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狸御殿(新橋演舞場 8/11 16:00) [観劇メモ(ヅカ以外)]

狸御殿というのは、戦前のミュージカル映画で、
人間のふりをした狸たちが、歌って踊ってハッピーエンド、
という設定のシリーズ。

宝塚のOG公演でもありましたね。

これは、宮本亜門が20年ぐらい前にやったものの再演だそうです。

宮本亜門。
豪華な出演者。
狸御殿。
いやがおうにも期待は高まりますが。

明治座とか、御園座とかでやってるのって、
こういうやつだよね、というやつでした。

それぞれ面白いところもありつつ、
一体となって盛り上がるような感じではなく、
くすくすっと笑ったりして、予定調和で終わる。

セットは下手ウマ風でかわいいけど、
もっともっとゴージャスに、立体感あるようにすればいいのになあ。
歌や踊りの場面ももっと増やせばいいのになあ。

肝心のクライマックスが、歌対決なんだけど、
オペラの人と、民謡の人で、かみ合ってるんだかかみ合ってないんだか。

ていうか、そこは主役が活躍するべきなんじゃないのかーー??
(調べたら、オペラの人と民謡の人は、
テレビ番組のカラオケバトルで有名なんだそうで。)

主役の松也さん、ナマで見るのは初めてですが、
ほんと、目に色気があって素敵~。
でも、肝心の活躍場面が少なくてもったいない。

花緑がナレーターとして頑張っていました。

渡辺えりと赤井英和のラブシーン(?)がすごく良かったです。

ところで、アンサンブルにいる咲良さん、
なんと、あのWさん。(→こちらの記事
卒業後、頑張っていたんですねえ。
ひときわ華やかで、動きにキレがあって、目立っていました。
ソロもありました。歌も、上手!
今後も楽しみです。

あ、ひびのこずえの衣装がすごくかわいかったです。


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月・こうこう, 風・そうそう、Vamp Bamboo Burn [観劇メモ(ヅカ以外)]

●月・こうこう, 風・そうそう(新国立劇場 7/30 13:00)

別役実というと、エッセイか何かを読んだことがあります。
もはや歴史的な作家だと思っていたのですが、ご存命だったんですね。

うーん…、いろんな要素がバラバラでした。
かぐや姫の伝説は、竹藪での人身売買である、という現実的で面白い解釈がありつつ、
謎の巨人が登場したり、ファンタジックな部分も多く、
世界観がちぐはぐな感じがしました。
明かされないことがたくさんあって、最後のほうで明らかになって面白くなるのかな?
と思っていたら、それほど派手に明かされなくて、おや~? となったり。

ヒロインが和音美桜で、トップにならなくてもこんなに活躍しているんだなあ、と嬉しい限り。
娘役らしさが活きていたと思います。
相手役が橋本淳くんで、意外な組み合わせ。雄々しい役は珍しく、かっこよかったです。


●Vamp Bamboo Burn(赤坂ACTシアター 8/20 12:30)

新感線とクドカン。
クドカンらしいネタ満載で、特に前半は面白かったです。

しかし、詰め込みすぎ。
かぐや姫(またか!)がエイリアンであるという設定と、
吸血鬼と、ヤクザの抗争。お腹いっぱい…。

特に後半は、脚本の出来が遅かったんだろうな、という感じでグダグダに。
いや、ヤクザの抗争を混ぜ込んだのが失敗か?

主演の生田斗真は、ストレートプレイで観たときはなんとも思わなかったけど、
こういうコスプレっぽい役だと、なかなか素敵。
ヒロイン格の中村倫也は美しい~。
あ、ほんとのヒロインは小池栄子で、思ったよりも華がありました。スタイル抜群。

おじいさん役の村木とし子、赤いほうのヤクザの川原正嗣が良かったです。
あと印象に残ったのは、ジャニーズの神山智洋が笑いを取ってたことと、
鉄道オタクの徳永ゆうき……ええっ、この人、演歌歌手なの!? しかも21歳!?

そいでもって、我らが花瑛ちほ! 色っぽく元気いっぱいに頑張ってました。

しかし、篠井さんの使い方がのう、もったいないのう。





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