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愛するには短すぎる/ネオ・ダンディズム(前楽) [観劇メモ]

梅田におります。

きのうの3時公演を観たときは、みらん、どーして辞めるんじゃぁぁぁ、というモードになってしまい、美しく踊れば踊るほど、どーしてこれがいきなり失われなきゃいけないんじゃぁぁぁ、しかも本人の意思で!? なんじゃそりゃ! と泣いてました。サヨナラの感慨って、特にトップじゃない人のって、非ヅカファンには、どう説明しても、絶対理解してもらえないよなー、と思います。死に別れ、とも違う。病気のように衰えていくわけじゃないし、事故のように事故を恨むこともできないし。うーんうーん、アイドルグループの解散みたいな? いや、グレタ・ガルボや原節子が老ける前に引退したみたいな? うーん、結局は退団発表の時から同じことをぐるぐる考えているだけなのですが。

前楽では、愛短でのフレッドとバーバラの台詞で、「とにかく一緒にいるしかないよ」とかいうのがあるのですが、残された数日という時間を一緒に過ごすことだけが、二人の愛の形だ、というその結論に、なるほど~、と思ったりもしました。納得いかないこともたくさんあるけど、とにかく、観ることしか、ないんだよねー。ショーの「オールバイマイセルフ」のところで、みらんの表情が一ヶ月前とは違ってて、胸いっぱい、て顔してるんすよね。しかも泣いてやがる。くはー。

えー、それでサヨナラショー。ソーラン節で始まって盛り上がり、王家の「月の満ちる頃」でうっとりさせられ、ツボをおさえた楽しいサヨナラショーでした。さすが岡田、ショー作家の面目躍如か(笑)。 みらんが『1914/愛』の主題歌を、大劇場のあの広い空間にたった一人で、まるまる一曲歌ったのには驚愕。史上最高にいい役付きだ…。って、いつも思ってたけどね。いつでも右肩上がりだったし、これからももっと右肩上がりで行けると思うんだけどね…。でも、今、退団なのね。

おっと、これはみらんファンサイトなのか? 否、否。(笑)

ワタルがカーテンコールで泣いたのには、びっくりしました。トウコが泣くかと思ってた。(コムちゃんが『アルバトロス』の楽で泣いたのにもびっくりしたが…コムちゃん、淡白そうだから・笑)、ワタルもついに泣いたか。そういえば、リカちゃんはぜんぜん泣かなかったっすね。フェアウェルでちょっとウルウルしたぐらいで。あの人は「つねに前進!」だからなあ、あれはちとさみしかったですな。

じゅんちゃんがサヨナラショーの前にしてくれた、みんなの紹介。ひよりちゃんはいつも明るく「おはようございます!」(すごい素っ頓狂な声で、物まねらしい。大爆笑)と言ってくれて、自分が疲れてるときすごく救われたこと。ふありちゃんの絵やポエムはその名のとおり素直な心を表していること。とみ(ここ数日休演してたみたいですね、復帰して良かった)は『1914/愛』新人公演のフレデ親父が良かったこと(私も観たけど、ほんと上手かったんだよ)。みらんはイーハトーブのかわいい弟役から、アクロスではすごく立派になって(…とここで涙で声をつまらせるじゅんちゃん)。さっちゃん(やっひーのことね)はオフはすごくまろやかな女性でそこがお気に入り(ここで客席ウケる)、でもベルばらのデュガゾンはクセのある役をよくやってたこと。エンディは研3のときオーディションで影ソロにうかるぐらい歌が上手い、ちなみに、じゅんちゃんもそれ受けたけど落ちた(ここで客席ウケる)。しのぶさんとの最初の絡みは兄妹役だったけど、今は愛人(大ウケ)。そしてワタル、主演男役になってから、特に退団発表してからは過酷なスケジュールなのに、きちんとこなし、結果を出し、決して負のエネルギーを出さず、まさに私たちの一番星です!

…「ポラリス」の歌詞は、ワタルそのものだよね。我が家でいろいろ大変だったとき、ワタルのポスターにすがってお祈りしたこともあった(笑)。今まで本当にありがとう。サヨナラ公演だから、当然ワタルに好意的な人が多く観に来ているわけだけど、「ワタルちゃんて、いつも一生懸命よね」とか「ほんと性格いい子よね」とか、いろんな声が聞こえてくる。こういうのって非ヅカファンには「? 知り合いなんか?」と思うだろうけど、でも、舞台観ていればわかるものだよねーっ。

大劇場で初めての立ち見。なんとか最前列(立ち見のね)がとれたけど、そのあとの出待ちも入れれば5時間たちっぱなし…、身体弱い(笑・ほんとよ)私にはちょっと過酷でした。おねんねします。おやすみー。

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