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ファントム(東京宝塚劇場 8/31 18:30) [観劇メモ]

オサがラブストーリーをやってる! なんたるちや! 「オレってかっこいい~」って歌に酔ってたあのオサが、ちゃんとラブストーリーやってるよ!? “怪人春野寿美礼”を観にいったつもりが、全然違う新しい一面を見せられてしまった。

思えば、ふーちゃんはオサと顔も似てるし、「写し身」すぎて、オサのナルシスティックな部分を強調してしまったコンビだったのかもなぁ。(それはそれで面白かったけど。)彩音との『うたかたの恋』が楽しみになってきたじょ。それに、オサ特有の歌のクセがなくなってたのもよかった。素直な美声だからこそ、「天才的な歌手になれたのに」という言葉に説得力が。『天の鼓』の時も吉田優子先生に「変なクセがついてる」って指導されたって言ってたよね。ぜひこのままでお願いします。

ラブストーリーになってるなぁ、と思う理由の一つなのかどうかわからないけど、オサファントムはタカコファントムよりも、大人で分別も理性もある人に見えた。タカコファントムは、子どもがそのまま大きくなって、無垢ゆえの残酷さで人をあやめたりする感じ。クリスティーヌでなくても、キレるきっかけはなんでもよかったような。でも、オサファントムは、駄々をこねても、基本は諦念している。なんだかんだいって地下の生活に不満がないふうに見えなくもない。極端に言うなら、タカコファントムは16歳、オサファントムは26歳ぐらい? それゆえか、宙組のほうが「親子もの」という印象が強かった。

それにしても気になるのが、ぶつぎれの演出だ。台詞の間が変! 動作もとってつけたよう。立ち回りが型どおりすぎて全然本気っぽく見えない。照明や音楽のタイミングも間がぬけている。素敵なナンバーさえ聞かせておけば、その合間の芝居はどうでもいいとでも言わんばかり。一体どういうことだ? どの生徒が、というのではなく、全体的に。中村B、稽古の手を抜いたのか? TCAスペシャルが終わったら即刻東京に来て、調整すべし!!

演出といえば、装置とかちょっとずつ宙と変更してるよね? パリの街の公告柱から、ぬぅ~っとファントムが現われるとことか、好きだったのに無くなってた。クリスティーヌとの最初のお稽古の場面のセリの使い方も、好きだったのに。良くなったのは、ファントムが生け捕りになる場所が豪華になったとこぐらいかな(笑)。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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