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世迷言(本多劇場 1/31 19:30) [観劇メモ(ヅカ以外)]

噂に名高い劇団柿喰う客の公演をやっと観れました。いやー、すごかった。

台詞は七五調、物語はかぐや姫や昔話の新解釈、猿や鬼が人間と交わったりするファンタジー、だけど衣装は宝塚の現代ものみたいなサテンの派手色スーツ。湖月わたるみたいな女優さんが紫の短パンで帝の役、でもちゃんと帝に見える、篠井さんはピンクのチェスターコートで「鬼」、でありながらもとは奥方さま、見える見える、なんという架空度の高さ。徹底したフィクション。

音楽は中目黒のカフェでかかってそうな音楽、装置はごくごく単純、でも役者さんはもっすごい通る声でがんがんに台詞をぶっとばして、猿になったり股から血が出たりの擬態で動く動く、運動量半端ない。

そんなわけのわからない世界が、勢いよく進んでいって、話には飽きないし、情みたいなものに涙し、くだらないギャグにちょっと笑って、あっというまの1時間半でした。

サウンドシアターは能の人が音楽監督だけど、そうした伝統的な「語り」の形式が、ここでもリスペクトされてるのかなと思ったり。「語り」がまずあって、リアルな台詞劇とは真逆なんだけど、でも語りには語りの説得力があって、リアルではないところから真実に迫ることができる。。。てきとーなこと言ってます、てへ。

立ち見も出てました。主宰で脚本演出の中屋敷さんはまだ30歳ですってよ。すえおそろしいです。
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