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レビュー狂時代(渋谷公会堂 10/1 18:00)その2:比較 [観劇メモ(ヅカ以外)]

合同であるからこそ「この団体はこういうのが代表的だよね」という内容になっているはず。(そりゃ面子に左右されることも多々あるだろうけど…)という憶測のもとに、この公演で感じた3団体の特徴を書いてみます。

<宝塚>
☆ヅカって、踊りより歌なんだ! オトミさん(安奈淳)はともかく、歌の人ではないはずのペイさん(高汐巴)もモサクさん(平みち)もソロがたっぷりありましたぞ。

☆必ず男役が芯になる! …これはメンツによるのかもしれないけど。初風諄とかつれてきたら、それで一場面作ったかもね。

☆女役(娘役と呼ぶべきなんだがほかにあわせて)がロングドレス着てるのはヅカだけ!

<SKD>
☆女役が芯の場面がけっこうある。

☆女役の衣装でセクシーなのは必ずへそ出し! ヅカでは黒木ひかるがへそ出し衣装を着て騒然となった、という話が有名ですが、私が注目するようになってからも、へそ出し衣装は一度もナイです。やっぱり全然違うのねぇ。へそ自体がセクシーなわけじゃないけど、へそを出すほど下まで露出するってことがやっぱり重要なのよねぇ。

☆男役がそんなに男役っぽくない気がする。

かの有名な「エイトピーチェス」というお色気8人組を初めて目の当たりにして、大興奮。黒い衣装で黒い羽しょって、くねくね挑発。カッコイイ~! 男を挑発しておいて、でも少女歌劇だから男は入れないのよ、男は不要よ~。ひょっとして、キューティ・ハニーか峰不二子かという世界なのか、これは!? きゃーっ、だとしたらこれこそ幼い頃憧れた世界だわん。もし私が小さい頃からレビューに触れる環境だったら、絶対に「エイトピーチェスに入りたい!」って言っただろう。そいで親には「はしたないからやめなさい」って言われただろうな〜。ま、背低いし足短いからどうせなれないだろうけど。だから、人生のボタンをかけ違ってたら、自分、ヅカファンじゃなくてSKDファンになってたかもしれない。 

<NDT>

☆ストーリー仕立てのダンスがけっこうある。

☆おじさんたち踊りが全然そろってない(笑)。でもそれぞれにカッコいい。

☆女性はとにかく腰つきが違う、過剰にくねくねしてる。SKDよりもっとお色気。子どもは観にいっちゃいけない感じ。

<結論>
やっぱりタカラヅカって、全っ然おとなしいのねー。女役じゃなくて娘役。ふりふりレースの淡い夢の世界。そして、オトメの憧れとして崇められる男役。だからあくまでも男役至上主義なんだな。男役芸はすごく凝ってる。

SKDのほうが溌剌と女性のセクシーさを発散して健全な気がするし、NDTはさらに現実のお色気の世界を豪華にアピールしててこれまた健全な気がする。同じレビューでも、方向性はだいぶ違うのですなぁ。

でも、この公演だけでは本当のところはわからないんだろう。かと言って、もう全盛期のSKD,NDTは見られないわけで。あ~、どうして私の親はレビュー観劇のたしなみがなかったんだろう! クヤシイ。あ、でも、そしたらエイトピーチェスに憧れちゃって、今ヅカファンになってなくて、今こんな記事書いてなかったかもしれないから、これでいいのか。

まだまだ続く。

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