宝塚BOYS（シアタークリエ 8/2 12:30）

号泣なのだ…。ラストのヅカヅカしいフィナーレが、本当のフィナーレではなくて彼らの夢の中のフィナーレに過ぎない、ってことがわかるときのたまらなさ。宝塚の舞台に立ちたかったのに、こんなふうに歌って踊りたかったのに、頑張ってきたのに。羽根をつけたまま、切ない顔で舞台から走り去って、着替えて再度登場し、稽古場を出て行く場面になるラスト。涙がとまらないにゃ。

初演の感想→http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2007-06-14

初演とは７人中３人がメンバーチェンジ。佐藤重幸が好演した長谷川役は、瀬川亮という人。より暑苦しい感じで、私的にはブンちゃん（絵麻緒ゆう）に印象が似てる。誰も賛同してくれないと思うが（笑）。かわいいけど暑苦しく、女生徒を見つめすぎていやがられる感じが強調されてた。一方で、大衆演芸の真似をするのはいまいちだったかな。 須賀貴匡が美麗だった竹田役は森本亮治 という人。背丈とかすごい似てた。顔色が浅黒いのが、愚連隊あがりっぽかった。関西弁でひっかきまわして、最後は泣かせる太田川役はG2で有名な山内圭哉。病気になりそうには見えないけど、上手かった。初演の三宅弘城もすごかったけど、初演は山田役の猪野学と見た目が若干かぶっていたように思う。

竹内役の葛山信吾が、初演時より格段に上手くなっていたのに驚き！　経験が人を育てるのね。主役級に名前があっても違和感なし。リーダー役の柳家花緑はやっぱり微笑ましい。初演時「男役ダンスがうまい？」と思っていたら、今回お稽古場面でもいっぱいクルクル踊っていて、フィナーレ場面でも吉野圭吾とバリバリ踊ってた。初演時もこんな振りあったっけ？　弟がバレリーノだもんね、小さい頃バレエを習ってたりしたのかしら？　

再演ということもあって、最初から出来上がってて舞台も客席もテンションが高い高い。アドリブもあったと思う。唯一、残念だったのは、初風詢のソロをもっと増やしてほしかったってことなり。

さてさて、初演時のDVDを見て比較しなくっちゃ〜。

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