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魔界転生(新橋演舞場 9/22 18:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

橋之助うまい! 橋之助最高! 何はなくとも橋之助! 橋之助なくてはこの舞台は成立しない! 成宮くんを観に行ったはずが、橋之助ラブになって帰ってきた(笑)。六平直政、西岡徳馬、升毅など、テレビでよく見かける「濃ゆい」おじさまたちがいっぱい出ているんだけど、橋之助には叶わない。升毅はG2の舞台で観たことあるけど、そのときほど目立たない。

それは多分、この芝居が「ザ時代劇」「ザちゃんばら」だからだと思う。テレビ仕様、現代劇仕様の演技では、ダメなんだな、きっと。見得を切る、大げさな台詞をかっこよく言う、そういうことができる人でないとダメなんだろう。そういうことできる人って、ひょっとして少ないのかなぁ?  (だったらヅカOGのほうが適任なぐらいでは? 現役でもいいよ、チャルさん(箙かおる)とかさ。若手タカラジェンヌでも、斬られて死ぬ演技なんか、よっぽど「それっぽく」できると思うじょ。)

ポスターとかメンツからして、耽美でファンタジックな舞台だと思っていたのよね。でも、たしかに味付けはちょっとファンタジーだけど、基本は全然古風な時代劇。ちゃんばら。プログラムに書いてあって納得したんだけど、本来なら絶対に出会うはずのない剣豪同士を戦わせる楽しみ、で出来てるお話なのね。まさに夢の競演。柳生十兵衛が主人公で、次から次へと、あの剣豪、あの剣豪と戦って、最後は天草四郎を倒して、おしまい。なんかこれ、ゲームみたいだなあ。うわ、ゲームってちゃんばらの系譜なのか!

1幕は、説明に終始してちょっと退屈だった。人物が多いから仕方がないか。説明が終わって話が動き出したら、どんどん面白くなっていた。それだけに、最初っから演出をもっと派手にしたらよかったかも。冒頭に、島原の乱の場面があるんだけど、天草四郎にスポットライトが当たって、成宮くんだー、拍手ー! かと思ったら、誰も拍手しない、あれっ? 「柳生十兵衛はどこだ?」「ここだぁ! 」拍手ー! かと思ったら、誰も拍手しない、スポットライトも当たらない、おいおい、なんだこれ、もっと拍手しやすく演出してくれい! ちゃんばらなんだから!

子役がとてもかわいいし、下ネタはお約束だし、親子の葛藤もあり、忠義で死ぬ人がたくさんいて、お笑い場面もあり。やっぱり、全然、大衆演劇じゃーん。

成宮くんは妖しくシナを作ってなかなかよかったんだが、声がかれていた〜。長丁場、大変だ、がんばれ。メイクが黒すぎかな。天草四郎の衣装、もっと薄くてもっともっと豪華にしたほうがいいのでは? (とことん、ヅカファン目線だな…自分) あとは遠藤久美子の発声が意外に良かった。

ヅカファン的報告。ヅカOGは、瑠菜まり、汐夏ゆりさ、夏空李光、が出てました。幕間にプログラムを見て知ったので、どの役だったか…、ひょっとしてすごくHな役だったかも?!

お話自体、いろんな人がいろいろアレンジしたくなるのも納得の面白いものだったので、映画や原作小説もチェックしたいと思います。そして中村橋之助はこれから要チェックっす!

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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