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ハレルヤ! 2回目(銀河劇場 12/12 18:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

リピーター割引で前楽を観劇。前回(初日の翌日)よりも、客席のノリがよく、手拍子も入ってた。出演者も、多少疲れも見えたが(そりゃそーだ、たった7人だもんよ)、前よりこなれてて、あー、リピートし甲斐があるよなぁ、とうれしい。

前回、ちょろっと気になったことがあったんだけど…、今回、あることに気がついて解決しちゃったよ。それは、

広志がヒロインなんだ!!!

川平慈英がトップ男役で、山崎育三郎がトップ娘役で、山路和弘が二番手男役、なのね? でしょ? でしょ? そう思えばすべて納得できるよう?

もう終わっちゃったので、あらすじに触れますと。

ぼろい教会の牧師(川平慈英)と、その弟(捨て子同士なので血はつながってない)広志(山崎育三郎)。やってきた流れ者のギャンブラー(山路和弘)が、この教会で祈ると競馬に勝つということで熱心な信者になり、愚痴を言いにきていた近所のおばちゃんたちも巻き込んでしまう。教会なのに、競馬。その取り合わせがまず笑えるのだが、それは置いておいて。

教会の危機を見かねたギャンブラーが、競馬で儲けてその金で教会を救うべきだと主張し、お堅い牧師は断固拒否する。ここで問題なのが、広志と兄=牧師の行動。広志はギャンブラー(じつは広志を捨てた父親!)に心動かされ、兄の頑なさをじれったく思い、プチ家出をする。兄はショックで高熱を出しながら、神に祈る。すると、タイミング良く教会の屋根や床がぶっ壊れてしまう! ここ、大爆笑場面なんですが、それは置いておいて。

これぞ天啓、と思った兄はギャンブラーに金を預け、競馬で買って何倍にもして返してくれ、と頼んでしまう。しかし、広志がプチ家出から帰ってきていわく、「やっぱり、あんちゃんのまじめなところがでーすき(大好き)だ」。すると兄は心変わりし、賭けに加担したことを後悔。で、彼らがどうするかというと…(あー、最後のクライマックスは、再演があるかもしれないから、内緒!)。

この一連の心の動きが、初見ではちょっと「?」だったんだよねー。どうしてそんなにすぐ心変わりするのかなー、と。でも、広志がヒロインで、兄(育ての兄)とギャンブラー(実の父)で広志を奪い合ってる、と気がついたらむちゃくちゃ納得がいったよ。「あなたなんかより、あの人のほうが夢あるわ!」と言って飛び出していくヒロイン、後悔する主人公、あるある! 3人で最後に「あーりがとう〜」って歌うところ(泣いてる人多数)なんか、広志のソプラノ(違)がまるでトップ娘役の美声って感じだったもの。

最後に、儲けた金を無理に置いていこうとするギャンブラーと、それを戸惑いつつも受け取る広志。見つめ合って、最後におでこゴッチンしてた! ひゃ〜、それ、前回観たときは無かったじゃん! をいをいをいをい…、恥ずかしくなるぐらい、ラブラブでがんすーーー。

2番手のほうがワルでおいしい役、ってのも、よくあるパターンだよなあ。「絶対面白いから見ろ!」と誘った緑豆は、アンケートに「山路さん(はぁと)」とか書いてた。あなたというあなたは、どういうあなたなんすか!! いつもいつも男(役)ばかり好きになって……、ま、いいけどね。。。

ま、そんな深読みは置いておいて。ハレルヤ! の面白さについて考える稿、さらに、つ・づ・く。

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