男か女かどっちかにしてくれ@BOLERO、オスカルetc. [ヅカってなんだ?的記事]
ラヴェルのボレロにのって、レオンがセンターで踊る荘厳な場面。
レオン以外全員が着ている衣装が気になる。ホルターネックにパンツスタイル、全身金で頭はターバンっぽいやつ。で、胸がある。男役も女役も。
きもいよー、きもすぎるよー。なんでテルとかあかしに胸があるんだよー。男っぽく踊っている彼らに、胸があると、「!? オカマさん? それは人工の胸? オカマバー?」って思っちゃう。
ほかにもさあ、えーっと、『エンター・ザ・レビュー』のアランフェスの場面でも、男役女役問わず同じ衣装で、胸があったよね。スカートだったけど。そのかが男っぽく踊ってるのに、胸があって「キモ」とか思った記憶が。
素の彼女たちに胸があるのは頭ではわかってる。でも、舞台では彼女らは男役。男なんですよ、どんな場面でも! 稽古場風景とかオフでの格好とは話が違う、これは舞台の上なんです!
だって、あんたら、鳩の役の二人は片方はパンツ、片方はスカートに設定してるじゃん。なんでそこまでするっていうぐらいに、普段はショーの衣装を男と女に分けてるじゃん。肌の露出が多いほうが女。くびれたラインを見せるのが女。肌を露出しないのが男。直線的なラインなのが男。そういうふうに、男と女の決まり事を、無理矢理にでも作ってるじゃん。
『紫子』でほっとしたのは、紫子が女々しくないことだった。男っぽく育ったんだから男役仕様、でもストーリーの上では女、それで何の問題もなかった(わたし的には)。まあ、原作でもさばさばしてたから当然なんだけど。あれで女々しかったら、相当キモいくないか?
って、そのキモいのがオスカルなわけで。原作では凛々しいオスカルなのに、なぜかタカラヅカのオスカルは女々しい。軍服を着ているのに、ナヨったせりふを言わされてる。(初演当時から女々しいと言われていた!@高声低声)
女が男を演じるんだから、中途半端はやめにしてほしいの。どっちかに決めてほしいの。
なのになぜあの場面(とオスカル)だけ、中途半端なのか。
いや、ひょっとして確信犯なのか? 「両性的なもの」を狙っているのか? 昔の岡田敬二のショーで両性具有を意味する「アンドロジェニー」というのがあって、これがかなり批判されていた論文を読んだことがある。(今すぐにコピーが見つからん)
時代なのかもしれないな。ボレロのあの場面は、鴨川作品が元だそうだ。昔のタカラヅカの本を読んでいると、男役でもオフで当然のようにスカートはいてるし、衣装もウエストコンシャスだし、男役は男らしく、というよりは、スター性のほうが重視されてるような印象がある。だから、スターが男になったり女になったり、その中間になったりするのは全然OKだったのかもしれない。
でも、今の感覚からすると、男役と女役は明確に分かれていてほしい。両性的なものはその根底を覆すように思えてしまって興ざめ。世の中の現実の男女が中性的になっているからなのかもしれない。
演じているほうも、「胸ありの衣装のときは、男役ってことを忘れて踊ってください」って言われても、そりゃ無理でしょー。そうできるタイプの人もいるかもしれないけど、できない人も絶対いるでしょー。いっそ、「女役としてやってください」って言ってくれればいいのに。それならそれでメイクも踊り方も変えるから(って時間が足りないけど)。
男役も女役もファンタジーなんだから、徹底してやってほしいんだよなあ。中途半端だと夢が醒めるなり。頼む。
::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::
レオン以外全員が着ている衣装が気になる。ホルターネックにパンツスタイル、全身金で頭はターバンっぽいやつ。で、胸がある。男役も女役も。
きもいよー、きもすぎるよー。なんでテルとかあかしに胸があるんだよー。男っぽく踊っている彼らに、胸があると、「!? オカマさん? それは人工の胸? オカマバー?」って思っちゃう。
ほかにもさあ、えーっと、『エンター・ザ・レビュー』のアランフェスの場面でも、男役女役問わず同じ衣装で、胸があったよね。スカートだったけど。そのかが男っぽく踊ってるのに、胸があって「キモ」とか思った記憶が。
素の彼女たちに胸があるのは頭ではわかってる。でも、舞台では彼女らは男役。男なんですよ、どんな場面でも! 稽古場風景とかオフでの格好とは話が違う、これは舞台の上なんです!
だって、あんたら、鳩の役の二人は片方はパンツ、片方はスカートに設定してるじゃん。なんでそこまでするっていうぐらいに、普段はショーの衣装を男と女に分けてるじゃん。肌の露出が多いほうが女。くびれたラインを見せるのが女。肌を露出しないのが男。直線的なラインなのが男。そういうふうに、男と女の決まり事を、無理矢理にでも作ってるじゃん。
『紫子』でほっとしたのは、紫子が女々しくないことだった。男っぽく育ったんだから男役仕様、でもストーリーの上では女、それで何の問題もなかった(わたし的には)。まあ、原作でもさばさばしてたから当然なんだけど。あれで女々しかったら、相当キモいくないか?
って、そのキモいのがオスカルなわけで。原作では凛々しいオスカルなのに、なぜかタカラヅカのオスカルは女々しい。軍服を着ているのに、ナヨったせりふを言わされてる。(初演当時から女々しいと言われていた!@高声低声)
女が男を演じるんだから、中途半端はやめにしてほしいの。どっちかに決めてほしいの。
なのになぜあの場面(とオスカル)だけ、中途半端なのか。
いや、ひょっとして確信犯なのか? 「両性的なもの」を狙っているのか? 昔の岡田敬二のショーで両性具有を意味する「アンドロジェニー」というのがあって、これがかなり批判されていた論文を読んだことがある。(今すぐにコピーが見つからん)
時代なのかもしれないな。ボレロのあの場面は、鴨川作品が元だそうだ。昔のタカラヅカの本を読んでいると、男役でもオフで当然のようにスカートはいてるし、衣装もウエストコンシャスだし、男役は男らしく、というよりは、スター性のほうが重視されてるような印象がある。だから、スターが男になったり女になったり、その中間になったりするのは全然OKだったのかもしれない。
でも、今の感覚からすると、男役と女役は明確に分かれていてほしい。両性的なものはその根底を覆すように思えてしまって興ざめ。世の中の現実の男女が中性的になっているからなのかもしれない。
演じているほうも、「胸ありの衣装のときは、男役ってことを忘れて踊ってください」って言われても、そりゃ無理でしょー。そうできるタイプの人もいるかもしれないけど、できない人も絶対いるでしょー。いっそ、「女役としてやってください」って言ってくれればいいのに。それならそれでメイクも踊り方も変えるから(って時間が足りないけど)。
男役も女役もファンタジーなんだから、徹底してやってほしいんだよなあ。中途半端だと夢が醒めるなり。頼む。
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2010-02-21 18:57
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