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滝の白糸(シアターコクーン 10/10 19:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

時間がたってしまいましたが、備忘のために。

唐十郎作品にはあまりなじみがないため、詩のような、禅問答のようなセリフの嵐にまずはタジタジ。

でも、昭和30年代の街並み(しかもゴーストタウン)や、幻想的な仕掛けにはとても心惹かれます。水、血、アヤメ、エメラルド…たくさんの象徴が出ては消え、幻惑されて、でもどこかちゃちくて、ああ、アングラだなああああ。こういうのが最先端だった時代があり、今は大きな劇場でやっちゃったりして。クレーンを動かすケレン味と、高踏な文学のノリとの融合。ああ、アングラだなああ。

ユウヒさんの女役は、『長い春の果てに』で見慣れているので、それほど違和感はないっす。問題ないっす。特にラスト、着物姿で手首から血を流す場面は、鳥肌が立つほどの美しさ。この世のものとは思えません。流れる血に恍惚としてる横顔、舞台写真あったら買います。絶対買います。

ただ、女の色気というものはあまりないんだよねー。「あたいは娼婦さ!」みたいに見栄を切るところがあるんだけど、「え…、ええっ??」と二度見してしまう感じ。

トップになってからのユウヒさんと言えば、男役の色気がすごかったですよ。でも、女優の色気というのとは、また別なんだろうなあ。ていうか、その違いってなんなんだろうなあ。わかりやすい女優の色気っつーたら、水もしたたるというような、過剰な湿気。でも、ユウヒさんの色気というのはそういうものではない。じゃあ、どんな色気だ。

そのあたり(って書いてる本人がよくわかってなくてすんません)、いい方向性を見つけられたら、この世のものとは思えない感じと、過剰な湿気ではない不思議な色気を兼ね備えた、ほかにはない女優大空祐飛になれると思う。(えらそう)

あと気になったのが、いわゆるヅカファンらしいヅカファンからしたら、こういうアングラ芝居は苦手なんじゃないかな。退団したてのトップさんというのは、ふつうは動員力をかわれて主演をするもの(よね?)。それをあえて、すぐ動員できるヅカファンたち向けの作品ではなく、違う路線を選んできたのは、なかなか面白いなあ、と思いました。

ほかの出演者についてメモ。平幹二朗は80歳とは思えない、ハンサムっぷり。窪田正孝くんはすっごい大根なんだけど、それが味というか華なんだろうなあ。鳥山昌克という人が素晴らしい滑舌で舞台をかっさらってた。すごいお人だ。
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