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乙女ロード [ヅカってなんだ?的記事]

アド街で池袋の乙女ロードを取り上げていたので、見てみる。乙女カフェにいる男装レイヤーさん・・・執事カフェの執事さん・・・、あんまりかっこよくないー(> <)。でも世間ではヅカと同じにくくられちゃうんだろうな。きっと向こう(乙女ロードに集う腐女子)は向こうで、ヅカなんてかっこわるって思ってるんだろうか。同族嫌悪? いや、それとも層はかぶってるのかも。

ということよりも。気になるのは「乙女ってなんだ」ってことであります。何度も言うけど乙女っていうと、白いワンピースに、袖からのぞく細い腕に、レースのハンカチに・・・っていうイメージじゃないですか。それと、ボーイズラブとが、最初全然結びつかなかったのですよねー。ボーイズラブってけっこう際どいわけで。あらん、いやん、エッチな世界。どうしてそれが「乙女」なのかな~? (ヅカでの「乙女」の定義はコチラ

いや、決して、ボーイズラブを愛好する彼女たちを嫌っているわけではナイです。なぜならば。私の好きだった少女漫画は、ボーイズラブの源流だから。てへ。萩尾望都、竹宮恵子・・・etc.それに当時は、アニメブームの始まりでもあったので、ゴッドマーズとかの人気を傍目で見ておったものです。

ひょっとしたら、性描写の有無と、その登場人物とを分けて考える必要があるのかもしれん。登場人物という点では、乙女ロードの「乙女」世界には、生々しい男の人は登場しませんわね。男装レイヤーさんは女の子。執事は男性だけど、規律正しく恭しい。周りには、自分に発情してくるような男はいないし、自分が発情するような男もいない。いるのは漫画の中の美少年、美青年だけ。乙女って結局、現実の男性とは接触しない、ってことなんだろう。現実の男性とは決してHしないの。

でも、それとは別に、性描写はアリなんだよね。そこが面白いところ。乙女は決して性描写が嫌いなわけじゃない。想像の中ではアリ。むしろ歓迎。白いワンピースで楚々としているのも乙女。男性とのおつきあいがなく清らかなのも乙女。でも、想像の中では妄想たくましく、あんなことやこんなことも考えちゃう、それもまた乙女なのだ。清らかなのに、清らかじゃない。しかも性描写の登場人物はまるっきり他人。しかも男同士。でもあくまでも架空の人物。自分は眺めてるだけ。自分は高みの見物。

う、うわ・・・やっぱ「乙女ロード」とヅカって似てるじゃん。ヅカでは品位さえあれば性描写はOK(って私だけかにゃ?)。でも架空。しかも現実の男じゃない。自分は参加しない。ああ、それってヅカだよ、ヅカ。コパカバーナのわたるスティーブンがサカリがついててみっともないって? それがいいんじゃーん。ヅカの良さはそこじゃないのん? だって、発情しても無様じゃない、不潔じゃない、悪人じゃない男なんて、タカラヅカの舞台の上にしかいないじゃないですか!(極論)

・・・というわけで、私もどうやら「乙女」なようです・・・

四方田犬彦がヅカを評していわく。「性の現実を観念で封じ込めておきながらも、その表層でのオルタナティヴな戯れに耽ろうとする少女の情熱」(SPA! H元.9.20)・・・なるほどね。

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::


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