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美しく卒業することで、完全にタカラジェンヌになる [ヅカ的近況]

美しく卒業することも、タカラジェンヌのお仕事の一つなのですね。

頭ではわかっていたつもりだったけど、
思っていたよりも広範囲のタカラジェンヌが、
そういうふうに辞め時を探っているのだなあ。。。
と実感しました。

タカラジェンヌは入団したときからタカラジェンヌなのではなく、
学年を経て経験を積むのに従って、タカラジェンヌになっていくものよね
(立場が人を作るという意味)、と思ってきましたが、
美しく卒業することで、完全にタカラジェンヌになる、
ということなのかもしれません。

今思えば、
組長、副組長で辞めた方々、たくさんいました。
ずっと不思議で、惜しんでました。

脇の人は年とってもできる役が多いし、
学年が上がったほうが役付き良くなるし、
ファンは単純に長く見ていたいから、
何でだろうと思ってしまうけど。

ゆらさん、光樹すばるさん、嘉月さん、越リュウ、灯さん、ゆめみさん、マリエッタ…
(いや、上記の方々が必ずしもこの理屈でおやめになったとはわかりませんよ、わかりませんが)

ずっといるぞ、と決めた少数以外は、
路線スターであろうとなかろうと、
美しい卒業をいつも視野に入れている。
のであろう。おそらく。

私がファンになった頃、
昔より脇の人が辞めるのが早い、多い、もったいない、
と言われていました。
路線を重視しすぎ。脇に役がいかない。
管理職や専科の待遇に変化があったという噂。
いろいろ複合的な理由があるだろうけど。

原節子が43歳で引退したような美学が、
今でもずっと続いているのかもしれないなあ、と思います。
だって今じゃ、吉永小百合とか、岸恵子みたいに、
60代、70代でも異様なほど美しいままの女優さんもいるし(技術の進化?)
お母さん役も、昔のような肝っ玉母さんじゃなくて、綺麗なままの役柄が多くなりました。

でも、昔は美女は美女のまま辞める人がいましたよね。
山口淑子の引退の映画は、
これまでの相手役がちょびっとずつ出て、
作品としてはいまいちでも、お見送り感満載でした。

そういう価値観が、まだあの花園には残っているのだなあ。

頭ではわかっていたんだけどもねええ。
ほんと、もったいないよねえ。

はーあ。



お茶会報告も書きますね〜…
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