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トップスターは人格者、という夢 [ヅカ的近況]

きりやんがいなくなって、ユウヒもいなくなった。シューマッハ全員退団した。うわ〜、さみし〜。思いのほか、喪失感を味わっております。

『大海賊』のフレデリックの美しさ、『プロヴァンスの碧い空』の下手っぷり…思い出を語りだしたらいろいろあるけど、ユウヒの魅力についてはどうも上手く語れない。なので、違うことを書く。

最近は歌劇もグラフも、チラ見しかしてないんだけど、ユウヒファンに「読め!」と言われて、サヨナラ企画の出版物などを、そこそこ読んでおりました。そーすると、けっこう、「組替えで来たユウヒさんは、いきなり私を愛称で呼んでくれたんです」的な、「トップとしてあるべき姿を実践しようとする」ユウヒ像があり、ちょっとウルっと来たりしました。

ああ、これこれ、これだよ、トップ退団ってのはさあ。きりやんの、「自分を見習ってみんなが自主練するようになった」ってのも、感嘆したなあ。

誰と限ったことじゃないんだけど、トップスターってのは、芸だけじゃなく、人格的にも素晴らしい人なんです。これは、私がトップスターにそうあってほしい、という意味でもあるし、タカラヅカの修辞としてそうやって持ち上げるのってよくあるよね、という意味でもあるし、実際に、トップを極めた人には大なり小なりそういう人格的に優れたものがあるであろう、という意味でもあります。それが、宝塚の「夢」の一つなんです。(もちろん、トップさんだけじゃなく、どの生徒さんにもそうであってほしいんだけど、一組一人だけの地位はまた特別ということで)

退団するという最後の最後に、トップさんの人格的に素晴らしい話、苦労したけどそれを乗り越えた話をたくさん聞いて、舞台上では、「マンハッタンを20年かけて北上したんだ」なんて台詞にそれを重ねておいおい泣いて。

タカラヅカって、芸を観るものというよりも、そして娯楽であるというよりも、美徳を観るものなんだよ! 少なくとも私にとっては!

身体をはって美徳を体現してくれたユウヒをはじめ、数々のトップさんたち、ありがとう。これからもそんなトップさんが生まれますように。。。

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