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レビュー狂時代2007(渋谷C.C.Lemonホール 12/16 17:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

真島茂樹様が出るからってんで一階席を買ってしまった。。。失敗。。。

これまた、Mr.PINSTRIPEに引き続き、「ショーって難しいなあ」と思う内容だった。あ、Mr.PINSTRIPEの名誉のために言っておくと、もちろんMr.PINSTRIPEのほうがレベルは全然! 空の遥か彼方! ってぐらい上なんですが。

去年のレビュー狂時代は、日劇、SKD、タカラヅカの3団体のOB・OGだけで構成されてた。その3団体が集まるっていうだけで事件だった。裏の背景である「物語」があった。昔の面影をしのぶってだけで集まる客がいた。

去年の感想はコチラ↓
http://blog.so-net.ne.jp/pt-omoitsuki/2006-10-02(真帆しぶき最高!)
http://blog.so-net.ne.jp/pt-omoitsuki/2006-10-03(3団体比較)
http://blog.so-net.ne.jp/pt-omoitsuki/2006-10-04(いろいろ)

だけど今回は、半分以上が3団体以外のダンサーたち。ひょっとしたら、卒業生がやってる団体のメンバーや、教え子なのかもしれないが、そのことはどこにも書いてない。つまり、「物語」を放棄したということ。渋谷区共催ということで、渋谷区出身の団体も2団体含まれる。それで、何がしたいんだろう…?

新しい「レビュー」「ショー」を作りたい、ということなのかもしれない。それはいいことだと思う。

けど…、てんでバラバラなのよん。タンゴのグループの人たち、すごい上手い。振り付けもカッコイイ。ケンカをタンゴの足捌きで表現するなんて、惚れ惚れしちゃう。若いダンサーたちも上手い。でもそれと、往年のレビューのスターさんたちと、融合していないのよね。ロケットに出てる人たちがみんなレビュー化粧してるかっていうと、そうでもないし、コンテンポラリーな振り付けの後に、いかにも昔っぽいレビュー場面があったりする。バラエティーに飛んだショー、と言えばそうなんだけど、まとまりがない。

しかも、「物語」性を放棄しておきながら、実力的には衰えのある(でも「物語」性は抜群にある)往年のスターさんをトップスター扱いしてる。それって、コンセプトとしておかしいでしょう。「物語」を見せることは、メンバー構成上無理なのに、「物語」にこだわってしまってる。実力を見せるのか、「物語」を見せるのか。結果として、そのどっちも中途半端なのだ。

往年のスターでも、去年のスータンさんみたいに、体力は衰えたけどオーラはばっちり! とか、今年のマジーみたいに、今も現役バリバリよ! っていう人がトップ扱いならいいんだけどな…。チケット代の8割はマジーのデュエットダンス(相手役はSKDの方のようです)に支払ったと思うことにするよ。。。相手役のことをやさし〜く見つめるマジーはとっても素敵でした。

あと、3団体の人でなくても、中野ブラザーズっていうおじいさんのタップダンス兄弟コンビがとってもキュートでかわいかった。あの年であれだけタップできるのはすごい。あとは、そうねえ、男性ダンサーもかっこいいけど、但馬久美の身体の面の見せ方のほうが美しかったわね…。鹿島とも子の「Lady is Tramp」もかっこよかったなあ。春日宏美さんの場面は、またも、男役で歌いだし、そこで歌われる女性の役に性転換。これってSKDではよくあることだったんだろうか。1幕最後の場面は、次から次へと人の出入りがあって楽しかった。振付は小井戸秀宅、浦辺日佐夫でした。

来年もあるなら、コンセプトの再考を切に願うよ。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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