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時間かかってトップになった人はすごい話 [ヅカ的近況]

たまりにたまったスカステの映像。今更ですが、壮さんトップ就任のインタ
ビューを見ました。

これがもう、感動の嵐!

私は熟年トップが好きなのですが、それは男役芸が熟しているからだと思ってました。でも、それだけじゃないんですね。トップになるのに時間がか かった、イコール、苦難の道のりだった、ということなんですよ。

「みわっち、すずみんの退団は悔しくて泣いた。」
「トップになれた自分は、目前で辞められた方のことを思うと、自分のことだけ一生懸命ではいけないと思う。」

「同期の蘭寿がトップとして来て、自分が2番手の立場になっても、辞めるつもりはなかった。」
「ただ、一点の曇りもない笑顔で舞台に立とうと思った。」
「自分は壮一帆という会社の社長なのだから、社員を心配させてはいけない。」
「誰かを支えるために入団したんじゃない。トップを支えるのではなく、組の士気を盛り上げる、その延長に「トップを支える」がある。」

「あきらめようかと思っていたとき、両親に、年上の人と話しなさいと言われた。人生の先輩である人とたくさん話をしなさい、と。」
「ある年上の方に言われた言葉。「失意のときこそ胸をはり、喜ばしいときほど謙虚に。」今でも色紙に書いて飾ってある」

自分の覚えのためにメモしました。厳密な意味では違うかもしれません。

若いときは、話し方などがエラソーで(すみません! 正直な印象です)、自信ありげなのに技術はズッコケ系で、なで肩で、むしろ苦手なほうだった 壮さん。それがいまや、「尊敬」です。『宝塚イズム』の24号に書かせていただきましたが、舞台での印象が変わったのは『オグリ!』からかなあ。で も、舞台人として「尊敬すべき人かも」と思うに至ったのは、やっぱり蘭とむが来てからの二番手時代かなあ。苦渋を味わったからこその、成長。と 言ってしまうとありきたりだけど。

こういう成長を経た人を、身内になったつもりで観ることができる。それが宝塚のすごいところだと、やっぱり思います。
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ネリ

とむ茶で、100周年イベントの話題で「80周年には大階段の上の方、90周年には少し前の方に出て、100周年で舞台センターにいるのが信じられなくて、隣の壮一帆と『こんなところに立ってるなんてね~!」と笑って、感慨深かった」というような話をしてました。

私も、えりたん花二番手時代、なんであんなにすごい笑顔でいられるんだろう、とちょっと不思議に思い、また偉いなと思っていましたが、そりゃー葛藤は深いですよね。。それでも、「ファントム」は、そういうあれこれを超越して、2人の舞台上での関係性がすごくよい方向に出てたとは思いました。

らんとむもえりたんも、他のひとたちへの想いを忘れずに、長いこといろんな葛藤を背負って、それでも折れずにきたからこそ、今、深みも凄みもあるんだよな、と改めて感じます。。
by ネリ (2014-05-01 08:33) 

にわ神父LOVE

お久しぶりでっす!

確かに若い時はエラそーに見えました(壮さんファンの皆様スミマセン)。でも、今は迷いの無い話し方をされる壮さんが好きです。ご自分の考えがしっかりしていて、それを言葉にされている姿を見ているととても頭の良い方なのだろうなと感じます。
中日公演初日の挨拶(byはじまりの時〜新生雪組 壮一帆〜)も、組子や観客のことを大切に思っていることが伝わってきて感動しました。
もう少し雪組にいて欲しかったので、壮さんの退団が本当に残念でなりません(涙)
by にわ神父LOVE (2014-05-03 21:28) 

竜眼

ネリさん、コメントありがとうございます! 
「歌劇」を読んで、本屋で泣きました(買えって)。
20年かかって一番前まで来た人たちの、努力には本当にただただ脱帽です。しかもそれを笑って話すというのが、精神力の強さをあらわしている気がして……外野なのに涙腺ゆるんでます、すみません。
あと一週間弱ですね。駆け抜けてください!
by 竜眼 (2014-05-06 11:36) 

竜眼

にわ神父LOVEさま、コメントありがとうございます!
エラそーに同意していただけて、ちょっとほっとしました(壮さんファンの皆様すみませんすみません)
「迷いのない話し方」、そうですそうです。なんだか、「ついていきたい」と思っちゃうんですよね。
日本物がたくさん観れてうれしかったですが、もっとほかの作品も観たかったです!
by 竜眼 (2014-05-06 11:38) 

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