NEVER SLEEP 2回目 [観劇メモ]
4/25の夜公演を観劇。
☆ぬかるみを、よけようとっ、し、て、い、るっ。の曲が頭の中で回ってます。
☆一方、ブリジットを助けに行くぞー、という決意の歌は、熱くていいですなあ。あそこが一番の「ドラマ」ですよね。
☆問題の懐中時計は、事件とは関係ありませんでした。まったく。でも、マイルズはいつもあの懐中時計をしているのね。意地悪そうだけどイイ人なんだね、ということなのね。七帆ひかるは、前回のコミカルな役とぜんぜん違う役どころで、なかなかすごいね。今まで地味な人だと思っていたが、いいじゃないか。
☆「それしかできなくても」って台詞はなかったです。たぶん。でも、全編そういうテーマに貫かれてる。演者がそれをひしひしと感じてるってことで、なんだかじーんとしちゃうね。
☆ジミー・ウォーカーの昔のヒットソングを口ずさむのは、おじさま三人だけなのね。愛は永遠じゃない、と彼らは知っている。だけど、サミュエルに行動しろって、とにかくやってみろって、言う。うわぁ。永遠じゃなくても、行動しないよりずっといい。
☆大野作品を二度目に見るときの注目点はプロローグ。一度見て筋を知ってるから、「なるほど」って思う動きがある。で、今回はロススタインとその妻が「ぷいっ」としてる様子でしたが。もっと切なくしようぜー。ロススタインと娘とか、ジェイムズと息子(子供バージョンで)とかってどうよ。>たっくん
☆たっくんにも、菅沼先生や小原先生、鴨川先生などなど、過去の名演出家の幽霊が見えたりするんだろうか。小林一三の幽霊が見えたりするんだろうか。
☆萬サマの、「それじゃあ私がつまらないじゃないか」と自分の取り分が増えないことを不満に思う口調、遠くを見ながら言うのが、ちょ~ツボ!
☆娘のラブシーンを見てショックを受けるまりえったの哀愁がたまんないね。タカラヅカってほんとに女性だけの劇団だっけ?? と本気で疑う。だって本当に「お父さん」に見えるんだもの。役者ってすごい。
☆そういえば、NOW ONでたっくんが「スター口に入ってる」って言ってた澄輝さん、チェックしました。きれいな人ね。○○ぐちって、ショーで8人口に入る、とか使うけど、どういう用法なんだろう。「あなた、のめるクチ?」の「口」かなあ? 緑豆は蓮水ゆうやのメイクにケロウバルドを思い出したそうです。
☆五峰さんの演技も歌も、ぜんぜん気にならない私はおかしいんでしょうか? もっとやってくれーとまで思う。品がないけど、ぎりぎりのところで清く正しく美しくの範疇。自分がジェンヌだったら(あくまでも仮定よ、仮定!)、五峰さんポジションを狙うね。ダンサーで、お色気で、浅はかな女の役で。たのしそー。
☆美羽あさひはデュエットが上手いねぇ。ソロよりデュエットが上手いってどういうこっちゃ。歌もダンスも芝居も全部合格点で、デュエットも相手によくあわせていて、男役ファンとしては相手役として望ましいのでは? 地味すぎ? 『エイジ・オブ・イノセント』でむかつく役をやってたせいか、イメージが悪かったのですが(すみません、短絡的で)、こないだのお蝶さんがとっても良かったし、好感度UP。
☆お兄ちゃんが妹の頭ポンポンするのは、あんなに回数多かったでしたっけ? ファンの要望にあわせて増えたのでは? と思うほど、らんとむ→アリスの頭ポンポンは胸キュンです。お兄ちゃんほしい。マジで。
☆2幕最初の夢の場面での、アリスと愛花ちさきの「やっだー、もー」というフリや、八雲さんの「やったぜ!」というリアクションが、大げさで笑える。
☆アールハッターでも思ったけど、らんとむって本当の(と言っても本当の「本当」ではないんだが)男の人に見えるときがあるんだよねー。情けない役だけど、情けない男役ではなく、情けない男、にちゃんと見えるところがすごい。ダンス場面が少なかったのは残念、最後の黒燕尾で発散!
明日はもう楽。出演者の皆様、ファンの皆様、頑張ってください。(ところで、たっくんは毎日観劇してるらしいけど、どこで? 客席で見つけられないよ~?)
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追記:星を数えるな。のbさまに教えていただきました。「それしかできなくても」は、助けに行くぞーソングの最後の歌詞なのだそうです! 合点合点!
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