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レビュー狂時代(渋谷公会堂 10/1 18:00)その3:いろいろ [観劇メモ(ヅカ以外)]

寅さんでSKDが取り上げられている回の感想は→コチラ。SKDがだんだん斜陽になっていったのは、テレビや雑誌で若い女性の肉体美がどんどん流通していったせいなのかなあ…? ということが書いてあります。今回の公演でセクシーな踊りに感嘆すればするほど、その感想はさらに裏打ちされましたねぇ。

それに、ナマで女性の肉体を見てウハウハするっていうのが、今あんまり喜ばれないのかも? こっそり覗いたり、画面を通じて、のほうが安心できる人が多いんじゃないのかなあ。秦豊吉が、戦前にNDTを、戦後に額縁ヌードショーを頑張って作ったのは、若い女性の肉体に、生きている喜びを感じ取っていたからだそうだ。今そんな「生きている喜び」なんて、あんまりね…、みんな豊か過ぎて疲れきってるもん…

でも、この公演に出てた方たちは、昔の「生きる喜び」を体現しておられましたよ!(と話を戻す) 60歳以上の出演者がけっこういたと思います。フラメンコを踊る二人の合計は140歳だそーです! 可憐な娘役(またはお色気むんむん)かと思ってオペラグラスで見るとお顔は「おばあさま」だったりして。でもこれってある意味すごいことですよね。スタイルや立ち居振る舞いが変わらないってことだもん。プログラムの売り上げの一部は、日本シニアアーティストネットという団体の設立基金に使われるそーです。賛成。

NDTでかっこよかったのは郡司さんかな。SKDは断然、春日宏美さん! 左右で目つきが違うのが、セクシ~!! 全く存じ上げませんでしたが、素敵ですね。ヅカで初めて観たのは但馬久美(←身内なので呼び捨て・笑)。この人の踊りはやっぱりすごく上手い。男役芸もバッチリ。ダンサー好きとしてはたまらないです。これで公明党じゃなかったらなぁぁぁぁ。NDTのサヨナラ写真集でマジーと一緒にセンターで写ってた西川純代さん、かなりスタイルは変わってしまいましたが(笑)、マジーより年上だから60いくつ、ですか? すげっ。鼻立てが赤いのには驚きました。上下アイラインもかなり目から離れてる。これが当時のデフォルトなんでしょうか?? そうそう、NDTのおじさまたちはモミアゲもかなり太く描いてた。元からモミアゲちゃんとあるだろうに(笑)

振り付けがどれも面白かった。三味線でラテンぽい衣装の「軍鶏」、戦国ものなのにタップetc. 名倉加代子から川西清彦、家城比呂志のフィナーレ部分は特にワクワク。田村連、小井戸秀宅、西崎眞由美……お、浦辺日佐夫は内重のぼるの夫なのか!

それぞれの場面、きっとそれぞれの団体での、スターさんの、有名な場面なんだと思う。ヅカ場面から推測するに。だけど、ヅカ以外は来歴があまりわからない。エイトピーチェスの人は当時ほんとにエイトピーチェスだったのか?(たぶん違うんだろう)とか、プログラムに書いてあったらよかったな。全団体の全演目を網羅できてる人は、かーなーり、少ないと思いますぞ。DVDにはあるかしら?

メイキング&公演のDVD、なんと梨本勝がリポートするんだって。会場で本人が予約受け付けてた。レビュー好きなんだそうだ。へー。レビューって、ほんとに私が知らないだけで、昔は盛んだった芸能なんだなあ、とあらためて驚き。スータンさんのお稽古風景が見たいので、申し込んじゃいました。ウフ。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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