ヅカ友はふつーの友達とは違う

ふつーの友達は、職業とか年齢とか、生活環境が似ている人と仲良くなりやすい。すごく年が違うとか、すごく収入が違うとかだと、関係は続きにくい。

けど、ヅカ友は職業とか年齢とか家庭環境は似てなくてもかまわない。っていうか、そもそもそんなことめったに話題にならない。共通の趣味（＝ヅカ）の話ばっかり。だから、年の違う人とも仲良くなれるのが、いいところ。

そもそも、職業とか年齢とか家庭環境とかって、ヅカ的美徳と世間一般の美徳は全然違うから、聞いてもしょうがない。価値判断しようがない。たとえばパラサイトでフリーターでファンクラブの常連、なんて状況は、一般社会だと「大丈夫なのか」って思われるかもしれないけど、ヅカ的にはそういう人がいて成り立ってる面もあるから、価値判断してはいけない。価値判断するような人がいたら白ける。

つまり、別のところに基準があるってことなんだ。

共通の趣味といえども、その中ではいろいろあるわけで。「○○さん大好き！」って人と、「○○はどうしても苦手、できれば観たくない」って人とは、腹を割っては話せない。あと、ファンクラブに入って熱心に活動してる人と、ファンクラブなんて前近代的で無用の長物って思ってる人とは、やっぱり腹を割っては話せない。ジェンヌの好みや、観劇スタンスが似たもの同士のほうが、長続きするに決まってる。

観劇回数が多い人が、たまにしか観ない人を「そんなにちょっとしか観ないの！？」とか言って、仲悪くなったりとか、その逆もしかり。。。。チケットの抽選応募に協力し合うのが普通と思っていたら、向こうは別にそんなこと望んでいなくて、むしろドン引きされた、とか。。。（全部経験談）

相手の好みや出方を待って、それを否定しないで、「そういうスタンスもありだよねー」「そういう好みもありだよねー」って思えれば、よりたくさんの人と友達になれるんだろうなあ。

そういう意味では、ヅカ友もふつーの友達も、同じか。

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