえる)がすごいのは、緩急の「緩」があるところだと思うんだよね。って、まやさんと比べたら誰だって…なんだけど。

でね。あやね(桜乃彩音)サリーが意外によかったのよ! 高貴な持ち味だから絶対合わないと思ってたけど、そうではなくて、女役的な持ち味なのかな。はったりがきくというか。下層階級ゆえに自立せざるを得ない、小さい頃から働いて、15歳ぐらいで同棲相手を決めちゃう、そんな背景がしっかり見えて、よかった。

それになんと言っても、歌が上手くなってる(驚)。クリスティーヌ役でトップ就任するとき、お正月のインタビューで竹下さんが「天使の歌声ですが」って聞いたら、理事長「特訓せなあかん」って言ってたよ。それを思うと、すごい進歩だ……。

壮さん(壮一帆)のジョンは予想どおり嫌みでお茶目な感じが素敵。京(京三紗)マリアは年相応。ロンドン版のCDもこんな歌声だったな。みわっち(愛音羽麗)ジェラルドは楽勝でしょう。まあくん(朝夏まなと)ジャッキーは素直すぎてちょっとつまらないかも。オカマ風味はいいんだけど。もうちょっと悪い人であってほしいなあ、ジャッキー。はっちさん(夏美よう)のへザーセットは鉄面皮なのが逆に面白い。ふみかちゃんジャスパー卿(紫峰七海)は長毛の猫みたい。くしゃーっと笑うのが、なでなでしたくなる、無垢でかわいい。一家に一匹。マメ(日向燦)のバターズビー卿、あんな赤ら顔、タカラヅカでありなのか…、感心。ああいうおじさんいるよね。紳士ぽいんだけど、酔っぱらい。

まとぶビルに引っ張られて、全体にドタバタっぽいけど、階級の違いがよく出ていて、自分的には予習の成果があったような気がした初見でした。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::
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