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雨に唄えば(梅田芸術劇場 7/20 16:30) [観劇メモ]

タニ(大和悠河)は、theスターさん! ピッカピカ。さすがの華やかさ。だけど、余裕しゃくしゃくの男には見えないんだよなあ。余裕、それこそが初演でトウコ(安蘭けい)が見せてくれたものだったんだ。

ヒロインの花影アリスは肝が据わっていて、賢そう。こんなにしっかりしてたら、とっくにスターになっていそうな気もするぐらい。初演のウメちゃん(陽月華)のおどおどした雰囲気のほうが、キャシーの初々しさにあってたのかもしれん。

ああ、ついつい初演と比べてしまうぅ。

つまりね、トウコ&ウメだと「スターとして余裕で生きてる男が、小生意気な少女に出会って意外にも生き方を変える」という話に見えたの。それをトウコが自嘲したり照れたりするところに、アメリカンなおかしさを感じたの。だけど、タニ&アリスだと「スターとしての栄光の影で悩む男が、まっすぐで美しい少女に出会って救いを見出す」という話に見えたんだよねえ。全然アメリカンではなくて、もっとしんみりした話なんだ、これって。。。

それはそれでいいんだと思う。タニってつくづく、「一生懸命であること」が魅力的なんだよなあ。だから、もっとそういう方向で追究しちゃってもよかったんじゃないかと思うんだけどなあ。

二番手のらんとむ(蘭寿とむ)はさすがに踊っているときの身体の動きがきれい。「わらえー」のナンバーもなかなかよかったよ。しかし、これは初演時にタニがコズモのときも思ったけど、主役と同じぐらいのスターさんが演じているから、どうしてコズモという人物が職人的な位置にとどまっているのか、全然理解できない。これはヅカのシステムだから仕方が無いんだろうけど、いっそコズモ役を路線じゃない人に振ってみてもいいんでないかね。

ほっくん(北翔海莉)のリナは、すごい上手い。すごい笑える。でも、そこまで笑いをとってしまったら、それはもうリナじゃない気がする!! リナ本人はあくまでも、美人でおしとやかなつもりでいてくれないと、勘違いしてるおかしさが伝わらない。笑わせようとしてやってるほほえましい人になっちゃって、「なじぇ? なじぇ」のナンバーで、「リナって実はこんなにかわいい子なんだ」って思わせるインパクトが減ってしまった。

それと、リナとゼルダの「ともだちー」動作が変わっちゃってて残念。あれ、初演当時はめちゃくちゃ流行ったものです。

たまちゃん(天羽珠紀)が、やたらめったらスターさんって感じで素敵だった〜。

それにしても、開演時間を間違えてて、飛行機に間に合わないことが直前に判明。途中で退席したのが悔やまれます。。。

さーって、明日はふみか茶だ!

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