SSブログ

NOBUNAGA<信長> / Forever LOVE!!(東京宝塚劇場 8/16 18:30) [観劇メモ]

芝居もショーも、粗削りだけど、楽しかった!

いや、ほんと、大野たっくんにしては珍しく破綻していて、
今まで、盛りだくさんでまとまらなくても、
破綻したことはなかったと思うんだけど、
でも、勢いだけはあって、
ある程度年とってから勢い出てくるってどういうことよ、と(笑)

最初のほうは、特に音楽がいいこともあって(さすが太田健)、
けっこうテンポよく進んでいくんだけど、
途中から、なんで反乱になったんだっけ?(妖術であやつられてんの?)
あれ? クライマックスどこ? ってなっちゃった。

二番手がロルテスという謎の南蛮人で、
話が拡散する原因だったと思うんだけど、
でも、ロルテスを取り上げたかったんだろうなあ、とつくづく思う。
歴史好きなら、絶対好きな題材でしょう。
しかも、南蛮の妖術ってのをやりたかったのよ、きっと。わかる、わかるわー。

信長とお濃が、
負い目があるから離ればなれで思い合ってる夫婦っていうのは、
胸キュン設定ですこくいい。
たっくんは、こういう切ないプラトニックが大好きなのよね。
でも、シーンが少なすぎて、死ぬとことかトートツでした。

みやるりが、ついに化けたーー!!
劇場全体にパワーがつたわってきたよ。
品のいいお嬢さんが、秀吉っていう粗野な野心家の役で、
やっと一皮むけた気がする。
これからが楽しみだ! (どうか「これから」が長くあってくれ……)

コマがほんとに尊い。専科行ってくれてよかった。
千海華蘭も尊い。
光月るうも、としちやんも、出番少ないけど印象に残った。
萌花ゆりあちゃんが妖しい美しさ。
娘役たちが薙刀を使うくのいちっていう設定、いいねー。
弥助は貴澄くんか。やっと使われ出した感じ。
空中でとまってる人がいると思ったら貴千くん、部分休演なのにすげーな。

象さんのセットがおもしろい。ルナロッサで使ったやつ? 

信長が「恨みで人を殺すとかって、自分にはないしー、
自分が倒して来た人たちのことを背負っているだけだしー」
「自然に沸いてくる野心に従ってるだけ、
部下が自分にとってかわるならそれもいんでね?」
っていう設定なのは、宝塚的な改変だけど、すがすがしくてよい。
実力があればっていうことで、
ちょっとスポーツっぽいし、宝塚のスターそのものでもある。
(宝塚はスポーツほど公平じゃないけどっ)


ショーのほうも、藤井大介、復活ーー!
と叫びたくなるぐらい、マンネリ感なかった。
ちゃぴはまた土俗的なダンスで、
『CONGA!!』の最後の場面に似てるんだけど、飽きなかった。
黒燕尾もかっこいいし、
音楽がよくてテンポいい。振付も新鮮。

萌花ゆりあちゃん、ロケットガールなどで大活躍。
そうかあ、まさおと同期かあ。
顔が好みで、しかもダンサーということで、
リカちゃんがいたときから愛でていたゆりあちゃん、
さみしくなるわ…。

さち花ねーさん、銀橋わたるとき、ニューハーフっぽくないか?(笑)

カチャのキレがよくなってたのが印象的。
研8ぐらいでこれだったらなあ。これで声低かったらなあ。
でも、女役が女装感とかわいさミックスでいい感じだから、専科での活躍に期待。

しかし、私が見始めたころの熟練の専科さんがほとんどいなくなり。
今の専科ってなんなんだろう。
さやかさん辞めちゃうし。
すずなさんはなんだったんだろう。


nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。