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NewOSK 【秋のおどり】MOVE ON!!(松竹座 9/20 12:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

★OSK時代の観劇感想はコチラ

なんばの駅で降りて、今度は道頓堀のほうへ歩きます。ヅカファンと同じような年代服装の女性がずらずらと歩いているので、道に迷うことはなさそう(新喜劇とは違う)。道頓堀って、ふぐの模型が吊られてたり、かに道楽のかにがデカデカとあったり、すごい街よね~。

すると、目の前に豪華な欧風建築の松竹座が! 中はちっさな明治座、ちっさな博多座って感じかな。客席の壁面にちょうちんが飾ってある、豪華! わー、花道がある、豪華!(歌舞伎やるんだから当たり前か)

★男性が多い?
客席の男性比率が高い!! 7~8%はいる! ヅカの客席は私の調査だと4~5%だと思っているんですが、それより全然多いですねー。道をずらずら歩いてたヅカファン仕様の人以外にも、年配のご夫婦とかがいっぱいいるぞ。(平日昼であるとか、立地がいいとかの要因ももちろんあるんだろうけど) 

★敷居が高くない?
売店でお弁当売ってるすぐ横でブロマイド売ってたり、サイン入り色紙を売ってたりする。まるでヅカのお茶会みたいじゃん! なんか敷居が高くなくて、いい感じ~。

★年齢構成、男役/女役構成が、ヅカと全然ちがーう
さてさて、1部は和ものショー。「あーきーのおどりーは、よーいやさ~」(春の踊りしか知らないから、秋の踊りもこうなのかー、と当たり前のことに驚いてしまう)で、チョン、パ!! で開いたら、トップ男役がいない! ありえね~。トップ娘役(女役?)がセンターに。ありえね~。

中心となる人はヅカよりは年のようだ。トップ娘役は89年入団…って、ヅカだったら美穂圭子じゃん。をををを。トップ男役は86年入団って、リカちゃんやタータンがまだトップやってるってことか! 現役で言ったらにしき愛か! をををを。

一方で、若い人はほんとに若い。一度解散しかけたから、その前後で断絶があるんだろう。若い子の中には、片桐はいり、五月みどり、天童よしみ…いろんな人がいるー(笑)。

学年(て言うの?)が上の人=トップ、ってことになっちゃうのかなあ。脇で長くいる人、微妙路線の人、とかいうのがほとんどいないのね。あと、男役が少なくない? それに、5番手ぐらいまでしか、男役に見えない。これは物足りないなあ。でもしょうがない。がんばれー。

★山村若はいい!
それにしても、1部の和ものショーは面白かった! スピーディで、いろんな場面があって。構成演出はなんと山村若! ヅカファンならわかりますね? 植田紳爾の息子ですよ! 結論。山村若はヅカでもショーを演出してくれ。舞踊会だけってのはもったいない。

★地元に根ざしてる!
特に「へー」と思ったのは、和服着て「大阪ブギウギ」を歌い、さらに「大阪で生まれた女」を歌ったこと! 斬新! そして、大阪に根ざした劇団なんだぞ、という姿勢。だってショーのタイトルが『なにわ祭り抄 躍る道頓堀』だもん。いいですね~~。

そうそう、途中(中詰め?)で大阪じめっていう手拍子を要求された。大阪じめってなんですか??? すみません、知らなくって乱してしまいましたー。今度は予習しておきます。前に「New」じゃないときも思ったけど、こういう交流が積極的にあるのが、うれしい。

一方、2部の洋ものショーはちょっと眠かった。場面場面が長い…。メリハリがない…。

全体的に歌が少ないのね! 全員で歌う歌はあるけど、ソロで歌うのが全然少ない! 歌よりも、踊って踊って踊りまくる感じ?

★虚構っぽくない
それと、男役の声があんまり低くない! 作りこんでる感じがしない。娘役(女役?)も無理やり高い声って感じがしない。男役トップを頂点としてとことん虚構の世界を作ってるヅカとは、ちょーっと違う感じだな~。みんな元気に踊りまくって、その中で一応男女に分かれてますよ、ぐらいの感じ?(スターさんの男役芸ができてないってことじゃないよん)

★出演者について
吉津たかしさん(ヅカて言うなら組長?)、これで引退なのね。ショーでは、花道からセリ上がって階段登って去っていくって場面があった。何もしないの。でもサヨナラっぽいの。すげー。最後には、引退挨拶があった! 楽以外でもあるんだー、わーい。前観たときはすごい年かと思ってたけど、それはお芝居の老け役だったからか。立ともみさんと同い年ぐらいかな? 入団して40年か、じゃあそうだね。この人だけアイシャドウが青いのね。

かわいい人発見! ことりちゃんって言うんだ~。あれっ? ことりって聞いたことあるぞ、あ、前にドキュメンタリーに出てた人だー。へーへーへー。顎が丸くてかわいぃ~。

桜花さん、ステキー!! ぴっかぴかに輝いてるわぁぁぁ。でも…、この人、踊りより歌の人なのかにゃ? ちょっと首長くてなで肩? 補正下手? 欠点を発見することで愛が深まる、ふっふっふ…。

トップの大貴さんてキレイよねー。ほんと、すっきりした顔立ちで、頭ちっちゃ~。バリバリ踊る。ビシバシ決める。ちょっとストイックで、すってきー。挨拶のおとぼけもいい感じ。はー、これでリカちゃんと同じ学年か、NewOSKを背負ってるんだもんなぁ、すげぇよなぁ。

高世さんて人は、顎が水夏希? 毬乃ゆいか紫ともかって人もいるし。貴城さんなのに、名前は優希? 顔はマギーなのに名前は桐生? がー、混乱しそうだ。

やっぱまだ「他人」て気がするので「さん」付けになってしまう…(笑)。

★その他
ラブシーンでの振り付け。男役と娘役が正面向き合って立って、お互いに反る、っていうのあるでしょ? あれ、ヅカだと客席に側面向けてるけど(わかる?)、OSKは男役が正面向いて、娘役は背中を向けて、娘役がイナバウアーばりに反るのね。二度そういう振り付けがあった。なんとなく印象的でした。

音楽があんまり耳に残らなかったかな。どっちかっていうと「戦隊もの」っぽい感じで、演歌っぽくなかった。木川田新てヅカでも作曲してる人だよね。

装置や衣装はたしかに豪華じゃない。特に装置は、「ここでこういうのが出てきたらいいのにー」と思っても出てこないことが多い。しょうがないねー。でも、それが「しょぼい」とは思わなかったのが、すごいところだ。

一時は絶滅、もとい、解散するかという状況でさー、ここまで復活したわけですよ。すごいことですよ。タカラジェンヌも相当に過酷だけど(ハードスケジュール、一作退団etc.)、技芸員さん(と言うらしい)はもっと過酷でしょ。存続すら危ぶまれるわけだから。最後の挨拶で「来年の春もこの松竹座で公演できることになりました」って言ってた。はぅぅ。ヅカみたいに先の先まで予定びっしりなわけじゃない。一回一回が命がけ! 次もできるだけ観に来るからねー。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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