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Mr. PINSTRIPE(東京芸術劇場中ホール 12/14 19:00 ,12/15 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

玉野先生って、平澤先生って、こういう顔で、こういうダンスする人なんだー。というのが、ヅカファン的見方であります、まずは。

タカラヅカでもサーカスでも歌番組でもない、だけど、往年のミュージカル映画への憧れに満ちた「ショー」って、あんまりないよね? だから比較とかできないんだけど…。けっこう難しいな、と思った。レビュー(今ならタカラヅカぐらいしかないが)のように大掛かりな舞台装置がないし、タカラヅカみたいな背景となる裏の物語(例:オサさんこれで退団なのね、等)がないし、ミュージカルのようなストーリーもない。人数がすごい多いわけでもないから、群舞で圧倒するわけにもいかない。だから、勢いとか雰囲気とかでごまかすことが絶対にできない。

じゃー、何を見れば満足したであろうか、というと、やっぱり「すごい歌」「すごい踊り」「すごい振り付け」「すごいスター性」、それぞれのレベルの高さ。だよなあ。。。

で、一番満足したのは、やっぱり玉野先生のタップ。玉野和紀ってすごい! タップダンスって、楽器なんだ!! 正直、1幕にももっと玉野タップのすごさを見せつける場面があったほうがよかった。2幕で2回あった、ピアノやバイオリン、ドラムとの掛け合いが、すんばらしかった。即興? じゃないと思うけど…、タップって踊りでもあり楽器でもあるんだ、って鳥肌がたったよ。

1幕での、サンドタップが好きだっていうナンバーや、2幕でマックザナイフ(ミュージカルの原点と言われているよね?)をヒップホップで踊りながら、ミュージカルに敬意を払うナンバーも、良かったな。これは私が「物語」を求めているせいかな。「物語」と言えば、2幕のストーリー仕立てのコントみたいな場面もよかったな。

そう考えると、「すごいタップ」と「物語」のある2幕のほうが充実していたと思う。リカちゃん(紫吹淳)の歌も、2幕の欧陽菲菲みたいなのが、意外に上手かったし(と思うんだけど…低い声のほうが歌いやすいんだろうね…?? なぜあれが上手に聞こえるのか、誰か教えて!)。

ほかにも、ダービー帽の場面や、サイバーなLIBERTANGOも楽しかった。リカちゃんが筆の妖精をやった和風場面も面白かったし。あとは、星奈優里のダンスは何から何まで好みで、大満足。

まとまり、という意味ではよくわからないが、来年もあれば、いろんな振付とすんごいタップを観に、また行くよん。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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