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ポーの一族(東京宝塚劇場 2/20 18:30) [観劇メモ]

すごく昔の話ですんません。
具合悪かったり年度末で忙しかったりで、今更ですが、アップします。

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ホテルの階段を四人が下りてくるところ、
漫画から出てきたみたいに見えた!
そんなことってあるんだ、
ベルばら初演で、漫画から出てきたみたいだと思ったって逸話、
ほんとかよって思ってたけど、ほんとだった(笑)

みりたん、当たり役だ!
歴史に残る!

とにかく、登場人物が二次元を三次元にしてることがすごい。

ただ、ポーの一族が大劇場ミュージカル、
しかも群舞とか、ちょっと笑える。
ポーの民はあんな豪華な衣装着てないっしょ。
文芸作品が俗っぽくなっちゃった感じ。
宝塚あるあるだよなあ。
もっと小さい劇場で、うすぐらーくやってほしい。

でも、生身ゆえに、よりいとおしく、より切なく感じる。
エドガーを抱き締めてあげたい。
実在しないと言われるつらさは、
常に異邦人を描き続けた萩尾作品の真髄。
親に愛されなかったモー様の辛さがひしひしと、
漫画を通してよりもっと生々しく伝わってくる。

エドガーは、原作より少しわがままに感じる。
でも、メリーベルにはと~っても優しいのね。
その差も、生身ゆえに強調されて感じるのかも。

エドガーの年齢は少し上に設定したみたい。
シーラの扱いが大きくなって、エドガーが好きっていう設定も強調。トップだからね。
メリーベルも問題なく美少女。
事前に心配だった点は全部クリア。

一巻をやるのが最適だろう、でも配役は?
と思っていたけど、やはり一巻を中心にして、
後世、ただし70年代の最終話ではなく、
50年代の探してる人たちに、語らせる手法をとった。
三巻の出だしだけを最後に使って、余韻を持たせる。
上手い! さすが小池だ。

降霊術の人たちは、オリジナルの役だけど、実在らしい。
ちょっと面白い仕掛け。

マイティの役、何かと思ったら、
クリフォード先生の友人なのね。
その子孫てのはオリジナルだよね?

原作のちょっとした材料をふくらませているってわけだ。
いいねいいね。

しかし、オズワルドとユーシスが一瞬てのはさみしいなあ。
エドガーの出自の話なのになあ。

消える仕掛けが難しかったね。
老ハンナではやれたけど、大半、ピストルで撃たれる設定に変更。
ポーツネル男爵が馬車にひかれる場面好きなんだけどなあ。

あと、アランのロケットを原作と違って捨ててなかった。

男爵は、威厳より暴力的に感じた。
クリフォード先生はより遊び人に感じた。

柚カレーのアランも、そのものだよね、
ほんと奇跡だ。
ただ、アランのほうがガタイいい。仕方ない。

そうだ、タソがリアル階段落ちしてた



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