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ベルサイユのばら(中日劇場 6/15 15:30) [観劇メモ]

べるばらに感情移入とか、ストーリーの整合性とかを求めてはいかん。名場面の羅列だと思うしかない。

ということを、ファン歴12年目にしてやっと悟ることができてきました。

となると良し悪しはただただ、その場面場面の完成度。となると一番重要なのは役者。

つーわけで、唐突な場面をいきなり成立させる力があるのは、ダントツじゅんこさんメルシー伯爵なのでした。次にすごいと思ったのがだいもんアンドレ。いきなり熱量がっと上げて植田歌舞伎に入れてて、びっくりしました。ふじぴージェローデルも良かったな。芝居上手い人だから当然ですが(ソフィアに注目する小芝居してたし)。

逆にきつかったのがキキちゃん。等身大の少年って感じの演技で、オスカルというよりは少年。少年がフェルゼンに恋してるから、なんかゲイっぽかった。バスティーユは良かったです。蘭ちゃんは芝居の仕方も持ち味も、高貴じゃなくて王妃にみえんかった。これは私の好みかもしれないが、アントワネットは丸顔で、生まれてからこの方、一切不自由したことない、みたいなのが好きです。

あ、もちろんふみかちゃんプロヴァンス伯爵は大芝居で貢献してました。奥さま方を従えてる図は、どこのエロじじいかと。みつるさんに「越後屋、お主も悪よのう」っていつ言われるかとワクワクしちゃいました。

で、トップお披露目のみりお。おとなの包容力あるトップさんではなくて、かといってトップとしてダメってわけでは全然なくて。お稚児さんのように美しく、そのために重責を背負って、舞台の神様に我が身を捧げんと、ただただ集中してるって感じの風情が、なんか見たことあると思ったら、そうだ、コムちゃんだ。これはこれで、集中っぷりが気持ちよいです。相手役にもガッツリ集中してラブ目線注いでたし。わたくし、はじめての学年が下の「うちのトップさん」です(実年齢とかじゃなくて、ご贔屓さんから見てっていう意味ね)。どうかなーと思ってたけど、大丈夫でした(上から目線ですまんー)。まあさすがに、「ゆけフェルゼン」のとこは、いっぱいっぱいだった。あのへんてこ場面は、ツレちゃんとかワタルとか、客席をがーっと持ってくおおらかさのあるタイプでないと無理だよね。

花乃まりあが次の娘役トップなの? 芝居してるのはじめてみたけど、声が悪くない。発声が昔のアイドル?女優さんみたい。大芝居に向いてるかも。顔はいまいちだけど(綾瀬はるかを美人だとはどうしても思えない)。大人っぽいから役を選ぶかしら。みりおと合うかどうかも疑問だけど。

デュガゾンの子、『アンドレア・シェニエ』でもしゃべってたけど、声ができてていいねー。と思ったら矢吹くんなのか。ダンスだけじゃないのねー。

まきしむのアランも一瞬だけど頑張ってたなー。いぶちゃんのお母さんも良かったな。なみお先輩のオルタンスが誰だかわらかんかった(なみお先輩はああいう格好をしないと思い込んでいる)

それにしても、優波がいないと本当に心やすらかに観劇できることよのう。
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