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楽しくなってきた 太王四神記 [ヅカ的近況]

脚本のアラを、ドラマの知識で埋めようとしたのが間違いでした。。。

ドラマの太王四神記と、宝塚版は、全く別物なのね。表面的な要素はけっこう同じだから、一見「うまくまとめたね」って思うんだけど、じつは、表面的な要素を取り出して、それを全部組み換えて、全く違うシナプスでつなぎ直してるんだ。

新しいシナプス、すなわち登場人物の動機や気持ち。

だから混乱する。表面的に起きていることは同じなのに、登場人物の動機がドラマと全然違う。設定とかじゃないの、根本的な感情。しかも、それにアラがある。なんでそんな台詞言いだすの? なんでそんなふうに思うの? ついていけなくなったとき、ドラマ版の記憶を呼び戻すと、全然違うからさらに混乱する。ううう。

でも、そういう離れ技ができるからこそ、イケコ、もとい、小池先生はすごいんだとも思う。スカピンの大泣かせどころの「ひとかけらの勇気」のエピソードも、原作の感情とは全然違うけど、日本人好みの「直接言わない健気さ」を猛アピールだもんね。エリザの落とし所が「愛」って、ウィーン版を見たら皮肉に思えるし、ヅカ版でもキャスト次第で成立しなくなる、あまりにも脆く修辞的なオチなのに、上手くはまると感動しちゃうもんね。

ふつー、このストーリーでそれは持ってこないだろー、というところに無理やりアクロバットな何かをはめこんで、一見するとつじつま合ってるように見せられる。。。。おそろしいわ。

⇒というわけで、ドラマ版との比較、改訂しております。よろしければご参照ください。
http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2009-02-11-1
http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2009-02-11-2
http://pt-omoitsuki.blog.so-net.ne.jp/2009-02-11-3

じゃあ、どーやって脚本のアラを埋めるのか。それはヅカファン得意の脳内補完! それについては明日以降に〜。週2の出待ちは、ひ弱な私の身体にはちとキツいよー

::::::::本家はコチラです→a posteriori takarazuka:::::::
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