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「トップスター」解禁 [ヅカ的近況]

「トップスター」という言葉は使ってはならーん、これからは「主演男役」「主演娘役」と言うのだー。

というお触れが出たのは、2003年夏の紫吹さん退団記者会見だったかと思います(どういう形のお触れだったか、いまだに確認できていません。植田御大がどこかでしゃべってたと思うんだけど…どなたか覚えてらっしゃる方、教えてください!)。

以前の記事→http://blog.so-net.ne.jp/pt-omoitsuki/archive/20060402

その後、まじめーな歌劇団の生徒さんたちは、まじめーにその教えを守り、「主演」になった生徒は「主演男役をさせていただくことになり」などと語り、組長は挨拶で「主演コンビのお披露目公演で」などと語り、「トッ…主演」と言い直すこともしばしば、スカステでもナレーションで「トップ」という言葉が一切使われなくなり、「主演」という言葉が無理矢理定着するかに見えた今日このごろ。

いつのまにか復活してるじゃないですか! 「トップスター」という言葉。スカステでやってる安蘭けいのインタビュー番組「トップスターロングインタビュー」ってタイトルでした。トウコは「主演…トップ」と言い直してました。

えぇ~。今までまじめに「主演」って言い直してたのは、なんだったのー。ヅカファンはずっと「「主演」なんて変だよ~」、「「トップ」ってのがイメージどおりでいいんだよ~」、って言いつづけてきたんだよー。まあ、戻ってよかったけど、たった4年で変えるなんて、そんないい加減なものなら、最初からやるなって気がいたします。

念のために最近の『歌劇』のトップ人事記事を見てみたら、2007年1月号の陽月華トップ内定は「宙組主演娘役」でした。スカステだけ解禁?? 今後も要チェックです。

しかし、この改変は一体何を意味するのでしょー? 轟サマはもう各組に主演しないの? それはなさそう。やっぱり劇団内部の力関係の変化? 単に、「やっぱトップでいいじゃん」みたいな雰囲気?

インタビューにこたえるトウコを見ててつくづく思ったけど、やっぱり大階段を、ミラーボールのライトに包まれて、あのバカバカしい大きな羽しょっておりてくる人は、ただの「主演」とは思えないです。「主演」だと、単に今回だけ順番回ってきました、って感じがしちゃう。あれはヒエラルキーをのぼりつめた「トップ」さんだよぉ。誰もが憧れる人、信仰の存在ともなりうる人。劇場にお布施を納めに行ってるわけですから、我々。順繰り交代の「主演」ではなく、スターの中のスター! って肩書きにひれ伏したいのでございます。

*******以下、余談******

『歌劇』の人事記事をさかのぼってみたところ、たしかに2003年9月号のリカちゃん退団記事は「月組主演男役」でしたが、なんと、これより前にも「主演」が使われている記事がありまして、2003年2月号の湖月&檀トップコンビ内定記事でした。「新主演コンビ」という使われ方でした。これより前の、ふづきトップ内定記事、香寿&渚退団記事、大鳥退団記事、朝海&舞風トップ内定記事、絵麻緒&紺野退団記事、匠退団記事(これ全部2002年…)はすべて「トップスター」「トップ」という呼称。明らかに、2003年を境にしています。

ただし、小林公平の巻頭連載『花の道から』は、2003年8月号まで、きっちり「トップスター」って使ってるんだよね。2003年9月号で人事記事とあわせて「主演」に変更。だから、「主演」と呼びたかったのは小林公平ではないと思われマス。

*******以下、追記******

すみません、勘違いしておりました。トップスターロングインタビュー自体は、開局当時からずっとこの名称で、「主演」令が出てからの彩輝、瀬奈、貴城もすべて「トップスター」のタイトルでインタビューを受けておりました〜〜(本人が自分のことを「主演」と言ってたか「トップ」と言ってたかは、録画してないので不明)。なので、スカステ的には変わっていないようです。お騒がせしてすみません。この記事は削除しようかとも思ったのですが、せっかくなので残しておきます。

http://saetss.blog17.fc2.com/←こちらのサイトで確認しました。過去の番組が一覧になる。すげえ!

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