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風の次郎吉メモ [観劇メモ]

(1/27追記しました)

・幕が降りてからのみっさまの「ヨヨヨイヨヨヨイ めでてええなあ」は『伝七捕物帳』へのオマージュらしい。

・『八百八町夢日記』は鼠小僧が町奉行(金さんじゃない人だけど)の手下として働いてるお話なんだって。金さんが「また会おう」と言ってるのは、そういう含みもあるのかな。

・柚カレーがショー部分で口半開きにして「来いよ顔」してた。カレーにときめく日がついに来たなあ。感慨深い。太ももといい、何といい、すっかり男役らしくなって。

・きのうの15時、金さんと次郎さんの対決シーンで縄がちょっと絡まっちゃってたのか、短くなってて、はっちさんが切るのができなかった(ので、縄を放して切ったように見せた)。ように見えたんですが。咄嗟にカバーして三人ともさすが。

・はっちさん、和解の場面で泣いてたね。

・おゆきちゃんとの別れの場面がいいよねー。みっさまの切なそうな表情! ゆきちゃんの一生懸命振り切ろうとする笑顔。この二人、ずっと鼠稼業してればいいんじゃないの? 芸人さんは身分が違うとかそういうことなんですか?(そんな深い話じゃないか)

・それにしても、ガチャガチャしてたのがわりとこなれてきて、ノリノリな舞台になってますね。

・残念なのが青年館の音響。後方席だとちょっと聞きづらい。ふみか様の冒頭の活動弁士がぁ~

・「風がよどんできた」「風向き悪ぃなあ」…「風」を台詞にチョイチョイ入れてるのね。

・予習復習で『月の燈影』のビデオ見ちゃったよ(T T)

・幸蔵(ユミコ)が、死んだ親友次郎吉(蘭とむ)の名を使って「鼠小僧次郎吉」になる…次郎吉と幸蔵、二つ有名な名前があるのよねえ、鼠小僧。

・それを調べてたら、明治時代の講談本で、「淀辰」が登場するのを発見。はっちさんの役名だ!

(ってすっかり『月の燈影』の話じゃん、ごめんごめん)

(以下、追記)

・金さん、最初っから次郎吉が鼠小僧じゃないかと怪しんでるっぽいよね? 鳶職だって聞いたときにあんまり驚いてないから、すでに目星がついていた 感じ。なんでそこまで下調べできたの? それは言わないお約束ってやつ?

・で、もったいないのが、一幕最後で思いっきり鼠小僧の正体が金さんにバレるわけですが、その後も金さんの態度があまり変わらないところ。金さんが鼠小僧の正体に気づく過程を、もっと段階ごとにメリハリをつけてほしかった>脚本。

・ごめん、今更の突っ込みだけど、次郎吉の若さでどうして自分の父親を殺した人間だと勘違いできるのか、あの賢そうなおゆきちゃんが。

・しかし、金さんみたいなチャラい男性は、堀田のお嬢様みたいな女性はさぞ物珍しくていとおしいだろうねえ~。二人の結婚生活を想像するだに、ほのぼのしちゃう。

・で、そのお嬢様ような女剣士、たまに時代劇で見るけど、実際にたくさんいたんだろうか?

・あやめのような女岡っ引き、美空ひばりのしか見たことないけど、実際にいたんだろうか??

・勇人のような廓で働く男が、遊女にホの字(現代で言うと黒服が花形ホステスさんにホの字ってことだね)。安野モヨコの『さくらん』いや、その映画版(ニナミカ)がそれだったが、よくある類型なんだろうか? むしろ現代女性にウケる話のような気がするが。

・おゆきちゃんのお父さんが殺される場面、音楽が鬼平のジプシーキングスみたいだね!

・蘭方医がどうして助平呼ばわりされてるかわかった。かぐ庵で女の子触わりまくってた(笑)

・小松屋さんさぁ、「あたしゃ見たんだよ、この男が橋本屋さんを殺すところを」っていうけど、「黒い頭巾かぶってたから鼠小僧」っていう主張と、思いっきり矛盾してませんかね(笑)。頭巾かぶってて、なんで顔がわかるんだっつーの。

・「地獄の沙汰も金次第」の中に、「黄金色の風」って歌詞もあった。

・そういえば、野田版のDVDを見たんでした。有名な歌舞伎役者さんがぞろぞろ出てきてむちゃくちゃ豪華。主人公がひょんなことから鼠小僧を名乗ることになってしまうとか、最後は親子の人情話になるとか、黙阿弥の鼠小僧を踏まえているのかな?(って黙阿弥もちゃんと読んでないんですが)

・映画に最初に鼠小僧が登場したのは、1911年『三日月次郎吉』(次郎吉は尾上松之助)
https://books.google.co.jp/books?id=G2b5H2Tq6CkC&pg=PA69&lpg=PA69&dq=%E7%84%A1%E5%A3%B0%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%80%E9%BC%A0%E5%B0%8F%E5%83%A7&source=bl&ots=39qMGGVvLr&sig=t2_3_J54OvMVCRInGc3w89jbhbE&hl=ja&sa=X&ei=FjPHVLfCII_-8QWyvYL4Cg&ved=0CDYQ6AEwBA#v=onepage&q=%E7%84%A1%E5%A3%B0%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%80%80%E9%BC%A0%E5%B0%8F%E5%83%A7&f=false
⇒小松屋が活動弁士になったら、どんなに若くても110歳だね(笑)

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まゆまま

本当に細部まで行き届いた楽しい舞台でしたね
みっちゃんの技量のなせる技。
とことん楽しませるってすごーく難しいですものね。
ひとりひとり輝いている舞台久しぶりにみせてもらえました。
大事なことですよね。
by まゆまま (2015-01-28 02:45) 

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