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両想いなのに一方通行 [ヅカ的近況]

しほうななみさんのフェアウェルパーティはちょっとかわっていました。

普通は立食で、
ガード終わってから行ったら、ほとんど食べるものないなー、
っていうものじゃないですか。
ジェンヌさんとかゲストがたくさんで、
バタバタしてるものじゃないですか。


なんと。

美味しいものをしっかり食べられて、
ふみかちゃんのお話しをちゃんと聞けて、
お土産にしても、何もかもがこだわりまくり。

えーーー、こんなんはじめてや。
(トップさんみたく人数多かったら絶対無理だろうけど(^_^;)


私のわがままで、としきりにおっしゃっていました。

ホテル側も、こんなんはじめてだそうで。
ホテルの人も、
手足となって動いたファンクラブのスタッフさんたちも、
すーっごく大変だっただろうな(苦笑)。


でも、こういうこだわりが、
この人の芝居を良いものにしていたんだなあ、とあらためてしみじみ。


しかも、なぜそうしたかというと!

「今日一日大変だっただろうから、ファンのみなさんに、最後に恩返しです」

!!

おおおおお……泣かずにいられようか。


怖い役も得意だけど、
本当はすごく善良で優しい人なんだよなあ。
ファンは愛されていたんだなあ。



「愛されていると信じたからこそ、お別れできたのでございます」
by六条御息所@新源氏物語




ファンクラブに入って応援することは、1:多の両想い。


じゃあ、じゃあ、
なんでそれを断ち切って辞めるんだ、ということになるんだけど。


だって、幻なんだもの。タカラジェンヌは。

ジェンヌには4層がある。(参考文献:東園子)
1 役名
2 芸名
3 愛称
4 本名

この「3愛称」に相当する男役のオフ姿まで、
ある程度親しく接することができるから、勘違いしてしまうけど、
まさにそれこそが、退団で消えてしまう幻なんだよね。



宝塚は女学校だから、いつかは卒業するもの。
消えてなくなってしまう夢。


つまり、構造的に、そもそも刹那的。
そして、幻に対する思いなんだから、じつは一方通行。



両想い感満載なのに一方通行とは不思議なものよのぅ。




「彼女は僕を愛していると思ったんだ。」


でもでも、
勘違いでも、幻でも、



「そんな瞬間なら生きるに値する。」byエリック@ファントム

よね?




そうだとも。

(↑ふみかキャリエールの声でね)

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