40年前のラインアップ発表 [ヅカってなんだ?的記事]
きのうの帰りがけ、緑豆との電話。
竜「となみ雪組に異動だって! あすか星でトップだって!」
緑「おー、あすかトップになれてよかったねー」
竜「そうそう、×っしー(職場で隣の席の青年の名前)、結婚するんだって!」
緑「えぇぇ!?? すっしーが結婚???」
…ごめん、いろんな話題をいっぺんにした私が悪かった。すっしー寿退団だったら、ショックすぎて電話なんかできませんて。
さてさて、最近は、ベルばら初演前後の作品について調べています。経緯はコチラをご参照ください→http://blog.so-net.ne.jp/pt-omoitsuki/2006-08-11。『歌劇』の公演案内を読み始めてみているわけですが。とりあえずベルばら初演の10年前、1964年から。
驚くべきことに、ラインアップが今と全然違うのです! 西洋のコスチュームものが、ほとんど無い・・・!!
では何が多いか。それは「日本もの」。ショーも入れれば日本ものがしょっちゅうある。今じゃ考えられません。『恋天狗』『おーい、春風さん』みたいな、民話系? も多数。大劇場で、ですよ。しかも驚愕なのが、「現代の日本もの」が多いこと。3ヶ月に一回は「現代の日本もの」がある!!!
イベントで歌われたりする『虹のオルゴール工場』は、知ってました。「東京へ行きたいな」っていう主題歌。長野県松本市のオルゴール工場で働く少年が、歌手になって東京へ行きたーい、なんていうお話。すごいよねー、現代の日本が舞台になっちゃうなんて。と思ってたけど、
あれが特殊なわけではなかったのだ・・・!
たとえばこんなの。看板屋の少年店員(注:これがトップの役)、幼い頃に母を亡くし、父は大酒のみで暴力をふるう、でも明るく生きていくよ! みたいな。ほかにはこんなの。とある漁村の網元の息子の恋物語、盆踊りのシーンがクライマックス。
ショーだとこんなの。オリンピックが開かれるということで盛り上がっている東京に、天使のラックとハップが舞い降りて、ミヤコ電気の社長さんやCMガールと共演! 世界めぐりのショーでも、舞台は羽田空港。エアホステス(スチュワーデスという単語はまだないらしい)がご案内する、世界各国への旅~。
あ・り・え・ねーーー。
最近だと、花組のYoung Bloodsで、宮本武蔵が現代にタイムスリップ! とかやってたけど、あれぐらいかね~? (後から思い出した、石田作品で現代の日本場面があって、サムイんだった)でもこの年代のとはノリが違う気が。この年代のは(あらすじ読んだだけだけど)雰囲気としては、少女漫画の黄金期が来る前、60年代の作品を彷彿とさせます。現代の日本にも「夢」があったってことなのかな。空港、オリンピック、電気会社の社長さん、網元、東京、芸能界…そういうものに「夢」があった時代なのかも??
それに、今みたいに「ショー」と「お芝居」の二本立てが基本ってわけじゃないみたいです。和ものショーと洋ものショー、ってのもあるし、和ものショーのあとに、民話系のお芝居、ってのもある。うわっ、そんなの、今じゃ絶対、客入らないよねぇぇぇ。どういう考え方なんだろうなあ、この頃のラインアップって。
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