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大江戸緋鳥808(明治座 8/18 17:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

花組観て、ふみか茶参加してきたのですが、とりあえず真央様の舞台。これすらももう千秋楽迎えてるんですね。更新が追いつかない……遠征報告は間もなく間もなく…(って何かの芝居でマヤさんが言ってた台詞のような)

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『女ねずみ小僧』並みのものを期待してしまったのだが(同じ演出家岡村俊一だし)。

昔の少年漫画! って感じで、楽しい一面もありつつ、いまいちついていけなかった。

花魁がじつは元くのいちで、幕府転覆をはかる忍者軍団と闘う。しかし軍団のかしらは彼女の父親だったのだ! by石ノ森章太郎

⇒要素を分解すると、「悪の軍団!」(少年漫画よりもっと前にルーツがありそうだけど)「とりあえず手下がバタバタ死ぬ!」「その呪われた娘!」「でも正義の味方!」「その悲しみ!」(サイボーグ009やん。…あっ、サイボーグものって忍者ものの延長線上にあるのか)「ヒロインは強いけどモテモテ!」「でも男にはなびかない!」(これはキューティハニーだな。原作者違うけど)

いかんせん、類型的すぎて…。このあらすじ以外に、目新しい要素があまりなく…。

演出はけっこうかっこいいから、こういう世界が好きな人なら、すごーく楽しいんだと思う。ヅカだって、「突然恋に落ちる!」とか、ついていけない人は全くついていけないよね。

強いて目新しいと言えば、ワタルの役かなあ? 将軍の娘なんだけど、男の格好をしてて、武術に秀でてて、、、あんたが次の将軍になれれば、お世継ぎ問題もないのにねー、という役。清々しかったです。(とはいえ、こういう役も少年漫画にあるような気がしないでもない)

かしちゃんは町娘で、キャピキャピしてて、…うーん。顔がきれいだからそう扱いたいのはわかるが、持ち味とは違う。途中、「術」(笑)にかかって、ドスのきいた声でしゃべる当たりは本領発揮。あと、みんなを説得する長台詞も良かった。

しかし、フィナーレでかしちゃんは「トップ娘役が若手娘役引き連れて歌い踊る」風情の場面なのに、ワタルは男衆引き連れて男の格好で踊るという、、、同じ元男役トップなのにこの違いは…(笑)。

退団後初舞台のマヤさんは長屋の大家さん。すんなり馴染んでました。でも、マヤさんの持ち味はこうした「チャキチャキ」ではないような気がする。もう少し「間」を大切にする役どころも観たい。

東幹久が、絵師としてヒロイン真央様に惚れて(でも、かしちゃんの彼氏)、描ききった絵(ポスターのあのきれいな絵)がラストシーンを飾る、という重要な役。声はいいんだけど、早口すぎて何を言っているか聞きとれない。彼の目線で我々はヒロインを観たいんだけど、どうも上手く機能しなかった。

原田龍二も出てたけど、あんまり目立たなかったなあ。去年御園座で観たときのほうが、役的に目立ってて、周囲のジジババが「助さん、助さん」言ってたんだけど。それから、よくみる上手い人がまたいるな、と思ってチェックしたら山崎銀之丞。⇒金八先生の遠藤先生!? 『鈴子の恋』の駆け落ち邪魔したお父さん!? うわー、わかんないわー。

いやあ、それにしても大地真央さまは本当に「ザ・座長」でさあ、マツケンとの結婚生活もそりゃあダメになるよな、と思ったり。吉本新喜劇の未知やすえさんが、夫が座長だから自分は座長にはならない、一家に座長が二人いるのは無理って言ってたことを、しみじみ思いだす。

お衣装が素敵だったなあ。座長のはどれもこれもすごくてねえ。街着でも、すっごく鮮やかな色の縞模様だったりして、目の保養。名前「緋鳥」にあわせた、緋のかんざしがとっても素敵、売店でグッズとして売ればいいのに!

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