SSブログ

天は赤い河のほとり/シトラスの風(東京宝塚劇場 6/7 18:30) [観劇メモ]

話がめまぐるしく進むので飽きない。
予定調和で全然OK。
ただ、深く楽しんだりはできない感じ。

原作読んでいないので、
王家の紋章そっくりな設定にちょっと驚く。
(よくよく考えると、ものすごく古いタイプの少女マンガストーリーなのに、
タイムスリップっていうSF概念があるのが面白いな。70年代だなー。)

ヒロインが、ただ若いとか綺麗とか未来からやってきたとかじゃなくて、
無鉄砲とか、戦の才覚とか? で才能を発揮するのは、良いことだ。

王子様や、二番手チャラ軍人とか、黒い感じの三番手とか、
甘い感じの弟キャラとか、
今度は「はいからさんが通る」を思わせる配置。

その一方で、
せーこちゃんがやってた王妃様と、
あっきーがやってた王妃様が、
どちらも政略結婚で苦悩して、最後に解放されるという
女のドラマが際立って物語っぽくて、
すごく良かった。
けど、アンバランス(笑)。

あっきーの演技が、ダントツで良かった。
一人、文芸の世界だった。
(顔もそうだけど、声が、退団してからのユウヒさんにそっくりやね)

現代の場面でお墓掘ってる人が、スタイルいいし頭の形が好み、
キキちゃんの二役? いや、早変わり間に合わないしな、
と思ったら、
友人から「ふみかちゃんに似てる希峰かなたくん、注目してね」
と言われてたその希峰かなたくんだと判明。
なるほど~(笑)

シトラスの風は、ヅカのゴスペル場面が苦手だし、
岡田敬二ののんびりレビューは眠たくなってしまうので、
全く期待していなかった。
が、
それほど寝なかった。むしろ楽しかったかも。
なんでだろう?

全体的に曲をアップテンポにしてませんか??

あと、あのパステルカラーふりふりで、
なぜか元気良く踊るっていうのが、
うっとりなんだけど元気、
良くも悪くも少女の明るさってこういうことよね、
昭和初期にレビューを見た人もこんな感じだったのかな、
と思ったんだよねー。
一周回って新しいというか。

すっしーさん主役のミスターボージャングルの場面、
初演にもあったのかしら?
素晴らしい。何度でも見たい。

最後の「サンライズ」場面も
真風さんの陰鬱なんだけどスター性があるってのに、
なんだか合ってたなあ。

私、特にショーの真風さんが好きだわ。
なんか、粘り腰なんだよね。
粘り腰。
優雅で、ねっとりした動き。
たまりません。

そうそう、星風まどかとの組み合わせは、
WSS同様、今回も別人種ということで、良かった。
けど、基本、合ってないとは思う。
もっと大人っぽい人と組んだら、自分好みだったのにな、と、、
はっ、これって、リカくらに対する、多くのリカファンの弁にそっくりだ!
(当時、自分は新参者だったからそこまでわかっていなかった)

若くて元気いっぱいの子と一緒にいるからこそ、
お父さんぽい包容力は出るけど(それはそれで好き)、
色気はちょっと損しちゃう感じ。

あ、真風さんのキスシーンはちゃんとしてた、よしよし。

nice!(3)  コメント(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。