中国マフィア?

中華街の安カワ系の店でこんなコートを買いました。（暗っ、しかも携帯の影がうつっちった）

気分はファナティック・フィーリング～♪　･･･ってわかるかなー。『TEMPEST』よ、『TEMPEST』！　このコートはなんとなく『TEMPEST』のイメージなのだー。シェイクスピアのテンペストを、なぜか第二次大戦直後の香港に置き換えた、サイトー君のデビュー作。サイトー君の「なんちゃってチャイナ」の原点。かつての恋人どうしが、片や記憶喪失の殺し屋、片や盲目のオメカケさん。そばにいるのに、お互いを確認できないの。せつなー。

「中国マフィアみたい～」「立て衿が男役だねー」「殺し屋キラーメイだ、きゃっきゃっ」「りめんばー♪（←主題歌）」･･･テンペストごっこをする我々を店員さんはポカンと見つめる。。。

ん～、こういうの、どっかで見たことあるぞ･･･。あれだ、あれ！　安野モヨコが夫庵野秀明のオタクぶりをつづった『監督不行届』だ。アルマーニのスーツをデパートで試着しながら、しゅわっち！　とウルトラマンの真似をしてしまう庵野監督。。。がぁーん、我々も彼等同様オタクだったのか･･･えっ、いまさら！？（笑）　そもそも「がぁーん」とか口に出して擬音を言うところがオタクなんだって、この本によると。トホホ。だ、だって、ゲームもしないしー、アニメも見ないしー、同人誌とか作った記憶もないしー、オタクじゃないと思ってたんだけどなぁ～～。

：：：：：：：：本家はコチラです→a posteriori takarazuka：：：：：：：