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ガイズ&ドールズ(東京宝塚劇場 10/27 18:30) [観劇メモ]

宝塚を好きになって良かったぁーー(はぁと)
と心から思った。

(一個前の記事と全然テンション違うぞ、おい(^^;)

2002年の月組公演が、
自分がヅカファンとしてがっつり通うようになった公演だったので、
その頃のことを思い出し。

みっさまがまた、あらゆる動作において、
リカちゃがやってた動作を踏襲してくれてて。
後ろにリカちゃんが二重写しになるううう。

宝塚に誘ってくれた友達、
引きずり込んでくれたリカちゃん、
そしていろいろな遠近感で宝塚を見せてくれたふみかちゃん、
ありがとうありがとう、

と思いながら聞く「はじめての恋」。
なぜか涙が。ううう。


なんと言っても名曲揃い!!

そりゃあ題材古いけど。
でもよくできてる話だ。
ジェンダーのおしつけも、60年前の作品だと思えば気にならない。

(13年前と自分の感覚が違うなと思ったのは、
オープニングがもったりしていると感じたことぐらいかな)

主要キャストが歌うまなので、
「あーこんなこと言ってたのね」という発見も多々あり(笑)


みっさまのスカイは、ちょっとお上品。
改心して救世軍に入ってるほうが真の姿で、
ギャンブラーは仮の姿だったんだろうという。
それはそれでアリ。
反省している様子がすごく納得。

パレードでナイアガラをばっさーってするのまで
リカちゃんを踏襲してくれていて。
でももちろん、型をなぞってるわけじゃないし、
当然、みっさま独自の動きもある。
「私にはわかる」のところで、鼻チューしてたのは独自じゃないかな?
「船が揺れる」の場面でビック・ジュールのくまちゃんを
オケピに投げ込もうとしてみんなすっごい笑ってた(アドリブなのかな)

フィナーレの大階段男役踊りでさあ、
前は美々さんの影ソロだったところを、
踊りながら、ご自身で歌ってらっしゃったのよ。
歌うまさんはすごいなあ(笑)。

ふうちゃんは逆に、えみくらの動作を全く踏襲していない。
(もうねー、覚えていないつもりでも、細部をけっこう覚えているものですね)
持ち味なのか、役の解釈なのか、
えみくらが最初から葛藤をにじませていたのと違い、
ふうちゃんは恋に落ちてはじめて自分の無意識に気づくという感じ。
アメリカンなテイストがある。

礼真琴のアデレイドはきりやんを踏襲。でも、ややナチュラルかな。
この人がいたからできたよね、ガイズ。
それだけ重要な役。まだ研7って、末恐ろしい。
(っ、きりやんもアデレイドやったとき研7だったっけか)

ベニーの笑いが上滑りしていない! すごい進化!
みっさまの指導か。
体の芯も定まってきたような。
真ん中もありかもしれない。
(でも、ネイサンってもうちょっとカッコいい面もあるはずだと思うけど)

で。
ナイスリーって三番手だったのね。
これが今回一番衝撃だった。
海外ミュージカルは、オペラから続く人物造形で、
ソプラノとテノールが恋をして、アルトとバスが敵役で、プラスして道化、
というメインキャストのお約束がある。(もちろんそのバリエーションが多々ある)
ナイスリーはこの道化役で、番手で言ったら3番手だったわけか。
いやはや。
美城れんは、歌も上手いから、
ロミジュリの乳母といい、
「あ、これは海外ミュージカルにおける道化の役なんだ」
ということを常に教えてくれる存在だなあ。

…なんでユウヒにナイスリーをやらせたんだろう(笑)(チョー今更)。
胴布団をつけられない路線スターさん、
しかも、平常運転では笑いと最も縁遠い人にねえ…。
(あのときは新専科制度があって、
二番手役はいっぱい実力者がいるのに、
なぜタニにネイサンを? という声も山ほどあったなあ。)

まさこ様のビック・ジュールと、しーらんのハリー・ザ・ホース、
地でやってそうで、楽しそう。
ケロさん、越リュウのような凄みや狂気があったほうが説得力があるとは思うが。

ミミ役は見た目は合ってるが、
演技力や声量が足りなさすぎる。
もっと上級生にやらせたほうがいいのでは。

アーバイド、嘉月さんは「影の実力者」って感じだったけど、
ミッキーはほのぼの系。
サラがネイサンから「スカイは賭けに負けたんだ」と聞いて、
スカイを追いかけて飛び出したところで、
嘉月さんは「よっしゃ」という感じだったけど、
ミッキーはおじいさんが「良かった良かった(げほげほ)」って言ってる感じ。
どちらも好きよ。
ミッキーの細やかな芝居は、これからもいろんな役で観たいなあ。

かいちゃんは宙よりあってる気がした。
おおらかで素朴な感じを拡大してほしい。

ジョーイ役は誰だったんだろう。。。
どうしても比べてしまうけど、光樹すばるさんて、うまかったのね。

れんたがマチオの役かあ。
れんたーー。

はるこ、キメキメでカッコよかったよ。

そうそう、みちふうラブラブぶりも見ものでした。銀橋に出るために手をつないだ瞬間、ふうちゃんの頬がぱあっと染まる。うわぁ。
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