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心が凍ってしまった [音楽学校裁判]

96期問題をなんとも思わない人は、読んでも意味不明だと思うので、読まないことをオススメします。



正直、ご贔屓さんの退団が、今で良かったという気持ちも、ちょびっとだけあるんです。

雪組を前列の一番はじっこで観たのですが、
花道に下級生が並ぶじゃないですか、
それを、できるだけ観ないようにしていたんです、私!
前は「わーーー(はぁと)」と、楽しくてたまらなかったのに。

文字通り「トラウマ」なんですね。

そこにU波やRがいたら嫌だな、と思って過ごしてきた。
だから、全然違う組なのに、下級生を目に入れないようにしてしまったのです。
もうRはいないし、U波もそんな位置にはいないのに。

その余波で、97期以下をあまり覚えておらず、
あーあ、昔はほぼ全員覚えていたこともあったのになあ、と驚きます。



96期生でも、この子は芝居が上手いな、顔が好みだな、将来が楽しみだな、
と思う生徒はじつはけっこういます。

でも、心の底から「わーーー(はぁと)」とは思わない。

咲妃みゆの芝居の力はものすごいと思うので、
どんな役をやるのかいつも気にしています。
ちぎみゆコンビが岩波少年文庫みたいで文芸の香りがして素敵で、
コンビとしての良さもよくわかります。

でも、「ちぎみゆーー(はぁと)」とは思わない。
思いたいんだけど、思えない。

素敵だな、と思っているのは、頭だけで、
心は凍ったまんまなんです。



そう、凍っているという感じ。

でも、宝塚の楽しさって、
身も心も、宝塚共同体と一体になることにあるじゃないですか。
心の底から、腹の底から、
コンビ萌えをし、組を応援し、宝塚全体を称揚することにあるじゃないですか。

それが、頭だけになってしまった。
「あー、宝塚ってこうだよね、うん(冷静)」という感じ。
その一方で、ご贔屓さんへの「きゃー(#^ ^#)」という気持ちや行動は変わらない。
そのギャップがけっこうつらいというか、ギクシャクしてきていました。

これからますます96期生の活躍が増え、
ご贔屓さんの口からその話を聞くことも増え、
ヅカファン界では事件のことを気にしない人が増え。

耐えられないな、と。



ちぎみゆが悪いわけでは全然ない。
下級生も悪くない。
96期生も大半に罪は無い。
一番悪いのは音楽学校のありかたと、それを許してきた文化。
ブランドイメージを著しく傷つける人権侵害が明らかになったのに、
謝罪会見すらしないで、「無かったこと」にする卑怯な組織。

でも、頭では「組織の問題」と思えても、
心ではダメなんです。
いや、生理的にと言ってもいい。
ピキーンと凍ってしまって、身体も動かなくなってしまう感じ。

(これはもう、個人的なもので、
「なんとも思わず観ている人が変」と言いたいわけではなく、
逆に「一切観なくなった人が変」と言いたいわけでもなく、
きわめて個人的に、私はこういう状況にあるんです、という話です。)

ある人が言っていたうまい表現。
「どんな飲食店でもゴ×ブリは当然いるだろう、(※ゴキ×リは「いじめ」の比喩)
でも減るように努力するはず。
なのに、平気で店の中に×キブリを放置して、そこでケーキを食べろと言われたら、
どんなに美味しいケーキでも、
虫とは隔離してましたって言われても、無理。
生理的に絶対無理。」

わーかーるー



だから、一切観なくなるということは無いだろうけど、
心で楽しむのではなく、
たまに観て、頭で「ふむふむ」って楽しむだけになると思います。
そして、頭で楽しむだけというのは、
わたし的には、そんなんヅカファンじゃない! って思うのです。
(どんだけ心を捧げてきたんだ、 トホホ)


いつか私の心を溶かす人があらわれるか、
(でも私好みの人は減ってしまって、ほとんどいない)
組織が変わるか、
もう全く別世界に行くか。


どうかな〜
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